ひっちょべーた（そべーた）のおば

ひっちょべーた（そべーた）のおば
ひっちょべーたの、おばが、じょうめが、まるんでしもうらら。
どこかのとけい、かいとう、おべーがあろがのう。
へびめで、ひっちょべーたらてよ、はなしどうがの。
われより、てつ、としがうえどうが、ねっこけとき、
わるさーして、あすんだらよ。あんだか、さめーしけことどうじゃ。
おばは、わが、ほうどが、おっとちゃんの（われの、おうさまだらよ）、
おとうとの、よめどうがの。
にぎやかに、しゃべろひとだらっけいがのう。
ねっこけときどうて、おばが、しゃべろことが、おもしろくてしんでのう。
おやこも、こしーになってしもうらら。

はや

あいやいやい、だらのう！？

あんだかのう？くにしゃん、いこめいも、ひっかすって、しもうらら！
しょてーに、ろくが、しといとう、うたのばんぐみょ、おもいでーて、まばったあらんねーや、
うたのもんくの、なかげい、八丈弁が、でてきとうじゃ！
北原白秋てよ、ひとが、そのしょ、つくらっていがのう！。
「チンチン千鳥」てよ、うたで、おじゃろがのう。
ちんちん千鳥

北原白秋
　　ちんちん千鳥の啼なく夜さは、
　　　　啼なく夜さは、
　　硝子戸しめてもまださむい、
　　　　まだ寒い。

　　ちんちん千鳥よお寢らぬか、
　　　　お寢らぬか、
　　夜明の明星がはや（早）しらむ、
　　　　はやしらむ。

昔の日本語だし、八丈方言だっていがのう！
どこのとこだか、しっかり、よんどってい、歌ってみると面白けじゃ！？

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おじゃれよーい

恥がましがらずん、おじゃって見ればよけどうじゃ。
わがえの床屋　げいおじゃりやれ
ほうべいとあおばしょんせばよけじゃ
茶飲みばなしょ、しょもよけどうじゃ（ちゃーわもっておじゃれよ）
かわいしけしとどうとほっちきうれしけがのう
あんののう、にくさどうおのこごでもあだん、えーてになってけろじゃ
　

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やんご

　やんご
母は（本人は）、誰の子供か分かっているが、
誰とも明かさずに育てている子供のことをやんごといいます。
今でいえば未婚の母の子供のことです。
かなどごーの、がんがらみちー、めーにちいこーどーが、
あっだんもかだんも、ならずに、ゑの、めーりー、へーずりみこーどーが、
てっつも、いきやいもせず、へーてー、はなしん、なりんなからら、
ほいでも、きねーの、くれえーになって、やっとはなしだけは、
できとーどーが、まだあだんなるか、わかりんなか

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めならべ2

１３、４歳～２４，５歳までの処女をめならべという。
女童（めならべ）は機織り、糸繰りなどをしながら、いとしい男を思い歌を作り唄った。
＊実かまことか、程知れたなら、野暮に返事は、しはせまい
＊文のたよりで、心は知れた、逢うてしみじみ噺たい
＊噂いうまい浮名がたつと、思いながらも口外（くち）へでる
江戸時代のめならべは教養がないと思われていたが島訛りのないきれいな言葉で歌を作り恋歌をうたって
いた。文字も読み書きができないと思われていたが恋文（やたけの寝覚草）も残っている。

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