生更木や 厳しさ耐へし 生命さきがけ
仙台堀川公園
旧暦の2月は如月(きさらぎ)で、同じ読みで「生更木」とも書かれます。生更ぐ(きさらぐ)とは、草木が更生すること、春を目の前に生き物が活動のための英気を養うこと、とのことです。
2月は花暦の上では特別な月のような気がします。草木の生命(いのち)が厳しい冬に耐え、明るい花を咲かせ始める月という印象です。この頃に咲く花さん達は、この一年の咲く花さん達の先駆け、一番手です。人間にとっても、長い冬の終わる春寒むの頃に、これらの明るい色の花さんに出逢うと、ほっとするのではないでしょうか。
「生更木」とは、昔の人は自然の在り様を反映したいい漢字を当てはめたなと感心します。