■ダウは続伸:最高値更新(33072)。「米国でコロナワクチン普及が加速、経済活動の正常化が進むとの見方で景気敏感株を中心に幅広い銘柄に買い、取引終了にかけて上げ幅を広げた。ミシガン大学の3月消費者態度指数(確報値)は速報値から上方修正され、1年ぶりの高水準。FRBは25日、新型コロナのまん延で大手銀行に課していた株主還元制限を6月末で解除すると発表。新型コロナ禍からの回復で「経済の正常化が進んでいることを示唆し、投資家心理を上向けた」インテルが5%高、のキャタピラーやハネウェルなどの景気敏感株やVISAなど消費関連株、チェースなどの銀行株も高い。ナスダック続伸13138」。
■原油は反発(60.97)。「スエズ運河で座礁した大型コンテナ船が航路を塞いでいる問題で、航路再開のメドが立っていない。目先の原油供給が細るとの見方。コンテナ船の離礁作業には「数週間かかる」との見方が強まった。「想定以上に作業が長引くとみられ、供給不安から短期的な先高観が意識」、市場では「年後半の世界景気の回復に伴う需要持ち直しを考慮すると、売られ過ぎていた」との声も。「OPECプラス」は来週に会合を予定している。「5月も協調減産の現行維持を決める」との観測が浮上」、●金は反発(1732.3)。
■米国債は続落(利回り上昇1.67%)。「接種目標倍増によるワクチン普及で、米景気の回復基調が強まるとの見方。株高で債券には売り。25日に米財務省が実施した7年債入札が「低調」だったことを手掛かりとする売りも続いた。追加経済対策による財政赤字拡大で米国債の発行が増えるとみられ、債券需給が緩むとの懸念。2月の米個人消費支出(PCE)は前月比1.0%減と市場予想以上に減ったが、1月分は上方修正。ミシガン大学発表の3月米消費者態度指数の確報値は速報値から上昇修正。春以降、米景気の改善基調が強まるとの見方も債券売り材料」。
■日経平均先物夜間引けは、29440。
■(為替)109.53-109.84のレンジ、17時は109.70近辺。ユーロは1.1773-1.1806のレンジ、17時は129.35/1.1795近辺。 . . . 本文を読む
米南部ジョージア州のケンプ知事(共和党)は25日、郵便投票の規制など有権者の投票権を制限する法案に署名、同法が成立した。米メディアが伝えた。州議会多数派の共和党が主導したが、民主党からは党利に基づくものだとの批判が出ている。
伝統的に共和党の地盤だったジョージア州では昨年11月の大統領選で激戦の末、民主党のバイデン大統領が勝利。危機感を強める共和党は、州議会で多数を占める各州で投票権の制限に向け動いている。
制限法は、不在者投票の身分証明を厳格化するなどの内容。民主党は、同党支持者が多いとされる黒人などマイノリティー(人種的少数派)を標的にしたものだと批判している。
(*日経 記事より)写真:郵便投票の規制など有権者の投票権を制限する法案に署名した米南部ジョージア州のケンプ知事=ロイター . . . 本文を読む