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続いてご紹介したいのは、岡山の奥深い山中にひっそりと建つピラミッドのような積石遺構の「熊山遺跡」と熊山神社です。
「熊山遺跡」へは、赤磐市内から最寄りの駐車場まで林道を走る事たっぷり1時間ほど近くかかります。途中すれ違いもままならない様な狭いところもありますので注意下さい。
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駐車場から遺跡までは500mほど歩きます。
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石積みの熊山遺跡が見えて参りました。
熊山遺跡 案内板(写真クリックで拡大)
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目の当たりにすると階段ピラミッドを思わせる日本の遺構ではないような不思議な感覚になります。
周囲を半時計回りにぐるっと巡ってみます。
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なんでもここ「熊山」一帯の山塊には、33ヵ所に及ぶ石積遺構があるそうで、最大のものがこの遺跡なんだそうです。
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方形竪穴の中には 陶製筒形容器(とうせいつつがたようき)と奈良三彩小壺(ならさんさいこつぼ)が納められていたそうです。
類似した遺跡として奈良県の春日大社近くにある史跡「頭塔(ずとう)」がありますが納められた遺物から奈良時代の仏塔と考えるのが適当なようです。
(☞参考)
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奈良県春日大社近くにある「頭塔」
(☞関連記事)
続いて訪れたのが同じ熊山山麓に鎮座する「熊山神社」です。
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良く整備された参道を上ります。
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石鳥居
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石製の熊山神社扁額
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陶製の狛犬 場所がら備前焼?
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拝殿
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拝殿越しに見る本殿
祭祀:大国主命
由緒:
創建年代は不詳である。本神社は熊山の山嶺に鎮座し、神位従四位下、式内外で一二八社の一であった。唐僧鑑真和尚が天平勝宝六年(七五四)に聖武天皇の招きにより入朝し、帝釈山霊山寺を開き地蔵菩薩を社内に安置し、国家泰平・牛馬安全の守護神とした。享保年間(一七一六~三六)に旧藩主池田候から墨印・社領高二十石・山林八町四面を賜ったが、明治維新の際、神仏混淆御引分けとなり、明治六年に熊山神社と改称した。明治三十二年八月二十八日に暴風のため社殿は焼失した。建武中興(一三三四)の初め後醍醐天皇が西遷せられる時に、児島高徳が義旗をあげ、皇師の軍を起したことは有名である。(こちらより転載)
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小島三郎高徳挙兵の碑 腰掛岩・旗立岩
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遠くに瀬戸内の眺望が望める絶好のロケーションです。
(撮影:2007-8)
お断り:2007年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
お断り:2007年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
確かに異様な積石遺構ですよね。
四国の徳島にもこのような石積の史跡が多く残っていて日本ではない他国の異文化の技術の名残りではないかと思っています。その背景には、かつての日本に定住した異民族たちの技術だったと思います。
まるで南米のアステカやマチュピチュの遺跡みたいです!
仏塔と言われればインドの遺跡にも見えますが。
是非見てみたいです。