19日、コレド室町のアートアクアリウムに行って
目で涼感を得ようかと企んでいたのですが…なんと入場制限、場内に入るまで1時間待ちの
盛況ぶり!!
…前の日、テレビで宣伝していたし、ある程度は予想しておりましたが。
行列が大の苦手なので、六本木に向かいます。
オルセー美術館展を観るためです(前売りチケットGET済)。
やはり連休初日ということもあり、かなり混んでいました。
人の頭を避けて鑑賞しないとならないので、立ち位置に苦心します。
マネの「笛を吹く少年」は美術(図工?)の授業でもおなじみ。
とても懐かしい感じがしました。
さて、この展覧会で最も印象に残ったのが
アレクサンドル・カパネル作≪ヴィーナスの誕生≫。
同題のボッテッツェリの絵画は非常に有名ですが、私はこちらのほうが好みです。
ヴィーナスの白磁のやわらかな肌、計算か無意識か判じかねる挑発的な視線、
しどけないポーズ…ももちろん良いのです。
しかし!私が気に入ったのは、後ろのキューピッドです!
あのまるまる、ぷくぷくした抱きしめたくなるような質感と愛くるしい動き。
古典絵画の赤ちゃんって、可愛く描かれていないものも多いので、
個人的にツボで、葉書も買いました
ちなみに一番気に入っているのは、左端の貝を吹いている子です。
お腹のぽて具合、お尻の丸さ、ほっぺのぷにぷに感…とても和みますので。
あと強烈な印象を持って眺めたのがウィリアム・ブグローの
《ダンテとウェルギリウス》。
男たちの筋肉の見事さ、苦悶の表情、それを無感動に眺める背後の男性陣、
野卑な笑いを浮かべて空を飛ぶ魔の使い…。
とにかく、登場人物ひとりひとりの心情が生き生きと再現されているのです。
テーマはどす黒いのですが。
ブグローは、美しすぎる女性を描く画家というイメージがありました。
描かれる女性たちが、あまりに端正な美貌を所有しているゆえ、
人間臭さを感じなかったのですが---この絵には、
人間のもつ極限の性根までが炙り出されていて、驚嘆しました。
ブグローを見直しました!(笑)
他にもたくさん見どころはありますので、興味のある方はぜひどうぞ!
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目で涼感を得ようかと企んでいたのですが…なんと入場制限、場内に入るまで1時間待ちの
盛況ぶり!!
…前の日、テレビで宣伝していたし、ある程度は予想しておりましたが。
行列が大の苦手なので、六本木に向かいます。
オルセー美術館展を観るためです(前売りチケットGET済)。
やはり連休初日ということもあり、かなり混んでいました。
人の頭を避けて鑑賞しないとならないので、立ち位置に苦心します。
マネの「笛を吹く少年」は美術(図工?)の授業でもおなじみ。
とても懐かしい感じがしました。
さて、この展覧会で最も印象に残ったのが
アレクサンドル・カパネル作≪ヴィーナスの誕生≫。
同題のボッテッツェリの絵画は非常に有名ですが、私はこちらのほうが好みです。
ヴィーナスの白磁のやわらかな肌、計算か無意識か判じかねる挑発的な視線、
しどけないポーズ…ももちろん良いのです。
しかし!私が気に入ったのは、後ろのキューピッドです!
あのまるまる、ぷくぷくした抱きしめたくなるような質感と愛くるしい動き。
古典絵画の赤ちゃんって、可愛く描かれていないものも多いので、
個人的にツボで、葉書も買いました
ちなみに一番気に入っているのは、左端の貝を吹いている子です。
お腹のぽて具合、お尻の丸さ、ほっぺのぷにぷに感…とても和みますので。
あと強烈な印象を持って眺めたのがウィリアム・ブグローの
《ダンテとウェルギリウス》。
男たちの筋肉の見事さ、苦悶の表情、それを無感動に眺める背後の男性陣、
野卑な笑いを浮かべて空を飛ぶ魔の使い…。
とにかく、登場人物ひとりひとりの心情が生き生きと再現されているのです。
テーマはどす黒いのですが。
ブグローは、美しすぎる女性を描く画家というイメージがありました。
描かれる女性たちが、あまりに端正な美貌を所有しているゆえ、
人間臭さを感じなかったのですが---この絵には、
人間のもつ極限の性根までが炙り出されていて、驚嘆しました。
ブグローを見直しました!(笑)
他にもたくさん見どころはありますので、興味のある方はぜひどうぞ!
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