jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

I will, I will いっぱい足りないの切なくて
I feel, I feel いっぱい会いたいのボクだって

#心の音楽のふるさと Sweet Refrain / Perfume

2021年03月05日 | 音楽

[Official Music Video] Perfume 「Sweet Refrain」

昨年末に伊藤政則氏がラジオ番組で改めて「音楽の効能」について話されていた。武漢熱のせいでいろんなことが滅茶苦茶になってしまい、世の中のいろんなところが壊れていった。まだそれが今もなお続いている。「癒やし」、「気持ちを奮い立たせる」、「気分を高揚させる」など音楽の効能は人それぞれ異なるかもしれないけれど、確かに存在する。音楽が持つパワーはあなどれない。こんなご時世だからこそ、自分が帰るべき「心の音楽のふるさと」を探し、見つけてみよう、という「心の音楽のふるさと」運動みたいなものが昨年3月頃から伊藤氏によって提唱された。音楽業界が武漢熱の影響によって新作のリリースがことごとく延期になり激減した。ライブも延期・中止が相次ぎ、倒産を余儀なくされたライブハウスは数え切れないほど。温故知新の四字熟語が示すとおり、古きを訪ねて新しきを知る。つまり新作だけでなく、過去の優れた作品にも目を向けてみようという提案でもあった。「心の音楽のふるさと・音楽の原風景」を心の拠り所・自分の帰るべき場所として持っていると、心強い味方となる。

気分が落ち込んでいるときに、果たして自分はどんな音楽を聴くのだろう?少し考えてみた。いろいろ浮かんできたけれども、Perfumeの”Sweet Refrain”は、そのうちの1曲かもしれない。といっても、この一曲だけを取り出して聴くことはほとんどなくて、例えば、ipodにPerfumeの曲ばかりを登録したプレイングリストをランダムモードにしたり、新しい順て聴くことが多く、この曲が流れてきたときに、ホッとするみたいな感じ。
2013年11月下旬にリリースされた19枚目のシングル。2013年10月にリリースされた強烈なアルバム『LEVEL3』の直後だっただけに、存在感がイマイチ薄くなってしまったかわいそうな1枚。オリコン・ウイークリーチャートは最高位3位どまり。今までライブで1曲フルで披露されたことあるのかな?たいていはメドレーに組み込まれてしまい、曲の1部分しかとりあげられないという、そういう意味でもかわいそうな目に遭っている曲といえる。少なくとも『Perfume 6th Tour 2016 COSMIC EXPLORER』や『Perfume 8th Tour 2020"P Cubed"in Dome』では、メドレーの中の1曲扱いだった。フェスはまったく見ていないので、この曲がフェスでどのような扱いをされたのかは知りませぬ。ちなみに、テレビ朝日系列金曜ナイトドラマ『都市伝説の女 Part2』の主題歌としてタイアップ。ドラマのエンドロールにて、長澤まさみ、溝端淳平、竹中直人の3人がダンスを披露していたのは記憶に新しい。

ただの勘違い だと信じて
気にしないフリは もう疲れた
起こるミラクル 起こせ思い
このままじゃ いけない
明日がいっぱい

歌詞のこの部分が個人的には好きで、やんわりと背中を押してくれるような気がする。いつかこの曲がフルでライブで再現されることを心より願います。

ちなみにPerfumeとの出会いは『ポリリズム』。この曲について、いつか取り上げようと思うのだが、思い入れが強すぎて空回りしてしまい、なかなか実現していない。近いうちに書きたいと思います。