秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

円覚寺

2023年02月20日 11時17分07秒 | 日記

生更木や 甥なつかしむ 円覚寺

        四十年前の短期修行でカツを入れられた由  

 

 甥は、今回父親の米寿祝のためにアメリカ人の奥さんと来日しました。関空から入り、京都観光をして東京に泊まりました。鎌倉に行きたいということで一日、鎌倉を案内しました。
 甥は学生時代、先生に「鎌倉で座禅を組んで精神修行せよ」と言われ、一週間、円覚寺にお世話になったそうです。鎌倉を選んだ一つの理由が、精神を鍛えてくれた円覚寺にお礼参りをしたい、ということでした。
 生更木(きさらぎ)のお礼参り、新たな生命(いのち)をいただいたのではと思います。

 写真の仏像は大光明宝殿にある宝冠釈迦如来です。お顔部分が焼けて黒光りしていますが、ここに有難味がありそうです。
 円覚寺は2度目の元寇(1281年、弘安の役)があった翌年に開堂され、その後幾たびも火災に遭いましたが、「御面相」だけは取り出されて守られてきたとのことです。今のお顔は北条時宗も拝んでいたものだそうです。


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