ムンク展—共鳴する魂の叫びを観に行きました。
ムンクとの出会いは、12歳の頃。
家にあった画集の、その陰鬱でインパクトのある絵に怯え惹かれました。
特に怖いと思ったのが「嫉妬」という作品です。
林檎の下で語らう男女に背を向け(顔を正面にし)
定まらない濁った虚ろな瞳を何処かへ向けている男の絵。
嫉妬の対象にまなざしを向けない分、
どろどろの感情が流れてくるような恐ろしさを感じたものです。
私が見た絵とは違いますが、同じ構図で「嫉妬」の絵もありました。
思春期の戦慄は甦らず、なんとなく懐かしい友人に会えたような
不思議な感覚をおぼえました。
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ムンクと言えば「叫び」。
これを間近に見るため、行列に並びました。
会場内が大変混んでいるため、止まらず、歩きながら見るように
アナウンスが流れているのですが、つい立ち止まる観覧者も多いのです。
係員の男性が
「止まらずに進むよう、お願いしているはずです!!!」
とむっとして注意していたので、思わず苦笑しました。
正直、ムンクがこんなに人気者だとは思っていなかったのですが
場内は人、人、人…で大混雑です。
(シルバーデーは、入場まで60分待ちらしい。すごい。)
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「灰」
この絵も懐かしさがこみ上げます。
平成14年の北欧旅行で初めて邂逅しました。
そのときのガイドさんが
「愛の交歓を終えた男女の姿を描いたものだが、
二人の間に、精神的な交流は何もない」
という説明をしてくれたのを思い出します。
確かに、ふたりは幸せそうではない。
(ムンクの絵は、全体的にあまり幸福感はないと思います)
今回の展示説明では、そういう解釈はなかったので、
また違った見方ができて面白いですね。
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「マラーの死」
ムンクは痴情のもつれより交際相手の女性に撃たれ、中指の一部を欠損するという
事件に見舞われます。
この「マラーの死」も、そんな自分を投影していたのでしょうか…。
いつも思うのですが、絵画をを文字で解説するのはとても難しいのです。
(どんな解説を紐解くよりも、実際に観たほうが絶対に響くから)
そういう理由で、美術館巡りをする割にブログネタにすることは
少ないかもしれません。
<鑑賞済>
・フェルメール展
・ルーベンス展
・フィリップス・コレクション展
観たい展覧会は見終えたので、当分、美術鑑賞は打ち止めです。
少し寂寥を感じています…。
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なるべく芸術に親しみたい
ムンクとの出会いは、12歳の頃。
家にあった画集の、その陰鬱でインパクトのある絵に怯え惹かれました。
特に怖いと思ったのが「嫉妬」という作品です。
林檎の下で語らう男女に背を向け(顔を正面にし)
定まらない濁った虚ろな瞳を何処かへ向けている男の絵。
嫉妬の対象にまなざしを向けない分、
どろどろの感情が流れてくるような恐ろしさを感じたものです。
私が見た絵とは違いますが、同じ構図で「嫉妬」の絵もありました。
思春期の戦慄は甦らず、なんとなく懐かしい友人に会えたような
不思議な感覚をおぼえました。
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ムンクと言えば「叫び」。
これを間近に見るため、行列に並びました。
会場内が大変混んでいるため、止まらず、歩きながら見るように
アナウンスが流れているのですが、つい立ち止まる観覧者も多いのです。
係員の男性が
「止まらずに進むよう、お願いしているはずです!!!」
とむっとして注意していたので、思わず苦笑しました。
正直、ムンクがこんなに人気者だとは思っていなかったのですが
場内は人、人、人…で大混雑です。
(シルバーデーは、入場まで60分待ちらしい。すごい。)
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「灰」
この絵も懐かしさがこみ上げます。
平成14年の北欧旅行で初めて邂逅しました。
そのときのガイドさんが
「愛の交歓を終えた男女の姿を描いたものだが、
二人の間に、精神的な交流は何もない」
という説明をしてくれたのを思い出します。
確かに、ふたりは幸せそうではない。
(ムンクの絵は、全体的にあまり幸福感はないと思います)
今回の展示説明では、そういう解釈はなかったので、
また違った見方ができて面白いですね。
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「マラーの死」
ムンクは痴情のもつれより交際相手の女性に撃たれ、中指の一部を欠損するという
事件に見舞われます。
この「マラーの死」も、そんな自分を投影していたのでしょうか…。
いつも思うのですが、絵画をを文字で解説するのはとても難しいのです。
(どんな解説を紐解くよりも、実際に観たほうが絶対に響くから)
そういう理由で、美術館巡りをする割にブログネタにすることは
少ないかもしれません。
<鑑賞済>
・フェルメール展
・ルーベンス展
・フィリップス・コレクション展
観たい展覧会は見終えたので、当分、美術鑑賞は打ち止めです。
少し寂寥を感じています…。
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なるべく芸術に親しみたい