いつものように玄関のほうから
「じゃあね~!」
っという息子の声。
母は遠くから「はいよ~」
ドアの閉まる音がした。
butしかしbut、3・4分位たったろうか…
再びドアの開く音。
なんだろうと思って玄関を覗いてみると
「靴べらもってっちゃった~!」
っと息の荒い息子が言う。
見ると確かに息子の手には靴べらが握られている。
「しかもバイクのところで初めて気づいた」
っと更に加えてくれる。
我が家は5階だ、バイクのある場所まですぐにたどり着くわけではない。
それまで気づかなかったってわけ~?こんなに長い靴べらなのに~
?
「ネタの提供ご苦労様でございます」
っと母は答えた。
今日一日きっと息子は愉快に過ごせるに違いない。
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