A。 野づらをわたる 秋風に
思いしのばん 初恋の
咲くこともなく 散りゆきし
君のこころの 哀れさを
B。 君が瞳はつぶらにて
君が心は知りがたし
君をはなれて唯ひとり
月夜の海に石を投ぐ (少年の日より)
C。 「めぐる季節」
夏は朝にまたがってやって来る
秋は白い貝殻を巡って
冬は折り重なって霜柱の下に
そうして春は若い眸の中に
さながら希望にぬれて
D。 主よ
秋が来ました。
過ぎ去った夏は
偉大でした。 (りルケ)
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A~Dまでは 古い赤いノートから
作者・役者は記入なし