jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

I will, I will いっぱい足りないの切なくて
I feel, I feel いっぱい会いたいのボクだって

ガープの世界/ジョン・アーヴィング

2009年07月05日 | 読書
今まで出会ったことがないタイプの小説。
なので、ここにどういう風に感想を書けばいいのか?
非常に悩みながら読んだ。
おかげで読み終えるのにえらく日数がかかってしまった。

お話の内容はどちらかというと悲惨で暴力的でエッチでメチャクチャだし、
ガープの最期もかなりショッキング。
しかし、決して悲劇に分類される作品ではない。
ジメジメした湿っぽい暗さは一切なく、
あちこちにクスっと笑わせるユーモアがちりばめてあるし、
カラっとした明るさと笑いが作品全般のトーンになっている。

頭の悪い自分にとっては、
一度読んだだけではこの小説のよさを把握できない。
もう2~3回読みこまないと、もっともらしい感想は書けそうにない。
これが今回の結論。。。
何年か後に読み直したら、また違った印象を持つかもしれない。

ロビン・ウイリアムズ、グレン・クローズ、ジョン・リスゴーらが出演の映画は10年ほど前にビデオで見たことがある。
こっちは近いうちにもう一度みてみたい。

ガープの世界 上
著:ジョン・アーヴィング
翻訳:筒井 正明

出版社: 新潮社 (1988/10)
ISBN-10: 4102273018
ISBN-13: 978-4102273012
発売日: 1988/10

ガープの世界 下
出版社: 新潮社 (1988/10)
ISBN-10: 4102273026
ISBN-13: 978-4102273029
発売日: 1988/10

The World According To Garp
by John Irving