よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

ゴッホ展(上野)を観に行きました

2019年10月18日 | 美術
ゴッホ展を観に、上野まで出かけました。

実は、10月14日(祝)に、会場の前を通ったんですけど、
人、人、人…とすごい列ができていまして、人混みが何より苦手な私は
そのまま回れ右をしてしまったんですね。



今日は平日の金曜だから、多少はマシかなと思いきや、
…やっぱり館内は混んでいました。

ゴッホ人気をなめちゃいけない。
印象派展覧会に出向いても、ゴッホのところだけ、いつも人が滞留していますもの。


「タンギー爺さん」の肖像画が個人的に好きです。



タンギー爺さんと言えば、この絵が有名ですが、展覧会に出展されていたのは別の絵です。
ゴッホの絵を評価してくれた画材商のタンギーに、ゴッホも信頼を寄せていたようで、
この絵以上に、慈愛に満ちた穏やかな表情を浮かべています。


<ジャガイモを食べる人たち>
この頃よりも、人物の表情描写が繊細になっていますね。

いかにもゴッホ!という糸杉の絵もいいのですが、
農家のひとたちの質素で我慢強い性質を表した人物画も好きです。

あと、暗すぎて何を描いたか判じにくい、鳥の巣の絵も面白かったな。
ゴッホは鳥の巣をたくさん収集していたようです。


解説文を読んでいくと、ゴッホの気性のせいか、いろいろな人と交流をもっても
すぐに袂を分かってしまうように思えました。
娼婦シーンと1年半同棲して、それがもとで周囲と決裂したような解説文もあり
「え?なんで?何があったの?」とゴッホの生き方が気になってしまいました。

弟テオに送った手紙(翻訳文)を読むと、弟にはかなり自分の心を開陳していた
ように思えます。

ゴッホの人生を語った本があったら読みたいな、と思いました。




混んでいたけど行った甲斐がありました!

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