秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

水鳥形埴輪

2024年12月18日 11時09分13秒 | 日記
芸術の秋にふさわし水鳥埴輪
       東京国立博物館



 この埴輪は兵庫県池田古墳から出土した古墳時代・5世紀のものとのことです。今から1600年前の素晴らしい芸術作品、心がほのぼのとします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彩色復元埴輪

2024年12月17日 23時03分39秒 | 日記
埴輪の色古(ふ)るままがよし秋の暮
  東博、彩色復元の挂甲の武人を前に



 彩色復元の埴輪は初めて見ました。仏像、建物もそうですが、私には歴史を感じさせてくれる古色蒼然の姿のままがすんなりと心に入ります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

埴輪武人の愁思

2024年12月16日 22時45分48秒 | 日記
防人の秋思偲ばる埴輪かな
      東京国立博物館



  この埴輪は、1974年に古墳時代の埴輪として初めて国宝に指定された「埴輪 挂甲の武人」です。群馬県で出土し、制作推定年代は6世紀。
 一方、防人(さきもり)は、日本が663年に朝鮮半島での白村江(はくすきのえ)の戦いに負けたために、中大兄皇子が九州防衛のために制定した制度と言われています。また、万葉集には、防人による歌も含め7世紀前半から759年頃までの歌が収録されていると言われています。
 従って、この6世紀の埴輪の武人は万葉集に登場する「防人」ではないのですが、武人の表情から遠くを悲し気に想っている防人のように見えます。どんな「秋思」であったのか・・・
 高校時代に習って朧気に覚えていた防人の歌をインターネットで確認しました;

 我が妻は、いたく恋ひらし、飲む水に、影さへ見えて、世に忘られず
 父母が、頭掻(か)き撫で、幸(さ)くあれて、言ひし言葉(けとば)ぜ、忘れかねつる
 唐衣、裾に取り付き、泣く子らを、置きてぞ来(き)ぬや、母(おも)なしにして


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古の芸術の秋

2024年12月15日 11時28分58秒 | 日記
この埴輪まさに前衛芸術の秋
       東京国立博物館



 この埴輪は古墳時代・6世紀のもので、埼玉県の「野原古墳」から出土しました。この埴輪を一目見て、古墳時代の人々の楽しそうで和やかな心とユーモアを感じるとともに、アヴァンギャルドという言葉が浮かびました。時は11月、古墳時代も今も秋は芸術のシーズン、と思った次第です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

埴輪と秋

2024年12月14日 01時04分26秒 | 日記
秋深しあごひげはにわ今の人
       東京国立博物館



 この埴輪は茨城県で出土した6世紀・古墳時代のもので、高さは173㎝もあります。今でも十分に通じる粋なスタイルの古代人がタイムスリップして目の前におられる、そんな感じがします。
 秋は全てが静まりかえり、人、動物、鳥、家の埴輪をじっと見つめていますと、過去へと吸い込まれながら古墳時代の生活現場にいるような心地よい錯覚に陥ります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする