ブログ復活 はたともこブログは、民主党再生・日本再生を目指す! 9月19日

長らくご無沙汰していたブログ、今日から復活!

怒涛の1ヶ月は、日本の構造の根幹を、大きく揺り動かすような歴史をつむいだ。これまでよりも数ポイントも上昇した投票率、そしてそれらの多くの人々の意志が表れた選挙結果に、たとえ野党の政治家であっても、すなおに向き合わなければならない。

小泉純一郎という人は、政策の中身は赤点でも、勝負勘と有権者の心をつかむパフォーマンスにおいては天下一品だ。その点では、類まれなる才能の持ち主といえる。政党の党首にとって、勝負に勝つためのセンスとパフォーマンスは、絶対条件だ。

新党大地の鈴木宗男氏や、国民新党の綿貫民輔氏と亀井静香氏、更には、新党日本の田中康夫氏を振り返っても、それぞれの個性を如何なく発揮したそれなりのパフォーマンスぶりだった。その点、「日本をあきらめない」という意味不明なフレーズの中を浮遊していた岡田克也民主党代表は、インパクトの面でもまったく土俵に乗っていなかった。このキャッチコピーを考えた張本人はいったい誰なのか、選挙の総括で絶対にただし、二度と同じ轍を踏まないことが必要だ。

民主党がこの選挙で大敗した主要因は、実は、あろうことか政策と戦略広報の誤りにあった。選挙戦後半の新聞広告には、「小泉流の郵政民営化が行われたら、100%国営株式会社が出来上がり、官から民に資金が流れなくなる」とあった。必死に民主党必勝を期して闘っていた私たちは、それを見て唖然とした。100%の株式を単に市場で売却すれば、外資に買収されること、また、民営会社の「経営判断」によって、十中八九、郵便局のネットワークがズタズタにされることが、小泉流の郵政民営化の問題点なのだ。

更に、選挙前から指摘していたことではあったが、唯一、小泉さんへの対抗手段であったはずの年金改革案が、まったく評価できるものではなかったことだ。選挙用の「マニフェスト」になり、民主党の年金法案の欠点は、もろに国民の目にさらされることとなった。長年、厚生年金や共済年金そして国民年金の保険料を支払ってきた人と、最悪の場合殆ど保険料を支払っていない国民年金の人とが、基礎年金部分では一元化されるという民主党案は、不公平感が漂い、決して国民に受け入れられるものではない。

政策に関するこの二つの誤りが、民主党がここまで大敗を喫した大きな理由だと私は思う。年金改革については、是非とも「2階は、支払った金額に比例する、つまり保険料の積み立て方式(たとえば国民年金基金の活用)、1階の基礎年金部分は、消費税を年金目的税とし、それを充てる。厚生年金と共済年金については、職域部分の3階をつくる。」という方向に、軌道修正していただきたい。

私は、戦争を知らない。でも、広島に育ったため、折にふれ平和教育を受け、平和資料館を幾度となく訪れた。そんな私は、戦争は、この世に絶対にあってはならないと固く信じている。集団的自衛権の行使は、明らかに戦争を前提としている。しかし、日本に向けられた例えばテポドンに、対抗する手段が何もないというわけにはいかず、9条に専守防衛の自衛権を明記することは必要だと、私も思う。

民主党・前原新代表が、小泉総理と同様に、アメポチ路線を貫こうとするのなら、国民の目から見て、益々わかりにくい民主党に成り下がってしまうのではないかと、僭越ながら大いなる危惧を抱いている。とにかく私は、このブログを通して、意義ある政策の発信に努め、みなさまとともに、民主党再生・日本再生に一歩一歩近づいていきたいと、決意をあらたにしている!

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