目覚まし時計に頼らず、朝起きる時間を意識して自発的に目覚めると、朝だけでなく昼の覚醒度も上がることが、国立精神・神経医療研究センターの池田大樹研究員の研究でわかった。
27日から秋田市で始まる日本睡眠学会で発表する。
池田さんは、15人の男性(平均年齢41歳)に目覚まし時計を使う場合と使わない場合で、5時間の短めの睡眠をそれぞれ4日連続でとってもらい、数字に反応してボタンを押す簡単なテストで覚醒度を比較した。その結果、寝不足がたまった4日目では、起きる時間を意識して自発的に目覚めた方が、テストの反応時間が朝で12%、眠気が強まる午後2時で20%短く、覚醒度が高かった。自身で感じる眠気には差がなかった。
池田さんの過去の研究では、起きる時間を強く意識する訓練を1週間続けると、8割が目標時刻の前後30分以内で目覚めることができた。
池田さんは「十分な睡眠を取るのが一番良いが、取れない場合も、起きる時間を意識して自発的に目覚めることで、覚醒度を高めることができる。目覚まし時計に頼らない生活を試してほしい」と話す。
ギズモード・ジャパン 6月24日(月)11時5分配信
科学者は偉大。
科学者は偉大。
カナダの鉱山の岩盤の中から地球最古の15億年以上前の水が発見され先月大騒ぎになりましたけど、あれは不味くて不味くて飲めたもんじゃないと試飲した科学者が証言しております。
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その核心の話に移る前に発見のときめきポイントをおさらい。
・水中の放射性原子の崩壊っぷりからは控え目に見積もって15億年、最長25億年も岩に閉じ込められていた可能性!
・岩から水素が豊富に溶け込んでるので、これ食って古代の微生物が脈々と生きながらえてきた可能性!
・地上の進化とは無縁の進化を辿った可能性!
・もしこんな隔離された環境で生きていけるなら、火星の岩ん中も似たようなのがウヨウヨいる可能性!
・「地球と火星の最初期の歴史を見ると、地表冷却後の最初の約10億年はものすごく似てる。地球に起こって火星に起こらない道理はないですからね」―NASA科学者キャロル・ストーカー氏
なんせ地球の年齢の半分近く古い原始スープですからロマンが膨らみっ放しなわけですが、ロマンはロマンとして味は糞不味いらしく、調査を率いたトロント大学のバーバラ・シャーウッド・ローラー(Barbara Sherwood Lollar)地球科学教授はLAタイムズのインタビューでこのように語ってます。
■とてもとても古い水ってどんな感じなんですか?
まず最初に驚くのは、しょっぱいことね。水と岩の化学反応のせいで、ものすごくしょっぱいの。水道水よりトロンと粘性があって、濃度はすごく薄いメープルシロップみたい。出てくる時は無色なのに酸素に触れた途端オレンジ色に変わります。これは水中のミネラル、特に鉄が形成し始めるせいですね。
■もしかして味見した?
白状すると、たま~にやっちゃいました。まずいです。海水よりずっとしょっぱい。絶対飲みたくない感じ。一番塩分が強い水は一番古い水ってことなので興味あるんです。どっちが一番しょっぱいか確かめるには汚いけど味見するのが一番早い方法なんですよ。学生にはやらせないけどね。
「たま~に」って1回じゃないのか...。しかもインタビューでは「また舌の上で転がさないといけないかも」と言ってます。独自の進化を辿った微生物が入っているやもしれない15億年だか25億年だか前の水となんの躊躇もなく舌の上で転がす科学者! 勝てる気がしません!
参考記事:http://articles.latimes.com/2013/jun/08/science/la-sci-ancient-water-qa-20130608 [LA Times]
時事通信 6月24日(月)2時3分配信
マウスの脳や胎児など、ホルマリンで保存した生体組織を3日程度で透明にできる試薬を開発したと、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の今井猛チームリーダーらが23日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。
従来の同様の試薬は透明にするのに2~3週間かかっていた。簡単に透明にして特殊な顕微鏡で観察できるようになり、脳の微細な神経回路などの解明が進むと期待される。
この試薬は、脳の奥深くを見るという意味の英語から「SeeDB(シーディービー)」と名付けられた。果物に多く含まれる果糖が主成分で、観察したい生体組織へのダメージが少ない。
今井さんらは実際にこの試薬でマウスの脳を透明にし、大脳の左右半球間をつなぐ神経線維の束を蛍光たんぱく質で目立つようにして1本ずつ観察した。嗅覚情報を処理する嗅球で神経がどのように配線されているかも観察できた。
マウスの脳や胎児など、ホルマリンで保存した生体組織を3日程度で透明にできる試薬を開発したと、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の今井猛チームリーダーらが23日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。
従来の同様の試薬は透明にするのに2~3週間かかっていた。簡単に透明にして特殊な顕微鏡で観察できるようになり、脳の微細な神経回路などの解明が進むと期待される。
この試薬は、脳の奥深くを見るという意味の英語から「SeeDB(シーディービー)」と名付けられた。果物に多く含まれる果糖が主成分で、観察したい生体組織へのダメージが少ない。
今井さんらは実際にこの試薬でマウスの脳を透明にし、大脳の左右半球間をつなぐ神経線維の束を蛍光たんぱく質で目立つようにして1本ずつ観察した。嗅覚情報を処理する嗅球で神経がどのように配線されているかも観察できた。