響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

「おかげ様」復活で、金子鉄心さんが東京に!

2007-09-27 | ライブハウスへ行こう!
風の便りに、“ふえの精”こと金子鉄心さんが、
最近いろんなユニットやバンドでライブをやっているらしい。

まずは「鞴座」というユニークな名前のバンド。

「鞴」と言えば、もうこれっきりほかに連想するものはないのが

♪ふいごの風さえ 息をもつがず(村の鍛冶屋)

だが、ここからもわかるように
ふいごたるもの、呼気でなく風が送れるというところがポイントだ。
もっとも外観としては木箱のようなものであるらしい。
画像はこちらを参照

ま、風を送るしくみはともかく、
音楽で「鞴」と言えば、やっぱりアコーディオンだろうか。
そしてふえ奏者の金子さんが操るのが
鞴を用いる点でふえを逸脱した楽器「イーリアン・パイプス」。

このイーリアン・パイプス、アコーディオンというふたつの鞴楽器に
ギターが加わったバンドが「鞴座」で、ちょうど1年前、東京でのライブに
ヒビキと出かけていったのが、たしか烏山であった。
その時の模様はこちら↓
鞴座(ふいござ)ライブへGO!

特に大阪では、ライブ目白押しの人気バンドなのである↓
■鞴座
http://www.kcat.zaq.ne.jp/www/fuigo.html

金子鉄心(whistle、sax、bag pipe)
藤沢祥衣(accordion)
岡部わたる(guitar)

それから東京在住の方にもうれしいニュースなのがこれ↓
■おかげ様ブラザーズ、復活!
http://www.okagesamabrothers.com/

きんた・ミーノ (Vo.)
スマイリーつかさ (G.)
金子鉄心 (Sax. 笛,吹きもの全般)
ブラッキー岡部 (Dr.)
福井BIN (B.)
ストロング金城 (Key.)
TOY森松 (Per.)
東京ライブは、近々の10/8(月)、原宿アストロホールです。

うわっー、これ全部サクソフォンです。4人組。
■ジャンナ ジャンカ サクソフォン カルテット(ZZSQ)
http://music.geocities.jp/zzsqtone/

金子鉄心:Saxophone TESSHIN KANEKO
樋野展子:Saxophone TENKO HINO
白起歌済:Saxophone KASUMI SHIRAKI
河村光司:Saxophone MITSUJI KAWAMURA

これなら上手く吹けちゃえそう。大好評レッスン↓
■fieldアルランド音楽研究会 アイリッシュ・ミュージック入門講座
http://www.geocities.jp/kyotofield/kaneko.htm

金子鉄心のWhistle個人/グループ・レッスンを開催中

と、鉄心さん、ウワサに違わずドトーのスケジュールでした。
ついでに親バカ母は、「鞴」について、うっかり詳しくなれました。
イベント詳細は、ぜひ各サイトでご確認を。

“超”でなくとも整理術は大事。

2007-09-26 | バイオリン・レッスン
なにを隠そう、親バカ父は整理本、投資本、自己啓発本、金持ち父さん本、
アイデア・発想法本、ツール活用本……などなどフリークである。

一方の親バカ母は、結局のところ、本を読む達人でないせいか、
買うべきか、借りるべきか、本屋で読むべきか
その区別があまりはっきりしていない。
たまさか状況的に本を読んでいいとなると、買う・借りるともども
どかどか取り寄せてしまい、左から右へと片付けていき、
ひどいときはビジネス書なんかは10分以内で終了させてしまう。
もちろん読んじゃいない。
YouTubeを観るのと似たようなもんである。
一番似ているのは「つんどく」というやつだ。

しかし今回は、親バカ母、仕事も頭もスカッと爽快
『佐藤可士和の超整理術』で先を越してやったぞ。

ま、というわけでですね、何の話かというと、
そういう親バカ達であるから、コドモには旅も芸も大切であるが、
自己管理というものもぜひ身に付けてもらいたい、
とそれぞれに思っているのである。(違うかもしれないが。)
そこで親バカ父がいつのまにかヒビキに買い与えていた
映画『CARS』“柄”のスケジュール帳に、
親バカ母がドラム、バイオリンのレッスン、バンドの練習、
学校の行事予定、ライブの予定などなどを教えて、
書き込んでいるのがこれ↓


本人はとっても楽しんで手帳を大事にしているし、
スケジュールもおかげでよく把握している。
残りが2日しかなければ、バイオリンももちっと練習しなきゃ
とかね!

それを見てて気づいたのは、
手帳ってのはおとなが書くには狭くたっていいが
原則としてひらがなを大きな字でしか書けないコドモが
小さなマス目にコンパクトに記すのは、これがなかなか難しいのである。
そう思うと確かに、単に手帳に記載するだけでも、
うっすら技のようなものがあったのかもしれない。
親バカ母、そんなことはもうまったく忘れていたのだった。

夢は叶う、そのメカニズム。

2007-09-25 | ドラム・パーカッション
コドモにもよると思うが、音楽コドモ・ヒビキの場合、
親バカ母が「もしかしたら○○になれるかもよ~」などと言っても
「なれるわけないじゃん(何言ってんだろう、このヒト)」
てな感じで、そうはたやすく乗せられたりしない。

ヒビキがそう思うのはたぶん、
目の前の○○と自分とが大きく隔たっていることを
きちんと認識できるからだろう。

ところが、そんなにも正確にできないとわかっているのに、
──コドモは、未来が長い。
この違いが、大人とは全く異なる「答え」を導き出すのである。

コドモには将来があるから何にでもなれる
などと言いたいのではなくて
コドモだって、自分はそこそこ長く生きるだろうと考えているから、
なんだかよくわからない自分のこれからがドカンとあるワリには
参照可能な過去のデータは極めて少ない、というこのことである。

コドモはひとつひとつの判断を、
いつも圧倒的に少ない情報量で行わざるを得ない、
というのがポイントなのだ。

つまり悪く言えば経験不足なのだが、一方で
今持てる少ない経験をつなげて、論理的に整合性のあるかたちで
「自分はなれると」と、理解してしまうと、
大人と違って、あっさり「なれる」ことになってしまう。

(経験があるからこそ、大人はいろいろな例を引き合いに出して
「そんなわけないだろ」と思ってしまう。)

そして経験はなるべく身近なこと、親しみがたっぷり持てること
近所とか、肉親とか、よく会える先生とか、動物とか、
そういった近しさが、大きな、時に絶大な効果を発揮する。
なにしろ大概のことは、大人と比較すればかなり
「無謀」という域で行わなければならないのだから
なるべく自分がよく知っているところから、できれば2段ぐらいで
「夢」へと至る、ちっぽけなはしごがつけばよい。

夢は叶う、というのは、もっと単純に叶うとしか考えられない、
そんな状態で、ハッピーに過ごす体制のようなのである。


なぜか今日もスタジオ練習(親バカ父は欠席)
連休初日「すごいねえ、いろいろあって1日しか経ってないとは思えないねえ」とヒビキ。連休最終日「連休ってやっぱりすぐ終わっちゃうね」

ビッキーズ、練習はじまる。

2007-09-24 | ドラム・パーカッション


今日は、近所のスタジオを借りて、ひさびさ
ファミリーバンドの「ビッキーズ」の練習をした。

スタジオとなると、親バカ母はいっぱいいっぱいですので、
特に書くこともない(他人の演奏がたいしてきこえてない)のだが、
ヒビキの、みたこともないような生き生きとした表情は健在だった。
とにかくテンション高いです。

スティックでカウントを出すみたいにして
リズムをコールしたり、
パーカッションみたいに声を入れたり、
最後にスティックを投げちゃったり……
って、誰も教えてないのに勝手にパフォーマンス付き。

必要のないところでは叩かない。
入ってき方も鮮烈。
よく聴いてて合わせてくれるしねえ。

と書けばかくほど、誰がうまいのか、ではなくて
誰がへたなのか、が明らかになるだけのような。。。

今日は、振り返れば、思いついた曲から次々にやるというメニューで
ヒビキの中では曲ごとにあれこれやってみたいという課題があるようでもあり、
また曲の合間にも、いろいろソロを叩いては、次の曲へつないだり
という具合に、1時間を疾走。
お疲れ様でした(ほんと書くことないのよ)・・・

※画像は、ヒビキが幼児の時に使っていた、ビデオ録り用のフレーム題字。
「BKTV」=びっきーの映像 というわけで、ドラムの試奏や“おうた”なんかを録画していたのは、遠くて近い昔でございました。

火災時、煙を吸い込まない高さはどのくらい?

2007-09-23 | コレクション
火災でなくなる方のほとんどは煙によるものと言われる。
「“焼死”と書かれていても、体が焼けているようなケースはまれ」
と消防隊員の方も指摘されていた。
そこで火災で煙から身を守るために、
よく「姿勢を低く」と言われるわけである。

では煙というのはどのようなふるまいをするのか、
ということを整理すると、
火元付近の空気は(熱されて)黒い煙となって上昇する。
次に横に広がる。
そこでまず上層に、煙が充満しはじめる。

東京消防庁青梅消防署のサイトによれば、煙が
「縦に上昇する速さは毎秒3~5m、水平方向は毎秒0.5~1m」
だそう。

続いて、煙は下層にも充満してくる。
これは煙の量そのものが増えることにもよるが、
横に流れた煙が冷却されて下降することにもよるのだそう。

そして煙は、
・有害物質を含む可能性大
・視界をなくす
・温度が高い可能性がある
・呼吸がしにくい
といろいろ危険が多いわけですね。
だから、煙のないクリアな層を進んで、避難しなければならない。

じゃあその「煙のないクリアな層」っていうのは、
どのくらいをイメージしたらいいんだろう???

先日の防災訓練で聞いた消防署員の方々のお話では、
救出の際にはスパイダーマンみたく、四つんばいの、
膝は浮き、両手両足開きで進むという。その高さ30~50cm。

つまり、まずはしゃがんで視界を確保して、
煙の少ない層が20cmならば、20cmで進まなければならない、
ということらしいのである。

こうなると、
“煙のないクリアな層を進んで、避難しなければならない”
と言っても、一般人にはできる場合とできない場合がありそうだ。

一方、東京・立川にある立川防災館では
120cmの高さをひとつの基準として
防災訓練を行っているようだ。

120cmでも、その高さをずーっとキープするのは、
なかなか『マルコヴィッチの穴』であって、身にしみそう。

いずれにしてもまずは専門的な知識と経験に基づいた防災訓練から。
以下の施設では、随時実施しているそうである。ご参考に↓
立川防災館
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/tk/tachi.htm


ショック! 隣戸へ逃げてもはしごがない?

2007-09-22 | コレクション
音楽ブログといいながら、連日防災ブログと化している
『響けブログ』。
先日、親バカ母とヒビキで、マンションの防災訓練に参加し、
経験豊富な消防隊員のみなさんにいろいろ教わってきたのである。
せっかくなんで、ぜひしばらくおつきあいください。

というわけで、今回は「避難経路」でございます。
マンションにお住まいの方は、
ベランダの間仕切りに、こんなの貼ってありませんか?↓


そう、「避難経路」と言えば、これです。
親バカ母が最初に住んだマンションでは、
自分の部屋のベランダに下階への穴があり、その避難用のハッチに
縄ばしごが格納されていた。(点検もあった)
次に住んでいたマンションでは、隣へ逃げると、
隣家のベランダに穴があり、下階へ通じていた。
こんどのマンションのベランダには、「隣戸へ避難」しろ
と書いてあるわけだから、穴のある部屋がどこかにあるはずである。

今回防災訓練に参加しようと思ったのも、
いったいどっちへ進んだら目指す穴が見つかるのか、
この際確認しておきたい、というのも一因だったのである。

そこで訓練終了後の歓談時に、周囲のみなさんに訊いたところ……
「そんなのあるんですか?」
「見たことないですけどねえ」
「あの、そういったものは、ないと思いますよ」

……じゃあいったい、「隣戸へ避難」しろ というのは何なんだ?

「火のない部屋へ行けるということなんでしょ」
「やっぱり階段で下へ降りるのよね」

このマンションは築年も古く、長く住んでいる方が多い。
そのみなさんが平然としておっしゃるからには、その通りなのであろう。
消防法的には問題がないが、はしごがあると思って
もし次々に隣のベランダの間仕切りを蹴破っていたら
たいへんなロス(&傍若無人!?)になるところであった。
ま、お年寄りの多いこのマンション、
確かに縄ばしごなんぞで下へ降りようというほうが危険かも。

訊いてみるもんです。
ついでに、たまには「避難経路」という視点で
デパートとか、駅とかですね、見渡してみたり。

「万が一に備える」を超える防災対策。

2007-09-21 | コレクション
先日の防災訓練で、
阪神大震災の被災者の方々が、最も訴えていた防災対策のひとつが
「靴」だったことを、親バカ母、急に思いだした。
平時に非常時を想定しても、なるほどと理解できるアイテムだ。
消防隊員の方も「足の裏の怪我がやはり多い」と言っていた。

しかし
「まくらの下に一足、備えておくのがいちばんいい」
とまで言われると……うーん、親バカ母、そこまで意識が追いつかない。
それに……
考えてみれば消防隊員の方は、訓練を含め
「非常時」こそが通常業務なのである。
要するにこの日常と非常のギャップこそが問題なのだ。

そこで思いだしたのがアウトドアに造詣の深い清水國明氏の提言
「防災グッズよりアウトドアグッズ」である。
つまり防災のため「だけ」に使う(というより「使わない」)
ものを貯め込むよりも、
平時に「使う」機会があり、使い慣れてさえいるものを
災害時にいきいきと活用しよう、というわけである。

この発想でひとつ……と考えているうちに、
小学校の校舎に入る時に使う上履きとして、
ひとつ靴やスリッパに類するものを購入し、
これを備えておいたらどうだろう? と思いついた。


どうです、これ。100円。
はいてみるとちょっと底が薄いのが難点。
親バカ父「まったくカエルだね」


「そう悪く言わなくても。。。」
この素敵なスリッパに懐中電灯も仕込めば、
まくらの下に入れても痛くない、です。

ミュージシャンのための防災グッズ入門

2007-09-20 | コレクション
ミュージシャンと防災、って、もしかして、
ネコにコバンザメ?……というのも、
このふたつの単語を入れてGoogleで検索してみたところ、
2つが絡んだ話題が、まったく上位に入っていなかったのである。
よほど関連のない、話題なんですね。

しかし、現実にはミュージシャンの方々は現場に強いから、
事がほんとに起これば、キャットのようにサバイブするに違いない。

そこでミュージシャン脂質、じゃなかった資質のある親バカ父と
ヒビキはいいとして、先週マンションの「防災訓練」に参加した親バカ母こそ
どうも助かりそうもないぞというわけで、
カゾクを代表して、防災に備えることになったのである。

と言ってもいいが、今日仕事で神保町を歩いていて
とある画材屋さんで、親バカ母、いいもん見つけたのである。
もちろん防災グッズですよ。


懐中電灯です。パッケージはこんな感じ。
英語で書いてありますが、
人の絵がちょっとヘンな雰囲気じゃありませんか?


中から取り出すと、どこから見ても懐中電灯。
でもダイナモなんです。だから
「FOREVER FLASHLIGHT」だったんですね。


して、よくよく見てください。
「ロシア製」です。1,280YENでした。


こちらは取扱説明書。版画っぽいです。
暗に、こいつがあれば、暗闇で大金を見つけることも出来る。
と言っています。(!)

親バカ母、以前太陽光発電とレバー式ダイナモがついた(ラジオもついた)
大型懐中電灯を通販で購入したことがあるのだが、
これはぜんぜんだめな代物だった。
太陽光発電って、太陽があるくらいなら懐中電灯は要らないし、
発電量が極端に少なく、フル充電(晴天日に日向で充電)相当で
ラジオにして2秒ぐらいしかもたなかった。
そこへ行くと、このグリップ式のダイナモは、なかなか悪くない。
ま、壊れなければ、だけどニャー。

楽器が多いからこそ、防災訓練

2007-09-19 | コレクション
こないだの日曜日、マンションの防災訓練に
ヒビキと親バカ母で参加した。

メニューは、
1 「煙体験ハウス」での脱出体験
2 「火事だ!」と叫んで消火器で放水
3 応急手当(止血と包帯の巻き方)
などで、消防署のみなさんが教えてくれる。

防災ってさ、音楽と関係ないじゃんと思う事なかれ。
ウチにはいわずもがな楽器がいっぱいあるので、
これらのせいで逃げ遅れたりしたらたいへんなのである。
でもしっかり備えておれば、
コーヒーカップのコレクションなどよりタチはいい。

というわけで、もともと真面目な親バカ母、
必要以上に真面目に「くんれん」に取り組むのだった。


これが「煙体験ハウス」白くて無害な煙だというのに、
視界が“ない”ので、結構パニックります。
ヒビキ、4回も入っていました。


消火器は5m程度とび、15秒しかもたない。
粉なので火を“伏せる”だけだから、事後消火が必要
なのだそうです。


包帯は、三角巾のかたちがよろしい。
8つに畳んで、中央からずらしたところを傷にあて、
止血しながら心臓へ向かって巻き上げる。

親バカ父は「平時エポケー」が大好きなので、
なかなか賛同してもらえないのだが、
平時の備えというのは、非常時の心境でやるのがポイントだと思う。
○○がない、○○がだめ、○○もだめ、という時に
なにがあったら助かるか。想像力の問題なのである。

しかし体験豊富な隊員さんたちのお話は、ほんと、ためになったな。
真面目な親バカ母、すっかり対策なんかも練ってしまいましたとサ。

ビッキーズ、始動!?

2007-09-17 | ドラム・パーカッション
ドラムのモチベーションがあがんないんで、
親バカ母、じゃ、ビッキーズの定期練習を始めようか
とわがファミリーバンドのみなさんに提案してみた。

ヒビキ、表向きにはふつうにしているが、
いろいろ古い曲を聴きあさったり、ちょっと叩いてみたりして
実はかなり楽しみにしているようだ。

呼ばれるのは好きなクセに、
何かをやろう、といった企画を出さない親バカ父は
例によって「やわらか戦車」ぶりを発揮中。

とはいえスタジオに入れば、親バカ母のみ劣勢は確実。

という帯に短したすきに長きバンドではあるが、
「中野のスタジオは安いの?」などと割り込んでくるあたり
ヒビキ、このひと、そーとーバンドが好きなのね、
と思わされる。

またあんましかっこつけてばかりいないで、
ヒビキはドラマーの“うり坊”なんだから、
うり坊でもかぶせとこうか、と親バカ母は提案している。


季節は奇しくもハロウィーン前、結構その手の品物を売っている。

往復ハガキについて考えてしまった。

2007-09-16 | コレクション
先日「題名のない音楽会」に、親バカ母、落選した。
そのはがきの画像をご覧になって、しかもカンのいい方は、
きっと往復ハガキだな、と思われたに違いない。

申し込む側にとって都合がいいのは、まずはネット経由の申込みで、
なんといっても元手がかからないのがいいところだ。
一方の往復ハガキは、はがき一枚の代金が50円の昨今、
「郵送での申込み」の2倍、すなわち100円もの賭けである。

先払い込みで100円というのは、改めて考えると、微妙に高い。

しかも100円のくじのほうが、ネットより当たりやすいのか、
というと、当たる確率との関連はあまり感じられないし、
プレミアムなものほど往復ハガキで、というわけでもない。
つまり投資(\0 or \100)とリターン(当選)にはなんの傾向もなく
ひとえに募集する側の都合によって決まってくると考えてよいだろう。

そこで募集するほうの側に立って考えると、
顧客を獲得して、継続的に情報発信をしようと思ったら、
ネットで申し込んでもらったほうが都合がよいし、
その場限りでお客さんをさばいていこうという場合には、
往復ハガキに限る(個人情報の管理もシンプルだ)。

地方自治体が募集する参加申込みは今でも往復ハガキが多いが、
市民に継続的に活動を知ってもらい、集客しようと思ったら
ネットのほうがいいことになり、現にそういった傾向は出てきているように思う。

では一方で、応募多数の見込みがあって、
個人情報も複雑に管理したくない場合には
往復ハガキが増えてくる、という考えにはやや難がありそうだ。

そうなると往復ハガキの「返信」を心待ちにするというのも、
なかなか楽しいものだ(った)よなあ、と思われてくる。
ちなみにこの往復ハガキ、郵便局とタイアップのコンビニでは
売ってなかったです。残念。。。

なぜ能楽を体験しようと思ったのですか?

2007-09-15 | 邦楽(伝統芸能)
きっかけというのは、もうほんの些細なことであったりする。
ヒビキ、今年は歌舞伎の親子教室に始まり、
能楽、雅楽、そしてこの秋には狂言も予定。
伝統芸能体験は、なにやらウチブームと化した気配である。

伝統芸能なんぞは、やはり敷居が高いと言うべきなのだろう。
とにかく何かの「きっかけ」がない限りはどうしようもない。
運良くつかんだきっかけで、体験しはじめてみれば
やっぱり面白いなあと思うところはある。

そういう人がファンになって、
きっとmixiのコミュを作っていたり、
トラックバックコミュを作っていたりして
さぞ活況を呈しているだろう……と思いきや!
さっぱり、見事にさっぱりとこれが、空席でして
誰もそんなの作ってないし、あってもメンバー1桁という世界。

おう、親バカたちは、そんなに珍しいのか。
と思う反面、なんで体験しようと思ったのですか?
──これ実は能楽の方が参加者に投げかけた質問なのだが
そう問うほうがどちらかといえばマトモであるに違いない。

どうして最近、伝統芸能づいているかね、ということが親バカ達で話題になって
そこでやっと、これもあれも「仙波師匠」に遡るのだと気がついた。
そうなのだ、なぜ仙波さんの音“だけ”、他の人と違って
梅雨の湿った空気ですら割き、すとーんときこえてくるのか、
その秘密は、邦楽のいったいどこにあるのか、
この不思議が、親バカ達を駆り立てていたのだ。


仙波さん、山口ともさんとの大泉学園ライブの時に、MCで
ゲストの方々の紹介で「こちら“も”邦楽の家の方なんですが、」
……「も」って師匠。
「お姉さんがお店をやっていらして、よく行っていたんです」
……なるほど。
「以前坂本龍一さんと一緒に行って、イエローマジックオーケストラ
の方ですと言ったら、お姉さん、“ああ、マジックの方”」

ええとですね、解説つけなきゃオチがわかんないですよ、師匠。
親バカ母の知る限り、寄席では落語に対してその他を「色物」と言ってですね、
そのなかにはたとえば漫才とか漫談とかいろいろあるわけですが、
マジックなんぞはかなりレアなわけです。
すると「マジックの方」というのはかなり末席なわけですね。
仙波さんが打楽器の師匠で、教授が末席なわけです。
ハイ、これが邦楽からのパースペクティブ。

いやはや、こんなことばっかり言ってると、
伝統芸能の方からしかられますね。

題名のない音楽会、すわ、落選!

2007-09-14 | ライブハウスへ行こう!
いやはや。
今回は見事抽選もれしてしまいました!
ポストにはがきがはいっていたのでにんまりしたのに、
返してみると、なんと「落選」でありました。


いや、別にこういったことは以前にも何度もあったのですが
題名のない音楽会の場合は、募集期間が直前まであるので
比較的通りやすいのかな、などと楽観してたんですが
そうじゃないんですね、やっぱりテレビってすごいんだ。

一般に、コドモを音楽会に連れて行く、というのは
やっぱりいろいろな困難さ、リスクなどがある。
こどもを連れて行くなんてもってのほか、という考えと
コドモや若者にすばらしい機会をどんどん提供したほうがいい
という考えと両方あるだろう。

ただ究極的にはですね、
コドモ=マナー悪い、と考えられがちですが、個体差が大きい。
ヒビキの場合は、音楽が好きなんだから、
自分が聞いて信じられないと思うような奇声を発するわけがないし、
ステージに立つ方の心境に感情移入してるので、会場では神妙だし、
客席での態度はたいへんよろしい。
万年鼻炎の親バカ母よりずっといいです。(寝るけど)

新宿厚生年金とかスタンディングでないライブハウスなどでは
そのあたり、ケースバイケースでプロらしくさばいてくれた
という印象が残っている。
でも最近、特にホールでは画一的対応になってきていて、
就学前の児童は入場禁止、小学生以上は大人と同料金
というのが多いように思う。
たまたまその流れのときにヒビキが小学生になったという感じ。
で、やはり小学生になってからのほうが参加できる機会は多い。

これに懲りずに、ということでしょうか。
ちなみに、
この秋は丸の内一帯でもジャズの無料コンサートが目白押しですし。

誰もが鈴木メソッドで育った。

2007-09-13 | バイオリン・レッスン
鈴木メソッドといえば、
メリル・ストリープ主演の映画『ミュージック・オブ・ハート』で
ロベルタ先生ことメリル・ストリープが教え、
ラストにカーネギーの舞台にのぼるコドモ達が習うのが
そう、鈴木メソッドである。

これが現在も行われているらしくて、
YouTubeにも、その様子がいくつかアップされている。
まず最初にバイオリンをアゴと肩胛骨で挟むようにして
手を使わずに構える。これだけのことだが、サッとやる。
手放しで持てるなんて、ちょっと不思議と思うのだろう、
できたコドモたちの誇らしげな表情が印象的だ。

音楽コドモ・ヒビキの住むマンションでも、
5人ぐらいバイオリンを習っているらしい気配である。
そのどれもが鈴木メソッドだと思うのはなぜかというと
例の鈴木バイオリン教本の曲を練習している、
そのメロディが、階下に流れてくるからだ。
みなさん、けっこう、上手いです。

かくいうヒビキも鈴木メソッドだし、
バイオリンの先生もそうだったという。
教本は本当は10巻揃いなのだが、だいたい6巻ぐらいまでで、
あとは自分で弾きたい曲の譜面を求める、というのが常道のようだ。

鈴木メソッドは海外での評価も高いというが
ちょっとここまで当たり前すぎると、なんだか別の意味がでてきそうな気もする。
たとえば単に何巻をやっているかで、「レベル」を断じられたり、
だいたい仮に6巻まで終わっても、
たとえばピアノのなんかに比べると妙に少ない曲しか弾いたことにならない。
(ピアノはバイエルで上下巻、ツェルニーで100とか30、ソナチネでは
……と曲数には事欠かない)
それなのにバイオリンの発表会というのが
これまたみんな教本にある曲を弾くので、
新しい曲に出会うという機会も少ない。

そこでヒビキなんぞは、自分で勝手に楽譜に手を加えている。
すなわち、これは巻2の妖精の踊りという曲なのだが、
自分の好きな元気のいいところをつまんで、
そこを繰り返し弾くよう、譜面に反復記号を書き込んでいるのである(笑)。
あまりの念の入れように、先生も笑ってしまいましたが。

しかし昨日のレッスンでは、ヒビキ珍しく「右手がすごくよくなった」
と褒められてましたよ。
そして先生がボーイングに近い譜面を弾きはじめると、
音の響きの成分があふれだし、
レッスン室である、ふつうのお宅の一部屋が、ブルブルっと震えて、
この部屋、パカッとまっぷたつに割れちゃうんじゃないか
と、親バカ母には思われました。

やっぱり仙波師匠はおもしろすぎ

2007-09-11 | ドラム・パーカッション
いやーヒビキも、そろそろドラムをみっちり練習する時期だよん。
などと言いながら、なぜかドラムとなると快楽的な方向へ流れる親バカ達。。。

今日もヒビキが「見ようよ!」と言うままに、
例によって仙波清彦のパーカッション講座~DVDを見てしまうのだった。。。

このビデオは仙波さんがライブやレコーディングで使う、
ご自分の標準セットをジャンルわけして
ひとつひとつ使い方、ビートの出し方を説明してくれるのだが、
いやはや。どれもちょっとやそっとでは習得できません。
「あの、みなさん、マネしないように」と師匠。

仙波師匠のパーカッションなんて観る機会ない
とおっしゃるなかれ。
都内なら月に2、3本はライブハウスに出ているし、
ゲストとかちょっと出とかでも、
ぜんぜんすごいから見逃すこともありません。

そしてその際、あ、仙波さん、あれ使ってる、あれ、あれ……と
使用楽器が次から次へとわかってしまうのが、このDVDなのである。
これを観ておくと、仙波さんのお道具一式、使い方一式がすっかり頭に入るので、
そこをわかったうえでの演奏を、へえ~っと堪能できるのである。

ついでに新宿の大塚家具ウラにある某楽器店2階ドラムフロアには
パーカッション楽器のブースがあって、
仙波さんご愛用の楽器たちもいろいろと顔を揃えており、
試奏も可能なので、ちょっとほら、仙波さんがやってたみたいに
と振ってみると──むちゃくちゃ楽しいですよ。

いやはや、今日はすっかり親のバカぶり暴露。
ヒビキのほうは寝床に入りながら、そのへんにあったプラケースで
すっかりパーカッションしまくりです。

いちおうDVDはこれです。ゲキ押しの1枚。↓
仙波清彦の駄楽器講座
長い間あと1枚と書いてあったんだけど、現在は品切れのよう。