バンクーバー2010アイススレッジホッケー競技初日第2試合は
ノルウェー-スウェーデンの北欧同士の対決
1994年リレハンメル大会で決勝を争った両チームだが
パラ・世界選手権で毎大会決勝進出を果たし続けてきたノルウェーに対して
リレハンメル大会優勝の立役者、「ミスタースレッジホッケー」EDOBOM選手が
チームから離れ2004年の世界選手権3位を最後に
戦力もままならないスウェーデン
2006年トリノパラリンピックでは、大会直前にEDOBOM選手が復帰
初戦の日本戦でEDOBOMが1点を挙げるがに1-5で大敗
大会期間中に、EDOBOMが車椅子から転落して負傷し、順位決定戦を欠場
ほぼ6名で再び日本と決定戦を戦いオーバータイムまで健闘したが
2-1で敗北、2008年の世界選手権出場権を確保したのだが
その2008年のマルボロー大会チームを派遣しなかったため
スウェーデンはイギリスと共に自動的にBグループに陥落、
2009年オランダでのBグループ世界選手権を2位で通過
入れ替え戦を経てようやく本戦への出場権を得て、隣国ノルウェーとの差を
大きく開けられた感がある
そして、そのスウェーデンを率いるのは、EDOBOMヘッドコーチ
主力になると思われるのは、KASK、HOLMといった
ソルトレーク銅メダルのメンバーか・・・
対する智将HAGLUNDヘッドコーチ率いるノルウェーは、
リレハンメルから常に決勝進出を果たし
1998長野大会で優勝、2002ソルトレーク大会では
決勝でアメリカとの伝説の死闘を戦い
オーバータイム・シュートアウトまでいっての準優勝、
2006トリノ大会でも準優勝と
世界選手権も含めてランキング2位以内をキープし続けている
少数精鋭ながら、2002大会ベストFWのBJORNSTAD
DFながら、抜群のキープ力とシュート力を持つPEDERSEN
次世代を担う若手のFWのBAKKE、中堅のVAERNAS、ROYNE
さらにベテランのROVELSTAD、HAGEN、SVEEも健在
今回も優勝候補の一角を担うものと思われる。
不安材料は、2008年マルボロー、2009年オストラヴァと
ファイナルの終了間際で失点しているゴーリー JOHANSENの動向と
2009年のプレパラに呼ばれていないためNHLサイズの
サンダーバードアリーナに慣れていない点当たりかと思われた。