よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

嫌われる勇気

2014年12月18日 | 読書
「本当に頭のいい人は、難しいことをわかりやすく説明する」という。

『嫌われる勇気』を再読して思ったのは、アドラー心理学を
何故こんなに難しく書いてしまったのだろう、ということだ。

まず「青年」「哲人」のシナリオ(対話)形式は馴染みにくい。

その上、この青年が事あるごとに「それはおかしい!」
「ますますわからなくなってきた!」と混乱をきたすので、
読者まで青年視点で“複雑な思想”と感じやすくなる。

他のアドラー心理本を読んだとき、非常に腑に落ちる考えだと
思ったのだが…この本は内容は良いが、妙な読みづらさを感じる。


        


人生相談の悩み四分類は「人間関係」「健康」「財産」「将来の夢」
とどこかで聞いた記憶がある。

アドラーは「悩みはすべて人間関係である」と断言したが――
財産、将来の夢は他者との比較に因るとしても、健康は対人関係の
悩みと若干違うような気がする。

多少「人間関係」に絡む健康問題もあるけれど。

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