あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

認知症の夫に、私の説明が少しは理解してもらえるようになったかも?

2019-10-27 09:59:20 | 日記

一日おきにおやつ持参で夫の見舞いに行っています。

会うと「あ、来たのか」と嬉しそうな表情をするのです。

どんどん語彙が貧困になっていて、「子供たちや孫たちは元気にしてるか?」と、最近は「今月は帰れるんだよね」というのが常套句になっています。もうそろそろ具体的な話をしなくてはなりません。

「ううん違うのよ。今は10月なので、12月の11日まではここにいるの! あと1か月半ね。病院は3か月しかいられないから」と言うと、不思議そうな顔をするので、「あなたが自宅のトイレで5回も座り込んだから、まわりと相談してこの病院に入れてもらったの。もう私も86歳であなたと同じ歳だし、あなたの面倒は見られないし共倒れになって子供たちに迷惑かけるのはあなたも厭でしょ?」と、ここまで言うとかなり理解を示す表情をします。小さく頷いてもいます。

「だからもう家に帰るのは無理だから、今息子夫婦とあとで入ってもらう施設を探しているところなの」ここでやっと「そうか、それはご苦労様だね」と「穏やかな表情で答えます。「どうにか可能性のある所を見つけられそうなのよ。ほかのどこよりもいい感じで、我が家から近いので頻繁に顔を出せるし、息子たちもそうすると言ってるので安心して!」「うん!」

ここで話は終わり、彼がおやつをおいしい、おいしい、と食べ牛乳を飲んでテレビを見始めたのを機に「また明後日来るからね!」と言い残して私は帰りました。

 

以前のように強い拒否は見られなくなって、少しは安心できるようになりました。