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日々の移ろい

この一年

(写真は、一昨年の冬 揃って近くの神社へ車で出掛け写しました)

姑と夫と3人で暮らしていました。


令和が始まった5月1日 父亡き後2年 実家で一人で暮らしていた母を、この家に呼び寄せ、

我が家は 小さな老人施設の様になりました。


当初は 二人で話したり、

穏やかな 日々もありました。

しかし、
昨年秋から 母の認知症の症状である物盗られ妄想が毎日のように起こり、

手に負えなくなった私は、

2月末 施設をあちこち自分で探しました。

もう母と一緒に住めない、
母が怖くなったから

母から逃げる為です。

すぐにでも 入所出来る
空きがある認知症対応の老健を2箇所見学し、

家から近い老健に申し込みを入れましたら、

コロナ感染者が出て 新たな入所を、受け付けないとなり、

もう一箇所の老健へ申し込みしなおし、

2月中旬から3月10日迄 お世話になっていたショートステイから 直接

老健へ母を送って行く時、

私は母を捨てるのか?!

と、自分ながら恐ろしくもなりました。


しかし、母は、

その施設と肌があっているのでしょう。

職員さんの優しい対応に、
施設の生活にも馴染み、

面会に行くたび

「あの頃は何だったの?」と、思わせるほど

にこやかに迎えてくれる母の笑顔がありました。


そして、9ヶ月経ちます。

老健は、期限がある と、聞いていますから、

年明けにも、
今後の件で連絡を頂くことになるのでしょうか。

一方、もうひとりの同居する
姑は、12月初めに 尻餅をつき
仙骨にヒビを入れ

今は ほぼ寝たきり(たまに一人でフラフラ歩いてトイレへ)になってしまいましたが、

年が明け 介護認定が要介護
と、なったら、

どんな展開になって行くのでしょうか。


92歳と96歳の二人の介護を通して、

色々考えました。

父の場合とは違った女性ならではの 難しさが垣間みえたりしました。

まだまだ ゴールは先ですが(笑)

無い知恵を絞り、
夫と相談、協力しながら、

介護保険を活用し 自分達に出来得る事を 母たちにし、

また自分の身体や心も、
労りながら

暮らしていければ

と、

この一年を振り返っています。


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