以前、1件だけ受任させて頂いたご依頼人様がおりました。
その1件に関しては、処理して終了した次第でした。
それから、一月位後に、そのご依頼人様からお電話があり、朝に警察署から家宅捜索を受けて、6時間くらいにおよぶ調書をとられたみたいです。
よくよく聴いてみると、当初1件受任させて頂いた闇金の他に7者程闇金からの借り入れがあり、当職には黙っていたみたいです。
そして、その内の1件に脅迫まがいのことを言われて、ご自身の通帳を渡してしまったようです。
そして、その通帳が犯罪に使用されて、その名義人であるご依頼人宅へ警察署から家宅捜索が入ったみたいです。
その後も、調書をとられたみたいですが・・・
以前に、当職へ闇金の依頼をした事も、その警察署へ伝えたみたいですが、刑事の方は、闇金処理に関しては、その司法書士か、弁護士に依頼するようにとのことでした。
そして、当職が闇金7者程受任させて頂きました。
聴くところによると、刑事課が担当しているとのことでしたので、その通帳が詐欺か何かに使われたかと思われます。
通常、闇金などは、生活安全課になりますが。
まぁー闇金の嫌がらせなどで、威力業務妨害で勤務先が被害を出せば刑事課になりますが。
よく詳細はわかりません。
でも、ご依頼人自身宅へ家宅捜索が入るということは、警察署は本気で何かの事件を追いかけているのでしょう。
依頼人さんは、脅迫、強要で、無理に通帳を渡したんで、罪には問われないかと思いますが・・・・・・・・・
だから、絶対的に、闇金がご自身の通帳を要求してきたら、断るということにしてください。
何の犯罪に巻き込まれるかもしれません。
下手すれば、詐欺の幇助罪に問われる可能性もあります。
幇助罪とは、簡単に上の例で言うと詐欺の手伝いをしたということです。
手伝いとは、入金口座を使用させたということです。
一時闇金が激減し、オレオレ詐欺に変更し、また闇金が増加し、今は闇金もオレオレ詐欺も関係している時代です。
闇金の集金用の通帳として使用されるならまだしも、オレオレ詐欺で何百万の詐欺に使用されていれば、口座名義人もとことん調べられます。
今まで受任した中で闇金に通帳を渡してしまい、その通帳が凍結されたということはよく耳にします。
警察が通帳凍結の依頼をすれば、名義人が使用している通帳のすべてが凍結されてしまい、新たに通帳も当分の間作ることができません。
そうなると、今現在は給料等、手渡しではなくて、振込ですので、お困りのご依頼人さんも多々いました。
「金融機関等による. 顧客等の 本人確認等及び預金口座等の不正な利用の防止に関する法律」等で、口座の売買、贈与、貸借等は禁止されております。
他人に口座を売る目的で、銀行口座の開設をした場合、銀行に対して詐欺罪が成立する場合もあるので、気をつけてください。