冬刺しは 脂ほんのり 美肌かな
江東区北砂 あずま
白身は鯛と「のどぐろ」です。
冬フェスタ 楽し絆も 深まりぬ
私たちのマンションでは、コロナ禍以前の2019年までは1月に餅つき、9月には大々的なフェスタ(お祭り)をマンション内で開催して、多くの住民の方々が集い、楽しんでいました。2020年のコロナ禍から中断し、今年の1月、5年振りにこれまでの1月の餅つきと9月のフェスタを合わせた新モード祭りが開催されました。
住民のボランティアが中庭に大テントを3張り設営し、2階では餅つき用のお米の蒸かしとお雑煮作り。これらの共同作業は、実は災害時の避難生活対応訓練としても役立ちます。5年間中断されていましたので、テントの張り方も一部忘れて戸惑いましたが、直ぐに皆さん思い出されました。中庭では射的とお菓子釣りのお店が開設し、抽選会場もあります。マジックショー、ダンスもあります。2階ではフランクフルト、ワッフルのお店も大繁盛でした。
5年振りのお祭りを楽しみ、住民の方々の絆も深まったように思います。
新春が はなやぐ子より 祝い花
2024年51回結婚記念日
私が一人で歌舞伎座に行っている間に、子の夫婦連名で宅配されてきたとのことでした。Big Surpriseで、横になっていたわが奥さんにはさぞ良い励ましの薬になったことと思います。
妻不調 一人初春 歌舞伎かな
逝きし世の 人と迎春 歌舞伎かな
今年初 晴れの気分に 大歌舞伎
2024年1月 第51回結婚記念日の
歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」公演にて
場内は撮影禁止でしたので、舞台の写真は歌舞伎座のホームページ掲載の動画から転載しています。動画にはない、もっと初春を感じさせる緑、赤、白、金が基調の明るい場面がありました。
ところで、わが奥さんはこの日を一番楽しみしていまして、二人で着物を着て歌舞伎座に行くことになっていました。が、前日から熱はなかったものの体調が思わしくなく、家を出なければいけない時間に、やはり今日は行けないということになりました。仕方なく、初めてのことですが一人で歌舞伎座に行ってきました。
あまり乗り気ではなく、開幕を待つ間は最相葉月著のぶ厚い「証し」を読んでいました。幕が開くと驚きました、実に色彩豊かで華やかな明るい舞台が出現しました。「ああ、今はお正月なんだな~」という気分にさせてくれました。
もう一つ感じましたことは、この歌舞伎座の舞台と客席の雰囲気は江戸時代と基本的には同質のものではないかとも思いました。このように感じたのは、渡辺京二著「逝きし世の面影」を読み終えた直後のせいかもと思いましたが、タイムスリップして、江戸時代にお正月を迎えているような気分にもなりました。
元旦は能登半島地震、二日は羽田空港での航空機衝突事故と暗いニュースで明けた今年、奥さんと一緒に見れなかったのは残念でしたが、一時の「晴れの気分」を味わわせてもらいました。
わが奥さんは今は元気になりました。