八丈島の方言で遊ぼう 

方言だけだよ わかりんのうこともおじゃるのうが!?あんでもかってみればよけどうじゃ

けいの、はなし

2022-03-07 21:32:47 | つぶやき

けいわ、かいぎがあってのう。
コロナのせいで、あつまりがよくなかろうが、
そいいでもあだんか、会議にならら、
みんながまじめで、うれしくおじゃろじゃ。
げんきどう、かおー、まばれて、ほっちき、うれーしからら。
まだちーと、こげーとうが、よけようきで、よからら。
会議がおわとってい、うんどうが、たりんのおて、そのへんよ、えーんで、みとうがの。
はや、ふりじやのはなの、しっかり、さいたあろとこが。あららよ。
川津桜ははっぱ、ばっかり、ほとけのざは、まんかいだらら。
ふきのとうも、とうがたって、かみごろが、すぎたあったあのう。
またあすも、よけようきだあば、うれしけがのう。

かんじょのことだあよ。

2022-03-07 21:27:51 | つぶやき

かんじょのことだあよ。
かわや、雪隠、東司。まんわ、「便所、手洗い、化粧室、はばかり、トイレ」てよじゃ。
はばかりは、ふるいかのう?。
はちじょうじゃ、かんじょーて。むかしわ、いったあらんのうがのう。
われよい、ちーと、ねっこけひとらも、そごんいったあらろうがのう。
あんだかわかりんのうが、「十訓抄」てよ、昔の本に
「上人、閑所にいて手を合わせ云々、、、」て、
かいてあらろうがの。
わがねっこけときにゃ、かんじょうしばーよ、かみがわりん、つかったあらろうがの!

為朝とクレドの清水 三根弁 民話

2022-03-05 21:33:07 | つぶやき
為朝とクレドの清水 
 昔のぉ、島げぇ為朝様が来た時のぉ、底土から上陸して、
くれ土のままを、のぶって、ちょっと、平らなのぉ、所げえ、出たっていや。
あんまり口が、ひてひて、すていて、その、ままげえ、弓をつかってのぉ、穴を開けた 
っていや。そごんしたぁらのぉ、その穴から清水がわき出たそうだ。
そいで、その水で口を潤したそうだ。
そいから、くれ土には、水が、わきでろんごん、ならっていや。
わが、ねっこけ、ときは、若い衆の、天草を、むぐっとていは、
口が、ひると、みんな、飲みに、いから。そいかあ、そこを横しゃん、
すすんで田原に出たっていや。そごんして、あらっていねんや、
三羽、鳥めが飛んできたっていねいや、為朝が、家来に「あの鳥を射てみよ」とやっていや。
そごんしたら、仲次郎と言う人が、一本の矢で三羽うちおとしたっていや。
そうしたらのぉ、為朝が心の中で「うむ、一矢で三羽うちおとしたからには、
うっかりするといまの自分の位を取られるかもしれない」と思らっていや。
いそいで仲次郎を刃で切らっていや。
仲次郎は切られたとこげえ祀られてのぉ、田原の神様にしたっていや。これは水の神様でもあるていや

人捨穴  民話だあよ 樫立弁

2022-03-05 16:58:41 | つぶやき

人捨穴           
 昔、五十歳になると、まんの、伊郷名にあろ、人捨穴に人を捨てに、いかちいや。
中には、親孝行どー人があって、五十歳どーに、四十九歳どーて、うそ-つかっチイヤ。
だらーち、かももの、なっけどぃて、そがんもできずにしょうがなく、すてーいかちいや。
そのころは「ヤクナ、トコラ、カズラフジの根、あしたばの根しゃーが、
普通かもものどーくらい」ひどけ生活だらっチイヤ。
なかには、なぶれて、かもものー、やりーいかーひとも、あらっちいがさ。
昔「ミヤダマ」といって、芋を塩で煮て、スニヤゴにウラジロを敷いて、
そんなきゃ入れて、十二月十三日と一月十三日とに人捨穴へ、
さげて行って、かませとう話どーが。
穴の中でよく貝がらよ、見かけるチイが、それは、その穴が、
三根の底土が浜まで続いてあらチイヤに、
あんまり、かちいろで、とりーいって、かまちいがの。
そりー今考えると涙がでてくろじゃ。
だりゃーち、われも五年前に入れられて、今頃は穴のなかどーもの。
ところがその頃、財産を取り上げたり、やたらに人の命を取ったりそ、悪けさむらいがあらちいや。
ある日いつものがん、人を殺したりしてあろうち、あるお婆さんよ殺そーしゃーてしたチイヤ。
そらぎーの人が、泣いてたのんでも許しんない。
どーがそのおばあさんは、かんねんしとーがん、
手よあわせて、目よつぶり、その人の前に座らチイヤ。
その姿を見て、いくら彼でも一寸まよって
「縄を五十ピロなって、焼いても灰になりんなければ、許してやる」
と出来そうもなっけことを、いわっちいや。
そらぎーの人は、できそうもなっけこと、どーやん、皆泣いて泣いてしたチイヤ。
ところがそのおばあさんは、黙ってなわをない、椿の油をかけてやかっちいや。
すると、どがんしたことだろう。焼いても灰にならずにのこらっちいや。
皆本当に、びっくりしたっちいや。
これを見て
「としよりは、よけ事おびいてある。まんからは、としよりよすてるのーやめろがん」
と言って百五十年位前、捨てろみー、やめたっちいや。



こげーてしんだ、二月のはなし

2022-03-04 15:06:41 | つぶやき
立春よ、すぎてかーもこげーてしんで、あだんもだらーよ!。
あんにょもそきん、なりんなからら。
さんがつになって、やっとこさ、ちーとぬくとく、なってきとうじゃ。
ほいでも、ころなのせいで、どけいも、でられんなかよ。
としょりは、よーらしたあれーてよことだかのう。
やもうまばると、ちーとは ほきめどきだらのうてって、うれしくなろじゃ!。
はいく、もとんもどって、ほしけじゃのう。


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