しあはせとは 同じ日 空也 宝石展
東京国立博物館 空也展
国立科学博物館 宝石展
東京国立博物館 大日如来坐像
東京国立博物館 千手観音坐像
六波羅蜜寺の空也さんにお会いしたく、東京国立博物館の空也展を予約しましたが、久しぶりの上野公園なので、国立科学博物館で開催中の宝石展に寄ってから行くことにしました。綺麗な宝石の原石がどのようなものかに興味があったからです。
展示会場の最後の部屋は写真撮影禁止で、そこには宝石をちりばめた豪華な女性用の装飾品がいくつも展示されていました。18,9世紀頃の王侯貴族が身に付けていたものです。確かに、美しい見事なものですが、今とは比べものにならない格差社会の産物で、虚栄心(vanity)が蠢(うごめ)く当時の社交界の様子が目に浮かびました。
こんな感想を抱いて宝石展会場を後にし、東博の空也立像展会場に入りました。予約制のお蔭で人は少なく、質素そのものの空也さんをいろいろな角度と距離から小一時間ほどじっと観ていました。
起きて半畳寝て一畳、天下とっても二合半
プーチンは時計の針を巻き戻すが如く、かつての帝国主義的な侵略戦争でウクライナを降伏させ属国化しようとしています。プーチンと彼に取り入る「オリガルヒ」と呼ばれるロシアの富豪たちは、プーチン独裁体制の下で巨額の富を築き、18,9世紀の王侯貴族のような生活を送っているのでしょうか。
しかしながら、彼らの心の平安は・・・
添付の空也像は撮影禁止でしたので、購入した絵葉書をスキャンしたものです。宝石の装飾品写真は国立科学博物館ホームページに掲載されているものをコピーしました。大日如来と千手観音坐像は東博の撮影可のものです。
たまたま同じ日に対照的な二つの特別展を見たため、いろいろと考えさせられました・・・