10月11日よりロードショーとなった「室井慎次 敗れざる者」
先週末、甲府東宝シネマズで鑑賞して参りました!
まず。往年の踊るファンが観たら
「室井さんが帰って来たぁ~~~!!」
ってなります。オープニングに流れる懐かしい回顧映像でワクワク感が止まらないはず。
警視庁キャリアで重役ポストを捨ててまで、故郷の秋田で過去の事件に巻き込まれた二人の孤児の里親として坦々と半自給生活をして暮らしている室井さん。
我々が知る高そうな黒のコートを羽織っている室井さんとのギャップは確かにあり過ぎですが、農作業で汗を流し長靴を履いていてもやはり室井さん存在感あり過ぎです。
演じる柳葉さん曰く「もう室井役はやりたくない」と、この映画のオファーがあった時は断ろうと思っていたそうです。でも、ファンの皆さんの熱意に折れまた演じてくれました。
『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』 <予告①>
《あらすじ》
警察を辞め、故郷の秋田で穏やかな日々を過ごしていた室井慎次。だが彼は、史上最悪の猟奇殺人犯と呼ばれた日向真奈美の娘・日向杏の来訪をきっかけに、思いもよらぬ事件に巻き込まれていく。
【観た感想】
※ネタバレらしいオチは、これから公開される後編に続くので序章の本編では、そんなに気にしなくてもいいとは思いますが、気になる人は読み飛ばしてください。
ストーリー自体は、これから起きる事件の序章と言う感じでしょうか。
まぁ、事件自体は、もう現場で(室井が暮らす沼の対岸)で、起きているんですけれどもね。
突然室井家に現れた謎の女性「日向杏」その名と彼女の雰囲気からピンと来た室井さん。さすがです。しかしなぜ彼女は、突然室井家の前に現れたのでしょう?服役中に出産した猟奇殺人犯「日向真奈美」の娘と言う設定ですが、さすがにちょっと唐突過ぎる感はありましたが、彼女が現れてからの殺人事件の発生と室井との関り。後編への期待度大です。
杏役を演じる福本莉子さんが、凄かったです。時折見せる日向真奈美(小泉今日子さん)を彷彿させるあの不気味なニャっとする笑顔が真奈美そっくりでした。彼女も真奈美のしぐさや動きなど研究したとコメントしていました。
ギバさんやスタッフからも「怖かった」と、言われていたほどだったらしいです。
村人たちとの確執も後編への伏線となっているのでしょう。よそ者を阻害したい裏になにかありそうです。
踊るの歴代ファンから観たら物足りなさは確かにあります。青島は回想シーンだけですし過去作からの主要登用キャラは、新城くらいで少ないです。
でも踊る本編からのオマージュ的な懐古シーンが時折垣間みえたり室井さんのぼそっと秋田弁でクスっとさせてくれるあたりなど。緊迫感が続いた後などホッとさせてくれます。
踊るシリーズを観ていない一見さんでも何となく踊るを知っていれば、楽しめると思います。
なぜ、キャリアエリートの地位を捨ててまで辞めなければならなかったのか。
踊る本編では、あまり多くを語らなかった室井さんでしたが本映画では、本音をトクトクと語ってくれます。人生は、引き際も大切だと教えられます。
こあたり、自分にも身に覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。
後編の「室井慎次 生き続ける者」が11月5日に公開されます。まだ記憶が鮮明ななうちにそんなに待たされず公開してくれるのはありがたいです。
いよいよ、あのコートを羽織った室井さんが帰って来ます!
もう期待度マックス。何が何でも優先して映画館へ足を運ぶつもりです!!
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