ただの碁好きな麺や親父の雑記

麺や食堂爺のひねもすのたりのたりかな

ラーメンと氷水

2011-05-30 21:12:08 | 日記
昨日の投稿でふれました出前ですが、昭和30年代は自転車での配達でした。
左手でハンドル右手で出前箱を持って配達しました。ラーメンがこぼれないように慎重に、慎重に
運びました.でもこぼすのです、麺がどんぶりからはみ出したり、スープが無くなったり、冬の寒い時は冷めてしまってあまりおいしくない状態でお出ししていました。
道路も舗装をしていない道が多かったので、たいへんでしたね。
品物を間違えたり、数を間違えたり、配達する場所を間違えたり、自転車ごとひっくり返ってだめにしたり、当時はラーメンに蓋をしないで配達していました。右手のひじをクッションにして、
バランスを取って運んでいました。その後まもなく蓋が開発されたり、サランラップみたいな便利なものがありますので便利になりましたね。
当時コーヒーも、自家製のソフトクリームも,氷水(あずき、ミルク、メロン、イチゴ、レモン)も,売っていました。
真夏の暑い盛りにラーメンの配達を頼まれましてその時一緒に氷水も注文され出前しまして、届くのに5分ぐらいかかりました。そうしたら氷水は溶けて水だけになってしまって、氷水の代金は貰えませんので、サービスしました。
このことは50年も前のことなのに今でも鮮明に覚えています。配達した家も食べたお客様の顔もおもいだします。