ドイツ東部のマクデブルク中心部で20日、
観光客が集まるクリスマス市に車が突っ込みました。
独公共放送ARDによりますと、5人が死亡、
200人が負傷したということです。
地元警察は車を運転していたサウジアラビア国籍の
男(50)の身柄を拘束した、と発表しました。
マクデブルクは、ザクセン・アンハルト州の州都。
男は約400メートルを走行して次々に人をはね、
追跡してきた警察に拘束されたということです。
亡くなった人の中には子供もいました。
ARDによりますと、男は2006年にドイツに移住。永住権を持ち、
ザクセン・アンハルト州の病院に医師として勤めていたということです。
交流サイト(SNS)上ではイスラム教に強い反発を示し、
「元イスラム教徒」を自称、ドイツで移民排斥を訴える右派政党への
支持を示していたといいます。男の車はレンタカーでした。
ドイツでは2016年12月にもクリスマス市に車が突っ込み、
13人が死亡する事件が起きています。
犯人はイスラム国(IS)を支持する男でした。
今回の事件で、移民をドイツが大量に受け入れたことに対する批判が出ています。ドイツの右派政党にシンパシーを感じているということですが、車を使って大量〇人事件を起こす手口はイスラム国が称揚する手口であることが気になります。
ドイツではアンゲラ・メルケル元首相がAP通信の取材に対し、
「政治的庇護に対する権利は、
庇護希求者に対する上限を設けてはいない」と述べ、
亡命を求めるシリア人からは「慈悲深い母」と呼ばれました。
2015年から2020年までに計約360万人の移民が受け入れられると政府が予測していると、2016年2月、新聞で報じられると、ドイツ政府は火消しに追われたことがありました。何しろドイツでは難民支援に年間2~3兆円かかっているそうです。
2040~50年にはイスラム教徒が
キリスト教徒の人口を超えると言われています。
宮城県は急増するインドネシアからの労働者のために土葬ができる場所を提供することを考えている、と朝日新聞が報じました。しかし埼玉県川口市でのクルド人問題に対する政府や埼玉県、川口市の対応を見ていると、不安はぬぐえません。
2050年までに日本は人口が3000万人ほど減ると言われています。1000万人前後を移民で補うべき、との提言を自民党の外国人材交流推進議員連盟が打ち出したことがありました(石破茂首相もメンバーでした)。
日本人残留孤児2世、3世に対する国の対応、彼らを取り巻く環境の悪化を見ていると、そんなことを実行したら大変なことになるのは、火を見るより明らかです。先のことも考えない安易な人道主義は国を危機に陥れます。
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