響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

トマトたんめん白龍館のとんでもない一夜

2007-10-29 | ドラム・パーカッション
村上ポンタ秀一さん、TOKUさんのライブが
今度は新宿であるらしい、
しかもなんと山下洋輔&坂井紅介さんとのトリオに
TOKUさんがゲストで入るという趣向らしい。

なんとすごすぎる企画!
というわけで親バカ母・父・ヒビキでもってGO!

場所はいつの間にかタワーになった、
新宿は十二社通りのアイタワーB1「白龍館」。


白龍館に到着すると、会場は早くも混み合って
いまか、いまかという感じ。

ヒビキが前々日ぐらいから、
ポンタさんの『Welcome to my rhythm』を
よくみてるなあと思っていたのだが、
なるほど、こうやってみると、これは「ジャズセット」
なわけですね。


なんか全体的に落ち着きがなかったヒビキだが、
後日やたらと説明してるので、
じゃあかいてみなよ、と言ったら、
さらっと書いてました。これが当日のポンタさんのセット↓
(ヒビキによれば)だそうです。

恒例!自由演奏会横浜会場にエントリー

2007-10-23 | 出演!
2007年11月17日(土)に予定されている
横浜文化体育館での自由演奏会(全国版)
親バカ父、ヒビキがさっそくエントリー。

受付/12:00~
公開リハーサル/13:00~15:30
コンサート/16:30~18:00 終了予定
と例によって1日がかりのコンサートである。

曲目は珍しく一部公開されており
「星条旗よ永遠なれ」「第一組曲(ホルスト)」など。

指揮・指導は、杉山 淳氏の他、
汐澤安彦氏(東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブルの指揮など)、真島俊夫氏(作・編曲家)来られるようだ。

さらに!「スペシャルステージ」として、
ゲストプレーヤーによる特別演奏会もあるとのこと↓

カスタム・ブラス・クインテット
国内オーケストラのトッププレイヤーにて結成されたBrass Quintet。国内外でコンサートを行うなど、精力的な活動を展開し好評を博している。

 佛坂咲千生(Trumpets):NHK交響楽団
 松崎 裕(Horn):NHK交響楽団首席奏者
 栞田 晃(Trombone):読売日本交響楽団首席奏者
 渡辺 功(Tuba):東京交響楽団
 福田善亮(Trumpets):札幌交響楽団首席奏者
 ※勝手ながら一部の漢字を簡易なものに変えました。

今年の自由演奏会は、なんだか話題がもりだくさん。
ぜひ史上最大規模で、盛り上がって欲しいです。

日経おとなのバンド大賞東京予選 奨励賞!!

2007-10-22 | ライブハウスへ行こう!

親バカ父の参加するロックバンド「羅風」が
10/21、渋谷DUO MUSIC EXCHANGEで開かれた、
日経おとなのバンド大賞東京予選会で、奨励賞を受賞。
いやあ、おめでとうございます。


ステージ上のすばらしい機材セッティング、
おまけに日頃プロをサポートしていると思われる
目にも鮮やかなステージ・スタッフとPAのチームに
大いに支えられて、いろいろと感動的なバンドが登場するなか
奨励賞というかたちで認められて
メンバーはほんとうにうれしそうでした。

「羅風」メンバーのご紹介
青柳亨(あおやぎ・とおる)Vocal, Guitar
池谷恵司(いけや・けいじ)Guitar
岩打幸二(いわうち・こうじ)Bass
峯健一(みね・けんいち)Drums



それから、ロックバンドの場合、どうしても
司会はいらねえ、って感じになってしまうのだが
本日の進行は、生放送でも余裕でいけそうな、
非常にグレードの高い語りだったのも印象的。

ヒビキはリハは見学せず、本番から客席へ。
親バカ父の演奏では、客席からハモるなどご機嫌に応援し、
大好きな打ち上げ@道玄坂まで参加。

ちなみに羅風(曲は「ムーンシャインロード」)のほか、
「雷親父のてっちゃん」を演奏したHappy50'sBand
プレスリーをカバーしたThe PIRATES
大所帯サンバ部隊のアレグリア
の計4グループがそれぞれ奨励賞を受賞。
そしてみんなの期待を担い、グランプリの
U.O.D.「Metabolic, Be Good!!」が
この後全国へ進出することに決まったのであります。

ちなみに会場は、ライブハウスには珍しく
「男性トイレ」のほうが混んでいるという、
やけに熱いというか“濃い”空間と化しており、
さすが「おとな」は簡単には引き下がらない
という意味で、死力を尽くした戦いであったかと
親バカ母には思われた。

みなさまお疲れ様でした。

ドラム日和、オカピ遭難!の巻

2007-10-21 | ドラム・パーカッション
本日は先週に引き続き、サタデードラムレッスン。
昨晩とはうってかわって晴天に恵まれた今朝は、
まず近所の公園でヒビキの小学校の上級生たちによる
鼓笛隊の演奏があり、これを聴きにGO!

続いてユニクロで子供服をゲットして、
ドラムレッスンの新宿へ。
ドラムレッスンは、先月からシャッフルの練習で
曲はスティービー・ワンダーの「Isn't She Lovely」。
スティービー・ワンダーも聴き込んでいたので、
なかなか好調であった。

帰りには最近恒例の文具店へGO!
ところがその帰りに、リュックにさしておいた
オカピがいなくなっちゃったので、これが一大事。
ヒビキと親バカ父、新宿の駅ビルの
楽器店に入ったところで気づいたとのこと。

オカピがいなくちゃたいへんだ!
そこで親バカ父、捜しものなんぞウルトラ苦手なのに
一念発起でベタ混みの新宿を逆順に戻っていったのだった。

それが、あったんです。

横断歩道をわたったとこに、誰かがぽちっと
置いておいてくれたんだって。

文具店へ入るところ。
このあと、オカピが遭難しちゃうのだ↓


ポンタさんのライブを指折り数えているヒビキ。
ホワイトボードは機関車ポンタ号のプレート(!?)なのだそう。
隣にはオカピが定位置で眠っている、前日の様子↓


しかしほんと帰ってきてよかった。
親バカ父もお疲れさま。

鈴木バイオリン第二巻、総仕上げへ

2007-10-20 | バイオリン・レッスン
音楽“好き”関係者、特に親バカ父のバンド関係の
「打ち上げ!」となると必ず出席したがるヒビキ、
あの独特のゆる~い雰囲気が大好きなのに違いない。
からして、なかなか厳しいレッスンとか、
新しいことを学ぶお勉強とかは、
このとこ とんと 積極性が見られませんね、さっぱり。

バイオリン教本も自分で見られるものは
もうみんな譜読みしてしまって、
あとはなんとなく動機なきまま放置されていて
自宅練習が行き詰まっている。

と、そこで先生が、前回から
「仕上げる」というレッスンを開始。
最初のトナリゼーションも最終行に入り、
1曲目の「合唱」からひとつずつ暗譜の演奏。
「暗譜ってもうひとつあるよね、アンプ」
とふざけていて、ヒビキはしょうもなし。

でもたぶんこの「仕上げる」という課題こそ
今彼が最大に興味を持てるものであるに違いない。

レガートが歌えてきて、持ち方がちゃんとしてきて、
弓がはじまで使えてきて……となると
早く次の分数バイオリンを下倉に修理に出さなきゃ!

『ほぼ日刊イトイ新聞』のいいところ

2007-10-19 | コレクション
ご周知のように『ほぼ日刊イトイ新聞』というのは、
コピーライターの“家元”こと糸井重里氏が主宰する
ウェブコンテンツを集めたメディアである。

以前たしかほぼ日のリニューアルのときに、
ほぼ日のいいところを寄せてください、
という読者への投げかけがあったのだが、
親バカ母、その時はそれが何か、わからなかった。

ところが先般終了したほぼ日のコンテンツで
赤瀬川原平さん、南伸坊さん、糸井重里氏による
『黄昏』@熱海 という鼎談があり、
さきほども読み返してみて……

ああ、このコンテンツのおもしろさは
私がいちばんわかっている。

そう、ほぼ日のいいところはこれです。

いやあ、
「そのおもしろさはワタシが一番わかっている」
そりゃ糸井重里氏も思っているし、スタッフの方も、
ほかの読者の方々も、それぞれそう思って読んでいる。

それがほぼ日のいいところ。

ちなみに、それについて語る場というものが
いまどき全く設けられていないのも特徴。

ほぼ日のコンテンツというのは毎日更新して何年
という膨大なものなので、それを読む、
古いものも掘り起こしながらというコンテンツが
あってもいいし、できれば外部でできればいい
と思っていたのですが、
と同時にそれをほぼ日のほうが拒否しているのでは
という気配も感じなくはない。
しまっておいてね、という感じとでも言おうか。

もちろん全部のコンテンツが全部スルメなり
なんて言うのではありませんよ。

だけど、黄昏なんかは、もう、ほかでは読めないし、
みうらじゅん氏の語りはぜひ動画で、
それからあっこちゃんの「このケーキいくら?」から
永田さんの編集者コンテンツ、今日のダーリンまで
いろいろある。

ついでにじゃあこのホントに楽しい
「ほぼ日のハイライト」を楽しむ権利
というのは、著作権的にどーなのかというあたりは、
いよいよむずかしいですね。
英語も読めないといけないし。

しかし、親バカ母、今日はほんとにすっきりしました。

ところでヒビキは昨今、
なぜかドラムの練習に白熱。。。

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後日ご報告:「ほぼ日のいいところ」をググったら、
ほぼ日5周年のときに既にアンケートしてました。ご参考↓
http://www.1101.com/Q_festa_report/index.html


ちかごろの小学生たちのKOTEKI

2007-10-18 | コレクション
先日の運動会では、少子化といえば
鼓笛隊の人数の少なさにも驚いた。

親バカ母が通った小学校では、
鼓笛隊がグラウンドに人文字を描いたり、
トラックをデモ隊のように行進したりしたもので、
校舎の4階だか5階だかから練習を見るだけでも
かなり壮観だった……ように記憶するけどな。

ヒビキの小学校はそもそもトラックが
一周200メートルないのに、
楽団が入場してもすかすかで、
担当楽器も3名ずつ、みたいな規模である。

そうしたら先日の授業参観で、
音楽室の前に、鼓笛隊の楽器別の募集人数と
その応募数が掲示されており、意外にも
鍵盤楽器が不人気のようだった。

分母が変わると、何がポピュラーかということも
一緒に変わってしまうのだろう。

一方、音楽準備室の光景は
タイムスリップしたように、記憶の中の風景と変わらない。
鼓笛隊の楽器は無造作に置かれ、壁には
パネルに収められた作曲家の肖像画が、数枚かかっている。
ヒビキの小学校には、なぜかベートーベンがいなかった。


オカピと消せるボールペンの伝道師

2007-10-17 | ブラスと笛
ヒビキは、このところいつもオカピと一緒である。
先日よこはま動物園ズーラシアへ
ズーラシアンブラスの園内演奏を聴きに出かけた時に
出口のショップで、親バカ母が欲しかった
オカピのモペットを購入したのだが、
それを持って歩いているのである。

ちなみにこれが野性動物のオカピ@zoolasia↓


ズーラシアでは実にたくさんのオカピに会える@shop↓


ヒビキはオカピのモペットを手にはめたまま
入ったお店の人とか、病院の人とか、
待合いや電車で一緒になった人とかに、
「首がのびなかったキリン」
と説明していて、最後に「オカピ」と
その動物の名前を教えるのだが、
ウチブームですっかり当たり前のオカピは
巷では案外知られていないようである。
打率にして、オカピと見破る人はざっと1割を切る。

ヒビキの次なる解説は、
親バカ父がすっかりはまっている
パイロットの新作ボールペン「フリクション」だ。
これはなんとインクが温度に反応して
ほんとうに「消せる」のである。

こういう、大人がちょっと興味を持てるけれども
その特性をちゃんと解説するのは、
コドモにはなかなか荷が重そーなテーマに
ヒビキ、なぜか挑戦中。
まあ親バカ母には、消せることが
なんでそんなにホットなのかはわからぬが
自分のココロを捉えた事柄を、お伝えするというのは
大事なことであるからして、
どんどん訓練を積んでくれたまえよ。


ヤヒロトモヒロ氏(perc)、金子飛鳥さん(vl)ら4人のユニット「ガイア・クワトロ」のスタジオ収録を聴きに、代々木のNHKへGO!の時も、オカピと。

そして土曜日は、授業参観だった。

2007-10-16 | コレクション


小学校の授業参観は今回が二度目だったのだが、
ヒビキの担任のM先生の授業は実に素晴らしい。

何から語るべきか、とにかくああいうのは、
まるごとビデオにとって、新任の先生が着任したときに
役立てたりしたらいいだろうにと思うが、
最近の父母(&ジジババ付き)の傾向は、
そのような企画にはイントレランスなようである。

ところでM先生のすべての素晴らしさには
1つ大きな秘密があって、それは、
あり得ない到達力を持つ、その「声」である。

前回の授業参観では、
校舎内にいて、体育館で授業するM先生の声が聞こえた。
今回の授業参観では、
2年生の教室前の廊下にいて、
やはりM先生が国語の授業を進める声。
M先生の1年生の教室は、そこから
階段室をはさんで、さらに奥にあるのだが。

怒声とかそういうのでは全然ない。
ふつうに話す、レガートな声だ。
そう、怒るときだってレガートなくらいだ。

テーマへの入り方、
生徒の指名の仕方、
興味付けの仕方、
考えるようしむける仕方、
元気を出させる仕方、
答えを納得へ導く仕方、
ノートへの書き取りなどを効率よく進める仕方、
今自分たちが何をしているのか、
少なくともそこは全員に了解させる仕方、等々。

すべての熟達のワザの連続が、
そのあり得ない、しかも温かい声で実演されて
いくのは、見てるだけで快感だ。

親バカ母、実は1回目ですっかりファンになり、
家でM先生のマネ芸なんかをやっていたのだが、
今回はそうか、算数ってのはこうやって教えるのか
というので、続いてはホワイトボードを買い込んで、
3項の加減算と、対馬(これは社会ですね)を
M先生のマネ芸で、レクチャーしてしまった。

ま、M先生のマネ芸がやりたいだけなんですけどね。


教育といえば、今日は図書館の児童図書フロアで、
『はじめての文学 村上春樹』というのを
ヒビキが「怪傑ゾロリ」シリーズを読みあさっている間に、
親バカ母、ほとんど読破しそうになった。
すばらしい。珍しく著者によるあとがきもあって、
なぜなら、原則短編再録の編集ものなのだが、
かなり加筆しているとのことなのである。
村上春樹ファンの方、お見逃しなきよう。

ほぼ日のコンテンツを6歳のコドモが音読

2007-10-15 | ジャズ
コドモがおもしろがると、そのコンテンツはほぼ当たりだ。
ヒビキだけかもしれないが、そういうことがわかってきたので、
最近は、新しく作ったウェブページを
ヒビキに見せるようにしている。というわけで
「ママがミューさんになっちゃった」
とヒビキが言うコンテンツを現在準備中。
ヒビキがおもしろがっているので、
親バカ母は、ホッと胸をなで下ろしている。

先にそんな話しちゃったりして
大変に失礼は承知なのでございますが、
今回は、糸井重里氏のほぼ日の話。
ヒビキ、このサイトにそれほど親しみは持っていないのだが、
親バカ母がときどきページを開いたままにしてあると
めざとく見つけて拾い読む。
そう、なんかおっこちてるかもしんない、そんな感じ。
らくがきとか、シールとかね。

でもってこのたびひっかかったのが
「Isn't She Lovely」
そう、スティービー・ワンダーの。
あれあれと言う間もなく、たどたどと読み始めたのだが
親バカ母、それが聴いててなかなか感慨深かった。
出演者は山下洋輔、タモリ、糸井重里の鼎談で、
テーマはジャズ。

ただこれ、どう考えても著作権的にアップできそーもないんで、
音源は断念します。

テキストはこちら↓
ほぼ日 はじめてのJAZZ2プロローグ
[こんどの「JAZZ」、どうする?]第14回 Isn't She Lovely。
http://www.1101.com/jazz2/prologue/2007-10-10.html


ヒビキ、山下洋輔は一度パンジャをホールで聴いているので、
一番親しみのあるのが、この山下さん。
続いて、テキストにもでてくる「ソバヤ」は
ヒビキが1歳の頃の十八番でもあったので、
次に親しみのあるのが、タモリさんだ。

カルテットだったよね。
メンバーにもよるんだよね。
けっこう大事ですよ。
どういうふうにするの?

などと読んでいるのを聴くと、
コドモというのは音読と自分がしゃべるのとの「違い」というものが
あまりないように思われる。
棒読みというワザがないというか。

そして音楽コドモの圧巻は、やはり歌い出すところ。
テキストの終盤にラーラーラと山下さんが歌い出すところで
ヒビキもうたが流れ出す。

終わ“ら”ないんだよ、あの曲。
スティービー・ワンダーの?
続きます

ぜひ、そんなズージャな雰囲気で
上記URLのテキストをご堪能ください。

そういえば、運動会は曇りだった。

2007-10-14 | おんがく
親バカ母が、気象庁の紫外線警告を気にしていた9月は晴れ渡り、
子供たちは毎日毎日校庭で運動会の練習に励んでいたのに、
(しまいにはヒビキ、保健室で休んでいたほど)
運動会の最初の予定日から雨になって、
2日も3日も予備日がつぶれた。

でやっと迎えた、寒いくらいの、小学1年生の運動会。


親バカ父の感想は
「都会の小学校は、すごいやつがいない」
親バカ母の感想は
「少子化で、子供の解像度が高い(どの子かすぐ区別できちゃう)」

としよーりな親バカたちにとって、運動会とは
わーっといる子供の海んなかに、きらっとすごいやつがいる、
というイメージなんだろう。

ヒビキはかけっこが2位(くやしいらしい)。
やるきまんまんのダンス。(なんとSeptemberを使用)
大玉送り、玉入れなどに出場。


親バカ母は大人の玉入れには参加しなかったが、
○○音頭とかいうのに加わると、ヒビキの同級生の女の子に
「おかあさんたちのほうが、(踊りが)マシじゃん」
とのたまわるるしまつ。

鼓笛隊の楽器たちはみんなポンコツで、
砂の上に置くし、倒すし、光ってない。
しかし後日ベルマークで楽器が買えたと知ると、
ヒビキがぜん、自分でベルマークを探して、
はさみで切って……と、一生懸命集めてました。
そういうことがさ、ミューズを呼び込むんだよ、きっと。

ズーラシアンブラス園内演奏 [スマトラトラの愛]

2007-10-13 | ブラスと笛
いやあ、初めて聴きに行った、
ズーラシアンブラスの園内演奏。
出演者、司会、スタッフはもちろん、お客さんまでが
ぴたりと息のあった雰囲気で、大盛り上がり!
そして"園内(演奏会)の定番"らしき芸も印象的でした。


また今回改めて、なにがすごいって、
動物たちの音楽への真摯さ。
それが感動を与えるんだよな~って思いを
親バカ母、新たにした次第。
野生に生きる動物もいれば、
音楽に生きる動物もいる。
でまあ、音楽に生きるほうは確かに稀少かも。

たとえば楽器を見るだけでも、その心根がわかろうというもの。
そもそも楽器を大切にしなければ、ミューズは微笑まない。
見てください、この動物たちのぴかぴかの楽器を!

そんな芸と音楽のはざまで、
スマトラトラは最も楽器を使った芸を披露してくれるのだが、
園内演奏に慣れない親バカ母が思わず
「あっ!」と言ってしまったのが、
撮っていたビデオにも残っている。このシーン↓


ホッキョクグマの大事そうに抱える姿にもれず
音楽に生きる動物たちの楽器との一心同体ぶりは
こんなおあそびなんかあり得ない"威厳"に
満ち満ちている。だからこそ、心から
「あっ!」と思っちゃったのです。やれやれ。

ところで意外なニュースだが、
スマトラトラの語録は多い。

とあるコンサートで、生徒の1人がスマトラトラの
楽器を勝手に手に取り、床にばさっと置いた。
「バサっと置いたりなんて(中略)顔の中ではじめて泣きました」

そう、やはり、である。
あんなにお行儀悪く楽器を振り回すスマトラトラも、
本当は、自分の楽器が大事で大事なのだ。
また別の語録もある。

「ちなみにオカピの中身もオカピのようなもんです。」

深い。

ところでヒビキは楽器の大切さについては
さすが音楽コドモだけあって本能的に分かっているものの
まだ管楽器が未体験なので、金管にはあまり愛着がわかず、
オカピの指揮棒にいたく感銘を受けていた。
ヒビキ、いつかマジ振りしてみたい、と思っているに違いない。

実際、園内演奏会ではコドモたちが
ズーラシアンブラスと一緒に演奏する機会も設けられており、
回によって、さっとタキシードを着せてくれ、
指揮に挑戦、限定1名というお楽しみも。
当日指名されたのは女の子で、曲は「ドレミの歌」。
緊張と興奮の入り交じったすてきな表情をしてました。

ちなみにこちらも↓
スマトラトラさんのお友達・山口尚人氏の
[暗めのトロンボーン山口尚人の「ヤマキン」
オフィシャルウェブサイト]
http://kurame-trombone.cocolog-nifty.com/hisato/

ズーラシアンブラス園内演奏 [オカピがいなくちゃ、始まらない!]

2007-10-12 | ブラスと笛
今まで何度もズーラシアの園内案内マップを見ていたのに
気づかなかったのだが、
ズーラシアにはおよそアフリカの動物の展示が少ない。

こういうことは動物園を歩くときにふだんそれほど意識しないが、
ズーラシアの場合は
「地域・気候帯別」に動物をまとめて展示しているので、
カテゴリーを括ってみれば多寡があるのは当然である。

たとえばトラやライオンやゾウはアジアのエリアにいる。
で、キリンはと見るとどうもいない。
上野動物園ではモスクのような建物のある開放景観のエリアに
どどっといる、あのキリンがいない。

「首ののびなかったキリン」とは
オカピの国内初繁殖の成功を導いたご担当者が出版した
『OKAPI』という本の副題である。
ズーラシアの飼育係の人たちは、オカピへの

「しまうまの仲間だよ」
「キリンとしまうまの“あいのこ”なんだ」

という失言にかなりがまんがならないらしい。
(本からはそんな歯がゆさが伝わってくる)

ともかく、ズーラシアにはキリンはいないけど、
同じキリンの仲間で、絶滅危惧種のオカピがいる。
しかもオカピの人気ぶりはたいそうなものだ。
オカピはズーラシアの看板動物として、
特にアメリカの動物園に要請したペアが元となっており、
繁殖によって個体が増えた今も立派に役目を果たしている。


だからズーラシアンブラスの指揮者がオカピであることは
とっても自然ななりゆきであり、園内ではそのことは
さらに自然に受け止められていた。

しかも楽器を持っていないので、
観客ともスムーズにコミュニケーションできることから、
動物たちと子供たちを媒介する役目も果たしている。


もちろん曲を始めてしまえば、いつものマジ振りだ。
オカピはあんまり一生懸命振るので、
ぴかぴかの革靴のかかとがすっかりすり減ってしまっていた。

もし園内演奏日に雨が降ったら、
オカピはホッキョクグマに傘をさしてあげるのだろうか?


ズーラシアンブラス園内演奏 [白銀に輝くホッキョクグマのはなし]

2007-10-10 | ブラスと笛
10月の晴れ渡った日曜日、音楽コドモ・ヒビキと
ズーラシアンブラスの園内演奏を初めて聴きに行ってきました。

ズーラシアンブラスといえば、
よこはま動物園ズーラシアのマスコットキャラ金管五重奏団で
なんと演奏者は、ズーラシア看板のオカピをはじめ、みんな絶滅危惧種動物!
そのコンサートが、園内の屋外スペースでも不定期&随時開催されているのである。

詳しくはズーラシアンブラスのホームページ↓
[ZB:Top Page]
http://www.superkids.co.jp/z-brass/index2.html


会場となるかなり“ただの”はらっぱに、
はい始まるよ~という声に誘われて、思い思いの床にシートを広げ
あるいは芝生に直接寝ころんで
PAなんかなしですてきなブラスバンドが聴けるというのは
なかなかに贅沢、な気分である。

そこで雰囲気的にはディキシーランドっぽいかな、とも思うが
動物たちはみんな蝶ネクタイの正装で、淀みなくクリアな音色。
特にチューバの生音は、およそブコブコ不明瞭になりがちなのに
ベース楽器として、リズム楽器として、鮮やかに支えまくる。
メロディパートがなにやらかそうとも、仕事ひとすじ。

そんなテューバな気質が、ホッキョクグマの顔ににじみでてて↓


ところでこのズーラシアンブラスの園内演奏、
大人も子供も大喜びなのに、
演奏が終わるとみんな実に納得気に退場ゲートへぞろぞろと向かっていき、
誰も「アンコール」というものを思いつかないみたいなのも、
よくよく考えれば、不思議なことであった。

ズーラシアンブラス園内演奏 [インドライオンがかっこいいんだ、これが]

2007-10-08 | ブラスと笛
いやあ、初めて聴きに行った、
ズーラシアンブラスの園内演奏。
動物たちが演奏する姿を初めて間近に見ることが出来、
いやあ楽しかったです。



なにせ会場ははらっぱだし、演奏者は動物だし、
MCは、「はーい、みんなここにいる動物わかるかな?」
「オカピ? そう。みんなもうオカピ見てきた?」
とススメるので、コドモはもとより、
オトナのほうも、ここは混同しておけ、と考えてしまいもする。

そこでまずはインドライオンがかっこいんだ、これが。


広い額に黄金のたてがみをなびかせたインドライオンは、
その緑の目で客席をにらむと、それだけで凛々しい。
“あなたライオン”といえば、井上陽水さんの世界ですが
……もとい、ライオンといえば百獣の王。
いつでも、誰よりもかっこいいことに手慣れていなくては
ライオンではない。1stトランペットではない。
過去は振り返らない。ただひとすじの前方遠達性あるのみ。

MCではなぜかズーラシアンブラスのホームページを
プッシュしていて、ネットの人気投票では
「インドライオンさんが一位!」というのだが、
今回はずしりと納得いたしました。

そして1stトランペットといえばなんといってもリーダー役。
園内演奏は3ステージで13、14,15時半があるのだが
14時の回の最初では、なぜか全員ツバ抜きしてて
「あと1ステージあるっからさあ」
と、みんなの顔ならぬ仕草に書いてあった……
(いや現実には、実にちょっとした仕草なんですよ)
ま、そういうときもインドライオンさんが、
颯爽と先陣を切ってたような……(つづく)