たかが親子されど親子、そして兄弟そして夫婦そして自分

いづみかほるの様々な想い(世のファミリーをテーマにエッセイ風に綴っています)

家族の死の意味

2010-07-24 09:18:01 | エッセイ風

命の終わる時は教えてもらえないのです。
父は、自分が8才の時に突然逝ってしまいました。
自分も母も兄も誰もそんなこと想像もしないことでした。
信じられなくて悲しくて悔しくて寂しくての毎日でした。
母の悲しそうなふんいきが余計辛く感じたものでした。
その後兄も、前触れもなく逝ってしまいました。

命の最後がいつなのかは誰にもわからないけど、人はかならず死ぬ時があるのです。
死することになるには、そこにきっと意味があるのだと思うんです。
そのタイミングで逝ってしまう意味を、残された家族にもたらすのではないかとそんな風に思うんです。

父の死はけして喜ばしい事ではありませんでしたが、おかげで自分はたくましく生きることにつながりました。
今の自分が元気に頑張っていられるのも父の死、そしてその後の兄の死の影響かもしれないのです。


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