よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

極東シベリア紀行ー④シベリア鉄道

2016年09月07日 | 旅行
モスクワからウラジオストクまでを9297㎞。
この世界最長の長さを走るのがシベリア鉄道である。

全駅を制覇するには、7日かかる。
今回はイルクーツクからウラン・ウデまで約8時間半の試乗をする。

豪華なものではない。庶民の足を体験するのである。



イルクーツク駅



係員のお姉さん。
顔は綺麗だが無愛想である。



二等車に乗る。4名のコンパ―メント。
二段ベッドになっており、4名は横になることもできる。

先ほどのお姉さんが押しつけるように
ビニール袋(中にシーツ、枕カバー、タオルが入っている)4つを渡したので、
「ニエト スパシーバ」(No thank youの意味)と断ろうと試みたが
「ニルズィヤー(だめ!)」と受け取ってもらえなかった。

…個別サービスを求めてはいけないらしい。

嵩張って邪魔なので、上段に積むことにした。







車窓からの風景。窓が汚れているので、綺麗な写真を撮影するのはむずかしい。
ロシアの乗り物は、おおむね埃をかぶっている。



この日の昼食(旅行会社が準備したもの)。

かなり激マズ美味とはいいがたく、林檎を食べたのみ。



バイカル湖をのぞむ。

コンパ―メントの皆さんと、世間話などをして過ごしたのち、私も上段のベッドでひと眠り。
ツアーのお仲間は眠っていたり、酒盛りしたりと修学旅行状態。

「線路を人が歩いている」「鳥がいる」「牛だよ」などの声がうっすらと耳に届く。
だんだん乗車に飽きて、動くものを目で追っているのだなと面白く聴いていた。



ベッドの上から撮影。結構高い(推定床上150~160㎝)。
隣で寝ていた方は、落ちないように洗濯紐でセーフティーネットを作っていたが、私は狭いところで寝るのが得意なので、そのまま寝ていた。

降りる前に、係員のお姉さんが、シーツの回収にやってきた。
シーツは2名分しか使わなかったので、4つ配ることはなかったのになあと思いつつ、渡された分すべてを返す。

4つ渡し、4つ回収する、という決まりになっているのだろう。



ウラン・ウデに到着。


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