よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

日枝神社のご神木で「樹の気ぼっこ」

2016年09月12日 | 神社仏閣
愛宕神社、金比羅宮を参拝した後、日枝神社に向かう。


山王橋(端にエスカレーターあり)

このようにエスカレーターで赴くこともできるが、できれば表参道(男坂)を歩くほうが良い。




表参道(山王男坂)




私のおすすめは、男坂に向かって右手側に鎮座する、このご神木である。

なんとなく良い気があふれているのがわかる。

数分、樹陰に佇み、深呼吸をする。

日向ぼっこならぬ、樹の気ぼっこ(勝手に命名)だ。

静謐で穏やかな、それでいて力強い気を感じる。

樹の気ぼっこを終えたら、心の中でご神木にお礼を言って、男坂を黙々と上がる。




本殿に参拝。




夫猿




妻猿と赤子


妻猿を撫でると運気が上がるというが、敬意を込めて両方に触れてきた。




末社


    

日枝神社の御祭神は、大山咋神(おほやまくひのかみ)である。


相殿に鎮まる神々

•国常立神(くにのとこたちのかみ)
•伊弉冉神(いざなみのかみ)
•足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)


いざなみ神は、個人的に大好きだ。

黄泉平坂で夫のいざなぎ神と永訣する場面では「愛しい男よ」「愛しい女よ」と呼び合う。

恥辱と憎悪と憤怒の中にあっても、相手に対する想いが仄見えるこの言葉のやりとり、
矜持と情愛の深さを感じ、しみじみとするのだ。

古事記と言えば「天の岩戸」「ヤマタノオロチ」が有名だが、
私は「いざなぎ・いざなみ」のくだりが一等好きなのである。

そのような理由で、この日枝神社には崇敬だけでなく、親しみ、懐かしみをおぼえている。



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