私のすぐ下の弟がもう危ないから、早く病院に顔を出した方がいいという妹からの伝言をうけて 息子から運転を引き受けるから行こうと電話が入りました。
パーキンソンを病んで、治る筈のない難病の弟が気にならないはずがありません。
しかし1週間ほど前に夜遅く夫が倒れ、それを起こすのを試みて格闘の末、引きずっていつものベッドではなく布団を敷いて寝かしつけて朝を迎え、早々に息子に助けを求めて事なきを得たのですが、その後は体中の痛みがひどく外出を控えていたところだったのです。
合えないままになることには後悔が残るので、息子の運転で高速を飛ばして八代の労災病院へ行ってきました。
目をつぶって口を開けたまま、会話もできない状態だとのことでした。
急いで病室に入り眠っている彼に、「春子が来ましたよ。長い間ご無沙汰でごめんね」と声をかけるとぱっちり目を開けて私を見つめ、すぐ穏やかな顔になりました。
「会えてよかった、嬉しい~!」と言ううとうっすらと涙を浮かべました。しゃべれない彼はずーっと私を見つめたままです。息子もわかったようで彼をも見つめていました。
長い間の思いを吐き出すように私は一方的にしゃべりつづけ、かなりの時間がたち、彼は急に口を動かしながら、絞り出すように大きな声を出し始めました。言葉としては伝わらないのですが、一生懸命さはわかります。
何を言いたかったのでしょう? 泣きそうになるのをやっと我慢したのですが、彼は疲れたのか目を閉じ始めました。
それを見て「今日は合えて嬉しかったよ!また来るからね」と手袋で覆われていた手の上に私の手を重ねたら、大きく自分の手を横に動かしたのです。
最後まで喜びを表してくれた弟に、もう最後かもしれないと思いながら、今日の別れを告げました。
私を長女に7人兄弟の二人がすでに他界し、一人がまた最後を迎えようとしています。みんな私より若いのにです。
辛い辛い一日でした!!
パーキンソンを病んで、治る筈のない難病の弟が気にならないはずがありません。
しかし1週間ほど前に夜遅く夫が倒れ、それを起こすのを試みて格闘の末、引きずっていつものベッドではなく布団を敷いて寝かしつけて朝を迎え、早々に息子に助けを求めて事なきを得たのですが、その後は体中の痛みがひどく外出を控えていたところだったのです。
合えないままになることには後悔が残るので、息子の運転で高速を飛ばして八代の労災病院へ行ってきました。
目をつぶって口を開けたまま、会話もできない状態だとのことでした。
急いで病室に入り眠っている彼に、「春子が来ましたよ。長い間ご無沙汰でごめんね」と声をかけるとぱっちり目を開けて私を見つめ、すぐ穏やかな顔になりました。
「会えてよかった、嬉しい~!」と言ううとうっすらと涙を浮かべました。しゃべれない彼はずーっと私を見つめたままです。息子もわかったようで彼をも見つめていました。
長い間の思いを吐き出すように私は一方的にしゃべりつづけ、かなりの時間がたち、彼は急に口を動かしながら、絞り出すように大きな声を出し始めました。言葉としては伝わらないのですが、一生懸命さはわかります。
何を言いたかったのでしょう? 泣きそうになるのをやっと我慢したのですが、彼は疲れたのか目を閉じ始めました。
それを見て「今日は合えて嬉しかったよ!また来るからね」と手袋で覆われていた手の上に私の手を重ねたら、大きく自分の手を横に動かしたのです。
最後まで喜びを表してくれた弟に、もう最後かもしれないと思いながら、今日の別れを告げました。
私を長女に7人兄弟の二人がすでに他界し、一人がまた最後を迎えようとしています。みんな私より若いのにです。
辛い辛い一日でした!!
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