愛しのボニー

元保護犬
2020年9月21日没(推定10歳)
ラブラドール・レトリバーのボニーの思い出

9月21日 命日

2023-09-22 12:20:46 | ボニーへの手紙

あれから3年——

ボニーの大好きだったお父さんもそっちに旅立ってしまった

無事に会えてるかな?

 

そちらの世界も悪くないと信じたい

悲しさ寂しさは日に日に癒えていくものと思っていたけれど

かけがえのないふたりを失った今は

悲しさも寂しさも増すばかり

 

ざぶざぶ川に入っていったあの夏の日も

雪の中はしゃぎまわったあの冬の日も

一面たんぽぽの野原で走りまわったあの春の日も

落ち葉に埋もれながらダッシュしたあの秋の日も

みんなみんなお母さんの宝物

 

ありがとう

いつかお母さんも仲間に入れてね

 

  

 

ボニーが大好きだったラム肉のステーキ

当時買いに行っていたお店まで行ってきた

お店までの道のりは3年前とは様変わりしていたけれど

なにもかも懐かしく思い出していた

突然お彼岸のぼたもちを作ろうと思い立ち

もう夕方なのに作り始めてしまった

ブ…ブサイク(笑)


一周忌

2021-09-21 13:56:11 | ボニーへの手紙

あの日から一年経ちました

 

ボニーのいる場所は こちらとは時間の概念が違うと聞きました

待っていてくれるのかな?

もう少しお待たせしちゃうけど忘れないで待っていてね

 

冷たい鼻 薄い舌 ビロードの手触りの耳

掌はコーンの匂い

稲妻が走ったような背中の毛

バタバタと生き物のように激しく動くしっぽ

 

お腹を上に向けた時のちょっと不細工な顔

大きい目 太くて短い脚

 

手触りも匂いも何もかも覚えている

 

あなたとの出会いは わたしの

「せめて誰かの、何かの役に立ちたい」

という思いから始まったけれど

 

幸せをくれたのはボニー、あなたでした

 

9年近くも一緒にいてくれてありがとう

あなたにとっては犬生そのものでしたね

 

お母さんね、いいことを積み重ねて

ちゃんとボニーのところに行けるように

頑張ってるからね

 

ありがとう

また会いましょう


使われなかったライフジャケット

2021-09-15 10:43:44 | ボニーへの手紙

山中湖の

DOG RESORT WOOF

 

憧れてて ずっと行きたくて

買ったライフジャケット

 

憧れただけで終わっちゃった

ああしてあげたかった

こうしてあげたかった

思いはたくさん残っているけど

 

このあいだ不思議なことがあったの

お仏壇にそなえた

お水とごはんの位置が逆になってた

 

ボニーが元気な時からずっと

お水が右 ごはんが左だったから

無意識にずっとそうなってた

 

お父さんに

「場所、動かした?」って聞いたら

「わたしが勝手に動かすわけないじゃないの」って言う

 

ボニーが来て動かしたんだね

父と母の意見は一致した

 

そしたらね

雲間から急に光が差してきたの

 

ボニーがお空で本当のお父さんお母さんに

会えていたらいいな

うんと甘えていいからね

 

・・・

ただ わたしがボケ始まっただけの可能性も…

 


月命日

2021-06-21 16:41:45 | ボニーへの手紙

あの日から9カ月――

 

とうとう床に敷いていたコルクマットをはがした

そしたらね

ボニーの毛がたくさん出てきた

 

9か月前に

形見にあなたの毛を少しだけ切った

あなたはとても短毛だったからほんのちょっとだけ

 

あまり切ったら目立つと思って

可哀想で切れなかったの

 

でもコルクマットをはがしたら

あなたの生きた証がそこかしこにあって

 

わたしは懐かしい匂いをかぐ

 

バカよね

そのままにしておいたら戻ってきてくれるような気がして

ただ先延ばしにしてた

 

どうしてあんなに慕ってくれたの?

あなたの意志で居たわけでもないのに

どうしてあんなに素直に従ってくれたの?

生き物としてあなたのほうが優れていたのに

 

きっと自分の病気を知っていたよね

気付けなくてごめんね

 

人間は泣き言ばかり言ってじたばたして

見苦しいね

その程度の生き物なんだね

 

それでも

信じて待っていれば

いつか生まれ変わって会いに来てくれるような気がする

信じて待っているから

何に生まれ変わってもあなたと気付くから

 

だからその日を待ってる

また会いましょう

 

 

いつまでもボニーの母より

 

 

 

 

 

 


ボニーへ

2021-05-26 08:26:10 | ボニーへの手紙

ねえボニー覚えてる?

N公園のこと

自然豊かで広くてほどほどに過疎状態で

お気に入りの場所だったね

 

周りに人がいない時には わずかな時間だけれど

リードを外したりもしてたね

本当につかの間の自由

 

少し離れて「ボニー おいでーー!」と呼ぶと

両手を広げたわたしに向かって走ってきたね

 

そして勢いあまってわたしをはじき飛ばしたね

遠くで見ている人が笑ってた

 

あなたは若く 力強かった

あの躍動感 しなやかさ

すばらしい走りが目に浮かぶ

 

あの走りで ボニーは超特急で走り抜けてしまったのかな

あまりにもあっけなくて気持ちがついていけないんだ

 

だからただ 今は「ありがとう」

あなたは永遠にわたしの娘です