北関東自動車道 伊勢崎インターより5キロほど 国道17号から50号へと至る位置に石山観音があります。
石の大鳥居 神仏混淆のなごりが残る希少な鳥居です。
入り口にあり天の像で天門と云う。天照大神が石窟にお籠りになられた時八百万神(やおよろずのかみ)が出御を祈り、木を石戸の前に建て鳥を止まらせて鳴かせた。この木が鳥居の始まりなり。当山の鳥居は本地水迹の説(神仏混合)による。(石山霊園【石山観音】HPより)
石鳥居の扁額 “観世音”の文字くらいしか自分には判読できません(^^;
仁王門と仁王像
鰐(ワニ)鐘堂 直径約1mほどあり日本最大とのことです。 この鰐口を鳴らし下をくぐれば人馬の障りを除き、馬が戦場でも大砲や爆音にも驚かず流弾が当たらず運送にも事故がないと伝わります。
本堂 本尊:観世音菩薩
沿革(写真クリックで拡大)
地図上では「万徳寺 」とあるのですが、ここを管理されているのは同じ敷地内にある『玉村山 吉祥院 観照寺』さんのようです。
ここの特筆すべきところは寺院の名称の由来ともなっている背後に累々とある巨石群でしょうか。
石仏や石祠などが置かれていた巨石
富士浅間大神碑
妙見大神碑
八海山大神碑
出羽三山碑
有名どころの神様が居たりところに祀られています。
15万年前頃「赤城山」中央部の大規模崩壊で生じた「石山岩なだれ」堆積面の「流れ山」上に存在しているのだそうです。いわゆる火砕流と言うやつです。
加工された痕跡が見られた巨石
ここには、むかし石仏か何かが置かれていたのでしょう。
何かの碑が建てられていますが判読不可
岩屋構造の巨石
いつも思うのですがやはり不自然さが感じられる部分です。
左側の巨石には「雨」の文字が見られることからここで雨乞いの祭祀が執り行われていた事は想像できます。
群馬の「上毛かるた」は有名ですが駐車場のことを「モータープール」と呼ぶのは初めて知りました。
(撮影:2007年3月)
お断り:2007年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
お断り:2007年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
次回も楽しみにしてます。
有名どころの石碑がたくさんあることから昔は、崇敬者が多かったのは想像できますね。
岩屋に関しては「どこが不自然なのか?」と、問われることがあるのですが写真では伝わりにくい、訪れて実際に目で見ると分かるのですが計算し加工したように巨石がキッチリと組み合わせてあったり、組み合わせの角度が自然の節理では説明しにくかったりするのです。
なかなか紹介されていない場所でもあって、見ごたえは十分です。