勤め先でも、何人かの方が定年退職をされます。
皆さん、一様に晴れやかでさわやかで、涼やかな気がします。
嬉しいこと、つらいこと、大変なことをたくさん経験し、
約束の時間が来たら「次の場所が楽しみだ」と微笑んで、
後事は若手に任せて意気揚々と立ち去る。
ちょっと思うのです。
人生を卒業する時も、こんな感じじゃないかなと。
今いる場所で為すことを果たしたら、心煩うことなく穏やかに去っていけるのではないか、と。
新入社員よりも、定年を迎えた人の方が、なぜか晴れやかです。
泣き叫んで生まれる赤ちゃんよりも、微笑んで旅立つ人のほうが楽し気なように、
去り際は清々しいものなのかもしれません。
この世にいるうちに悲喜こもごもを味わって「もうお腹いっぱい堪能したから
地球生活は今生で卒業!」と清々しく地球を出発するのが、私の夢。
悲観するのでもなく、疎んじるのでもなく、生きているうちは地球と仲良くし
そして執着を持たずに笑って旅立ちたいですね。
この春、会社生活を卒業し、第二の人生を歩まれる諸先輩方のようなやわらかな笑顔で。