よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

マチネの終わりに

2019年11月03日 | 読書
福山雅治さんと石田ゆり子さんの映画の予告編を見て、原作を読んでみた。

序文で著者の平野さんが「主人公2人にはモデルがいる」旨、言及していますが
これは真実なんだろうか…つい作家のフィクションなのではと疑ってしまう。


物語は…三角関係、すれ違い、誤解、人間関係のもつれが続き、
ちょっと韓ドラか?と思ってしまうところも。

いや、もしかすると恋愛小説は概ねそういう要素でできているのかも。
最近、小説そのものを読まなくなっているので、ちょっと忘れてしまっている。

(なぜなら、現実生活のほうがリアルだからだ)


早苗の「あの人の脇役でいたい」というのは、共感できないな…。
やっぱりね、自分の人生は自分が主役だ!と思うので。

誰かのために生きたいと思っても、主体性がないわけじゃない。
マザーテレサは、充分自分の思う人生を生きているように。

読後感は…誰が幸せになったのかよくわからず、皆欠損を抱えつつ、でもそれが
埋まらないまま、生きているように思えて、楽しい印象は受けなかった、かな。


原作は主人公はアラフォー、映画はアラフィフ。
子どもを持つか持たないか、ギリギリで悩む描写は、どうなったんだろう?
でも…映画は観なくてもいいかな。


楽しくてすっきりする話を今は読みたい

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