あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

数年間、引きこもりで声を出したことのなかった青年がマイクの前でシャンソンを歌いました。

2021-09-12 14:02:23 | 日記

数年前に出会った発達障害の青年がいます。

大学一年で引きこもりになったことを親御さんに相談されて、シャンソンを教えていた青年です。

レッスンに誘った折、最初声も出なくて話そうとしても息だけを吐くという状態でしたが、私は「声は必ず出るようになるんだから焦ることはないのよ」と言った後に、「マイクの前で声を出してみようか」と言うと彼は素直にマイクの前に進むとそこにあったマイクを握りました。何の違和感もなく!

事前に楽譜、歌詞、私が吹き込んだ歌のテープも送っておきましたので、それを持って素直にマイクの前に立ち、ピアノに合わせて歌い始めました。

勿論、声は出ません。「大丈夫! やってるうちに出るようになるんだから、続けよう!」と言ってるうちに4回目に入った時です。

ピアニストが「声が出てます!!」と叫びました。勿論、私だって聴いてるわよ!と言葉にならない感動で体中が震えていました。

数年間、ご両親とも話さなかった彼が歌ったのです。その時の感動は今でも忘れることはありません。きっとピアニストも同じ思いでいるはずです。

この話の続きは次回にまた!1

 


様々な葛藤のなかで高齢者が悩むのを、高齢者の私がどうして助けられようか?

2021-08-18 23:09:51 | 日記

毎日電話をかけてくる同じ歳の女性がいます。60歳の時に神戸での舞台出演で知り合ったシャンソンの仲間です。

20歳の時に産んだ息子のことで悩みを一人で抱え込んでの切羽詰まった相談ですが、88歳の私たち二人で共有できる内容ではないのです。

息子である彼は68歳のピアニストですが、躁鬱病で鬱の時は家にこもって問題はないのですが、躁に切り替わった時が手に負えないようなのです。兎を2匹買ってきて自室で放し飼いにして糞の後始末をしないので、その兎を処分するとすぐまた2匹放し飼いになっているということの繰り返し。

それが続いて一段落した後は、大量に物を買ってきてそのお金の出所を追求すると、家にあったものを売って得たものだとのこと! 何を売ったのかはわからずじまい。

お金がある間は、お酒を飲んだり出歩いたりで所在不明になるらしい。

現在は私の意見にも沿って、行政やプロの個人に相談しながら少しずつ方法が見えてきたようですが・・・。

 


私にとっての終戦は、思惑が外れて新しい人生の幕開けとなりました。

2021-08-17 22:22:25 | 日記

いつの間にか終戦記念日を通り過ごしていたことに今日気がつきました。

最近は雨ばかりで蝉の鳴き声を聞くこともないし、コロナ騒動でテレビから聞こえるのはコロナによる感染増大のニュースばかり!

 

昭和20年8月15日の暑いあの日の昼間、うるさい程の蝉の鳴き声と共に殆ど聞き取れないほどのガーガーというラジオの雑音の前で、家族全員が正座をして玉音(天皇陛下の声)放送を聞いていました。しかし暗い感じのその内容は理解できないままでした。

夕方になり町内会長からの伝達で、日本が戦争に負けたというあり得ない情報を耳にしました。

小学生時代、「鬼畜米英」という言葉を嫌というほど叩き込まれていた私は、すぐに毛むくじゃらの外国人が襲って来るのだと真剣に考えて、どんな明日が来るのだろうと恐れおののきながら、その夕方は、戦争(志那事変)に出征した折の軍服を着た馬上の凛凛しい父の数少ない写真を、五右衛門ぶろを薪で沸かすときのその火で燃やしたことが、鮮明に思い出されます。

多分、戦争にまつわるものを消し去ろうと考えたのでしょう。当時女学校(後の中学生)1年生でした。

 

その後は、当時の私の思惑とはかけ離れた新生の時代、私のキラキラした青春時代の幕開けとなったのです。

 

 


第一回のコロナのための接種が終わりました。

2021-06-22 17:56:47 | 日記

やっとコロナの接種を済ませました

我が家の近くに新しく整形外科医院が開業して、歩いていける距離なので嬉しい限り。

内科には子供の頃から殆どかかったことがなく、私には眼科、歯科、整形外科があれば事足りるので丁度いい塩梅なのです。

高齢故いつまで車に乗れるか分からないので、近場に新しい病院ができるのは大歓迎!

病院の控室の椅子は間が明けてあり看護師さんたちの対応も手慣れたもので、注射だって何十年ぶりだろうと思っているうちに、草の茎を斜めに切ったものが柔らかく刺さった感じで終わりました。

注射ってこんな感じだったかしら?

帰りの足取りの軽いこと!


明日から改めて100歳までの健康寿命維持のための格闘の始まりです。

2021-06-10 18:42:19 | 日記

今日の気温は36度ということです。今年の最高温度!

我が家は南向きのリビングルームの天井が基準より30センチ高いので、冬は奥の壁まで陽が入りとても暖かいのですが、夏は窓際までしか陽が届かずお陰で過ごしやすい設計になっています。

さすがに今日は暑いので冷房を?と思いましたが風が吹いているようなので2か所ガラス戸を開けました。そうしたら何と36度の暑さにめげず涼しい風が遠慮なく入ってきて素晴らしい避暑気分!

昨年の腰椎骨折以来、ストレッチに励んでめざましい進化を得ている筈でしたが、コロナのせいにして続けてグウタラを決め込んでいたら、ものの見事に元の木阿弥!

長い年月、若いともてはやされていたのが骨折によって年相応になってしまい、これを元の筋肉に戻すのは至難の業。

 

さぁ~、明日から若返りのためのストレッチの再開です。100歳までの健康寿命維持のため、標準、或いは類型を否定しながら、明日からの格闘の始まりです。