第4試合
日 本 3-0-2=5
韓 国 0-0-0=0
得 点 (日)上原 吉川2 遠藤 高橋
アシスト(日)遠藤、須藤、高橋2、石田、吉川2、上原2
アメリカーチェコ戦終了後、またUBCサンダーバードアリーナを出て
チケットチェックゲートへ向かう
本日の最終試合は、日本ー韓国戦、すでに入場待ちしている
応援ツアーのみなさんと合流し再びアリーナへ入場
この試合に勝てば日本は史上初の
決勝トーナメント進出となるが
初戦で敗れた韓国はもう後がないため
必死の戦いを挑んで来ることは必死
会場は日の丸と韓国旗に溢れているが
遠目には全部日の丸に見えてしまう
太鼓を鳴らしながら「大韓民国(テイハミング)」の声援を
送る韓国応援団に対抗して沸き起こる「ニッポン、ニッポン」コール
開始早々いきなり日本陣内に攻め込む韓国
しかし冷静に処理する日本ゴーリー永瀬
その後は日本が韓国陣内に攻め込み
パックを支配し続ける
5:44には韓国陣内右フェイスオフから
安中がインターフェアランスを取られキルプレー
このピンチを逆に韓国陣内に押し込み
4:46に右フェイスオフからパックを受けたDF遠藤が
シュート、韓国ゴーリーCHOIがこれをブロッカーでセーブ
リバウンドが左フェンス際にパックが流れ
これをDF須藤が走り込みながら上原にバックパス
上原が左サークルラインスポット付近からシュート
これがゴールマウス中央付近に突き刺さり
ショートハンドからの貴重な先制点で力の差を見せつける
ゴールした瞬間BGMにトッド・ラングレンの
「一日中ドラムを叩け」が鳴り響く
2002年のソルトレークパラリンピックの時
スウェーデン戦で遠藤がゴールを決めた時と同じ光景
先制点を挙げて堅さが取れたのか
日本は韓国陣内でパックを支配し続ける
そして6:21韓国左サークルからの
フェイスオフで高橋からのパスを受けた
DF石田が、韓国DF陣の注意を引きつけ
ゴール右サイドにフリーで侵入していた
FW吉川に絶妙のロングパス
これをチップインで角度を変えてシュートを
決めた吉川が追加点を挙げる
韓国ゴール前を横切り石田がガッツポーズで
スティックを掲げる
今日もベテランが冷静な判断を見せたパスだった
韓国DF陣もゴール前の吉川をどフリーに
してしまっただけに落胆の色は大きいのが見て取れた
勢いづいた日本は7:41センターサークル付近で
上原ー吉川と繋いだパスをDF遠藤が拾い上げ
韓国右ゴール前にまで突破しシュート
これが決まって3-0とリードを広げる
ここで韓国はゴーリーをCHOIからCHUNGにスイッチ
この後も再三チャンスを迎えるが追加点はならず
12分過ぎには石田・伊藤がペナルティーを取られ
2人少ないキルプレーに攻め込まれたが
ゴーリー永瀬がファインセーブを連発し
ピンチを凌いだ。
1点の失点が韓国を勢いづけるだけに
得点は与えられない・・・
なんとかこのピンチしのげたのは大きかった
第2ピリオドに入って両チームの
チェックが激しさを増し
お互いパワープレーでチャンスを
迎えるが得点に結びつかない
日本チームはゴーリーが変わってから
押し込みながらも追加点が奪えないまま第2ピリオド終了
ちょっといやな雰囲気が漂い始める
第3ピリオドに入り2:52パワープレーから
韓国陣内左ゴール前、上原から出たバックパスを
センター付近にいた高橋が低く浮いたシュート
これをゴール前に詰めていた吉川がチップインでパックの角度を変え
ゴールマウス上部に突き刺さり4点目
さらに4:21韓国ゴール前で2ー1の状態を作り
左サイドを走り込んだ高橋が逆サイドにパス
右サイドパスを受けた吉川が放ったシュートは
枠をはずしフェンスから跳ね返ったパックがゴール裏へ転がる
このパックを左サイドから走っていた高橋が
拾い上げゴール裏を回り右ゴール前に侵入
ゴールクリーズに詰めたDFとゴーリーの間を
バックハンドで押し込み5ー0とし完全なだめ押し
その後FW安中が、チェッキングフロムビハインドで
ミスコンダクトを取られ残り3分を切っていたため
ゲームアウト、マイナーペナルティー分を中村がペナルティーボックスに入る
このピンチにも韓国に得点を許さず5ー0で韓国を
シャットアウトで破りアメリカ戦を待たずに決勝トーナメント進出を決め
初のパラリンピック4位以上が確定喜びに満面の笑みを浮かべる日本チームであった