千枚田人の手冬は電飾に
大山千枚田にて
バス停「大山千枚田入口」からただ一人、歩いて登ること30分。目的地には暮れ始めた17時頃に到着。能登の白米(しろよね)千米田と佐渡ヶ島の岩首昇竜棚田(いわくびしょうりゅうたなだ)は昼間に見ましたが、冬の夜はここが初めてです。
二つの棚田を見て、急斜面に様々な形をしたたくさんの狭い棚田を維持し、そこでお米を作るのには大変な人手がかかるんだろうなと、農家の方々のご苦労と田んぼへの愛着の深さを思いました。ここ大山では、棚田の畔に沿って無数のLEDライトが置かれています。これまた、大変な人手が掛かっているんだろうなと思いました。
日が暮れますと、15分毎に橙・青・緑・紫と4色に変化するライトで彩られる棚田の形が浮かび上がります。暗黒の中でのライトアップショーは一見の価値ありです。
帰りは真っ暗でオリオン座とスバル座がくっきりと見えます。幼い頃の暗闇を思い出し、1847発のバスの時間を気にしながら、一人歩いていました。