一週間前の「
岩手・宮城内陸地震」の報道を見るたび
何回か行った栗駒山の立ち寄ったところは どうなってしまったか
気になってしょうがない。
一番初めに行ったのは【世界谷地】
平成元年7月に生協のチラシを見て申し込んだ。
大変だった記憶があるのだけれど【世界谷地】からどういうコースで歩いたか
地名などがはっきりしないので今日、旧居に行ってアルバムを持ってきて見た。
写真は4枚で
A4 1枚 主催のみやぎ生協旅行センターからのものが挟んであった。
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1989年7月23日(日)
【家族そろって
世界谷地探訪】
スケジュール・日帰り
旅程は《ー はバス。・・・は徒歩》
仙台駅(7:00)-宮城IC-築館ICー栗駒ー世界谷地入り口・・・世界谷地(上湿原)・・・温湯(ぬるゆ)休憩入浴)ー築館ICー宮城IC-仙台(17:00)
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これだけの説明で出かけた私と娘(当時小学6年生)
今だったら ネットで情報を集めることも出来るけれど
私が【世界谷地】を知ったのは新聞で見た記事だった。
その写真は白黒で、
尾瀬のように平らな湿原に延びる木の道。
世界谷地から温湯への道が山を下るということは知らなかった。
世界谷地までは困難な所はなかった。
花の時期が終わったのか あまり咲いていなかった。
下の写真のこの場所までも たいしたことはなかった。
(今日 検索したら『
大地森前の変則十字路』という場所です)
この後
温湯(ぬるゆ)を目指して山を下った。
前日までの雨で山道はえぐられて 腰を下ろして足場を確保しながら
一歩一歩下った。
途中、右が山側で木が生えていない崖、左は下のほうに水音がする道があった。
人が一人 通れる幅しかない。
(山肌を削って作った道で人がやっと歩ける幅の道)
戻ろうにも 後ろには人がいるし つかまるところはないし、足元は斜めになっているし
必死の思いですすんだ。
楽なところが少しもない道を降りてこれからバスだと思ったら
「車が迎えに来るはずだけれど 交通止めということだから
温湯(ぬるゆ)まで歩いて下さい」
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みんな くたくたになりながら 川沿いの道を歩いた。
何時間歩いたか記録にはない。
デジカメもない時だったから写真にも情報は残っていない。
1時間以上は歩いたはずだった。
温湯まで来て 立て看板があったので見たら
『工事中 立ち入り禁止』
河原小屋林道(7号 11号)災害復旧工事
発破作業を行うので危険です。
ここから立ち入らないで下さい。
事故がおきても責任は負いません。
など書いてある。
知らぬが仏・・・
こんな危険な道を全く知らずに歩いてきたのだった。
歩いて時間がかかったので予定の入浴は中止で
すぐにバスの乗ったような気がする。
温湯温泉の印象は何も残っていない。
この企画の旅行は きっと旅行担当者が
梅雨時の雨の多さなどを考慮に入れていなかったためだろうし
旅行直前に下見などはしなかったのだろう。
世界谷地のイメージだけでサンダルでも良いかと思っていたけれど
「スニーカー履いてきて良かったね」と娘と話したのをまだ覚えている。
その後、何回か車で栗駒山に車で行ったけれどこれほどまでの印象は残っていない。
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ネットの地図で『世界谷地」を探し、大体の場所をやっと見つけたけれど
被害の状況はわからない。
注:UPの画像は古い写真(4枚)をデジカメで撮ったものです。
デジカメでなら何十枚も撮っただろうけれどデジカメ以前のこと。
デジカメを買ったのは これから12年後の2001年です。
(ネットをつないだのは10年後の1999年)
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