ひ弱な国会議員 7月8日

テロ対策と言っても、実は、日本では殆ど何もなされていない。地下鉄サリンの教訓は、乗客の立場に立ってみると、ゴミ箱の撤去くらいのものだ。しかし、そのゴミ箱も、無いと非常に不便ということで、徐々に復活しつつあった。

市中において人間がサリンを吸った場合、直ちに解毒剤の硫酸アトロピンを注射しなければ助からないが、救急隊員が現場で硫酸アトロピンを注射できる態勢は、未だに法的にはまったく整っていない。あれから10年の歳月が流れ、政治が解決しなければならない問題なのに、今またサリンがばら撒かれても、当時の二の舞になるだけなのだ。結局は、日本でテロが起こっても、どうにもならないということなのだ・・・。

サミットでの小泉総理の振る舞いを見ても、ブッシュ大統領にこびるシーンしか見て取れない。せっかく各国首脳に会えるチャンスを、小泉総理は生かしきれていない。日米会談もなく、日英会談もキャンセル。カナダの首相からは、国連常任理事国入りを反対され、胡錦濤主席とは会話も出来ずじまい・・・。プーチン大統領の訪日日程が決まったぐらいでは、まったくどうにもならない。小泉総理には、どう善意に解釈しても努力の足跡がまったく見えないから、一国民としても腹が立つ。サミットに何しに行ったの???

日本の国会を、とにかく「正常」な状態に戻そうよ。一人一人の国会議員は、組織にこびず本来の「王道」を歩もうよ。是々非々を貫こうよ。駄目なものは駄目なのよ。「支援しない」なんていう脅しに屈しない、強い「人格」を目指そうよ。そういう脅しに屈するから、永田町のベクトルはおかしな方向に向いてしまうのだから。何ものにも屈しない磐石な人間力を身につけた議員が多数派になるような国会を、一日も早く実現しようよ。
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小泉総理のエゴ解散!? 7月7日

エゴイストの小泉総理にかかれば、会期末の衆院解散も現実味を帯びてくる。とうとう総選挙かもしれない。アメリカに日本を売国するのか否か、その真意を問う選挙と位置づけられるだろう。

今回、最後まで踏ん張った自民党の反対派の議員たちは、少なくとも今回の行動においてはすなおに評価できる。どんな場面においても、周囲にこびず筋の通った態度をとれる議員を選ぶのは、まぎれもなく私たち有権者の責任だ。「人間力」を見抜くための「人間力」を、自ら培うことがやっぱり先決か。

各国首脳がブッシュ大統領の59歳の誕生日を祝って「ハッピーバースデー」を歌った際、おちゃらけ小泉総理は、エルビスプレスリーの歌「I want you,I need you,I love you」を熱唱したそうだ。なに考えてるの・・・・・。最後に、「I give you “郵貯・簡保350兆”」とでも言ったんじゃないの!!

一方で、地球温暖化対策をめぐる討議の中では、マータイ女史が提唱する日本語の「MOTTAINAI」精神への賛同を、小泉総理は呼びかけたそうだ。ブッシュ大統領の前で「I want you・・・」なんて歌っていなきゃ、それなりに説得力もあっただろうに・・・。ナルシスト小泉総理のおかげで、せっかくの「MOTTAINAI」精神の品格に泥を塗られやしないかと、実はハラハラしている。植樹と平和とを見事に結びつけたマータイ女史の崇高な活動に、とにかく恥じない言動を、少なくともサミットの期間中だけでも、ミーイズム政治をひた走る小泉総理には望むばかりだ。

サミットに、テロ!!!
郵政民営化にこだわる小泉総理のミーイズム政治に付き合っている間に、テロリストは虎視眈々と着々と狙いを定めて準備していた。標的が、いつ日本になるかわからない。そう考えると、本当に背筋が寒くなる。

就任当初から小泉総理は何故か世論受けして、マスコミが発表する支持率は、いつも異常に高かった。結果、高い支持率をバックに、小泉総理はやりたい放題。郵政民営化にしても、決して国民利益にはつながらないのに、マスコミのミスリードにより、結果、国民は無関心。東京でも、テロが起こらないと、みんな気付かないのか!?やばいよ、本当に。1人1人が真剣に考えなくちゃならない時がきている。へらへら笑ってる小泉総理は、私たち一般市民の痛みなんて、まったくわかっていないよ・・・。
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