ぜひ、ドラマ化か映画化してほしい!
読後の率直な叫びである。
息子の成長を描いた『岳物語』、『続・岳物語』には、
いっさい登場しなかった長女。
これは長女本人の希望によりそうなったらしい。
今まで謎のベールに包まれていた長女の誕生秘話がいよいよ明らかにされる!?
最近、集中的に読んできた重厚でどちらかというと暗い私小説とほぼ同時期に書かれた作品と思われるが、筆致がまったく違う。
椎名さんが26歳のとき赤ちゃんを授かった。
そのころを思い出しながら書いているせいか、文章がとても若返っているのだ。
やっぱり椎名さんはこうでちゃくっちゃ!
と読者の勝手な思い入れなのだが、そう激しく思ってしまう。
その重厚で暗い私小説にも、
さわやかな春風のような救いをもたらすのが、
この長女なのであった。
そういえば彼女のニューヨーク関連の著書は去年あたりよく読んだ。
このところ、
幼児虐待とか家庭内暴力とかとんでもない事件が頻発しているけれど、
なんでそんな事件が起こってしまうのか不思議に思ってしまうくらい、
明るくフラフラしながらも前向きで健全で正しい育児物語なのであった。
海ちゃん、おはよう
椎名誠
出版社: 朝日新聞社 (2004/5/14)
ISBN-10: 4022643293
ISBN-13: 978-4022643292
発売日: 2004/5/14
読後の率直な叫びである。
息子の成長を描いた『岳物語』、『続・岳物語』には、
いっさい登場しなかった長女。
これは長女本人の希望によりそうなったらしい。
今まで謎のベールに包まれていた長女の誕生秘話がいよいよ明らかにされる!?
最近、集中的に読んできた重厚でどちらかというと暗い私小説とほぼ同時期に書かれた作品と思われるが、筆致がまったく違う。
椎名さんが26歳のとき赤ちゃんを授かった。
そのころを思い出しながら書いているせいか、文章がとても若返っているのだ。
やっぱり椎名さんはこうでちゃくっちゃ!
と読者の勝手な思い入れなのだが、そう激しく思ってしまう。
その重厚で暗い私小説にも、
さわやかな春風のような救いをもたらすのが、
この長女なのであった。
そういえば彼女のニューヨーク関連の著書は去年あたりよく読んだ。
このところ、
幼児虐待とか家庭内暴力とかとんでもない事件が頻発しているけれど、
なんでそんな事件が起こってしまうのか不思議に思ってしまうくらい、
明るくフラフラしながらも前向きで健全で正しい育児物語なのであった。
海ちゃん、おはよう
椎名誠
出版社: 朝日新聞社 (2004/5/14)
ISBN-10: 4022643293
ISBN-13: 978-4022643292
発売日: 2004/5/14