十数年来の座右の書

C型人間―最高のプレッシャーのなかで最大の力を発揮する

講談社

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浜渦氏の天下り 7月22日

浜渦氏と聞いても、一瞬、誰だっけ?と考えなくちゃならないほど、ニュースはせわしなく光陰矢のごとしだ。石原都政の懐刀として、週の半分程度しか登庁しない石原氏に成り代わって、絶大な権力をふるってきたこの人が、ついに都庁を辞職することとなった。不正を摘発するために、わざとやらせ質問をしたと問われ、都議会とのバトルの結果、ついに辞職に追い込まれたが、聞けば十分すぎるほどの天下り先が用意されているではないか。

不祥事の責任をとる形での「更迭」なのに、ちゃっかりと副知事としての退職金3,800万円を浜渦氏は受け取る。そして、天下りポストは、都が約50%出資している第3セクター「東京交通会館」の副社長であり、将来、ここを退職する時も今回同様に相当額の退職金を受け取るのだ。

石原知事は、建前上は更迭しても、「あの人材を埋もれさせてはならない」と、浜渦氏の天下りへの批判をまったく意に介していない様子。所詮、この二人は一蓮托生の間柄。石原都政に、終止符を打つ日もいよいよ近い。この期に及んで、時代の流れに逆行する「天下り」。都政の改革を標榜してきたこの人も、結局はそういう生き方しかできないのだ。

天下りで甘い汁を吸おうとする人間に、高い人格があるとは思えない。が、この人こそ、東京都副知事という要職にあった人なのだ。そろそろ、癒着した都政に真剣にメスを入れることのできる、志高い政治家が必要だ。

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