気落ちして何も手がつかない一週間だったが、ある日郵便受けに知らない不動産屋さんのチラシが入っていた。
よく見るとこの間の土地の近くの様だった。バス停から歩いて2分だったが、今度は歩いて5分だった。違う場所でも仕方がない。
気を取り直して行ってみることにした。
バス停から前の家の前を通らずに違う道から行ったら迷ってしまった。
そうして辿り着いたのは前の家の前だった。
心臓がドキドキした。
不動産屋さんに電話をすると、調べてあげると言ってくれた。
結果、確かにその土地は買われているがまだ手付金が入っていない、手付金を払った人に土地の権利がある、僕が売主に交渉してあげると言う。
私は手付金のことなど何も知らなかった。
そしてある場所で会うことになった。
話を聞くと売り主は早く売りたくて色んな不動産屋に頼んでいたらしく、また売主はご高齢のご夫妻だった。
直接手付金を支払って、結局その土地は私のものになった。
女だてらに土地を買うなんて信じられないようなことが現実となった。
それから晴れて家を建てる準備に取り掛かった。
これは買ったコスモスだが花びらが美しい。 秋の紅葉も深まってきた。お庭にて。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます