ボニーとの生活は毎日新しい発見ばかりで、刺激的で新鮮だった。
ボニーは散歩時に用をたしていて、他は様子を見て庭(というには気が引ける程度のものだが)に出すと、そこで済ませていた。
ある日、室内で大量に放水をした。
また、別の日は朝起きると大量に大がしてあった。
我慢していたのかと謝りながら片付けたが、今思うとあれはわたしを試したのだと思う。
ボニーにしてみればわたしがどんな反応をするのか見極めたかったのではないか。
後にも先にもその一度だけだったから。
「気づかなくてごめんね」というわたしに、少し安心したのかな?
そんなふうに、ちょっとずつ距離が縮まっていった。