
バレエに「クラシック」と「ジャズ」(そうなのだ!モダン=ジャズと呼ぶのである)があるように、サーカスにもきっと「クラシック」とそうでないものがあるに違いない。音楽にもありますね、クラシック、ジャズ、そのほかはポピュラーとひとまとめになることもあるいろいろがある。
サーカスのクラシックがロシアのバレエなら、モダンはカナダはモントリオールの「シルク・ドゥ・ソレイユ」ということになるのだろうか。シルクは東京ディズニーリゾートに常設の劇場があって、そこで公演をしているという。たぶん広告の作り方でだと思うのだけれど、なんとなく「キャッツ」のような催し物だとずっと思っていて……それは間違いでした。
設立者のひとりというジル・サンクロワさんの話が「ほぼ日刊イトイ新聞」に載っています。中でも面白いのがこのページ↓
「ほぼ日刊イトイ新聞」2008-04-07
最初のパフォーマンスを終えて、
コスチュームをとったときに思いました。
「これが私の本当にやりたいことだ」と。
──「ほぼ日刊イトイ新聞」より
そしてこのページ↓
「ほぼ日刊イトイ新聞」2008-04-15
もともと私はバランス感覚がいいんです。
だから、最初から、怖くなかったんです。
怖くなければ、それはもうできるということです。
──「ほぼ日刊イトイ新聞」より
このジルさんの話はとても素晴らしいです。
というわけで最初から脱線してしまいましたが、私はシルク・ドゥ・ソレイユのほうは観ていないので、よくわかりません。動画などを見るぶんには、さほどはモダンにも見えないのも、バレエに似ていなくもないですが。……おそらくこれはクラシックイタチの趣味趣向の問題なんだと思います。(つづく)
[ロシア・ニクーリンサーカス観劇記]
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