雪割草~書家・木原光威のブログ

「読まれるための書」ではなく「鑑賞(み)られる」書を

「風立ちぬ いざ生きめやも」

2013-08-27 20:55:56 | 書展





第22回書展 グループ墨花    越智麗川氏






「書展 グループ墨花」


ご案内いただくたびに


見に行きたいと強く思いつつ


未だうかがうことなく


失礼をしています。





yoz先生が 越智麗川氏の画像を送ってくださいました。





右から来る風が


左上にスーッとやさしく吹き抜ける。


構成だけに拘っていてはこんな風にきまらないのです。


越智氏の感性が字字の間合いをつくって


見ている人になんともいえない空気を感じさせてくれるのだと思います。






「風立ちぬ いざ生きめやも」





ところで


「めやも」の音が私にはいい感じで


堀辰雄の誤訳だ云々の話はありますが


古語の持っている


独特な


DNAに働きかけるようなこの響きに


私は強く意識がむかうのです。









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2 コメント

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恥ずかしながら… (麗川)
2013-08-27 22:57:37
私の作品などを取り上げていただき、有難うございます。
yozさんが、私の作品画像を木原先生に送ると言うので…そんなものを送ったら木原先生に笑われると尻込みをしていたのですが、結局送っちゃったのですね。
今回は、気力体力が伴わず、おまけにこの作品は、字面が悪くてまとまらないと悩み続けでした。
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麗川先生 (光威)
2013-08-28 00:10:12
悩まれた作品ですか。
なのにこんなに爽やかに清々しく潔く
そしてやさしい印象はなんでしょうか。
現物を拝見したいです。
次の機会には是非に。
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