髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「アウトランダーズ」 レビュー (ファミコン)

2017-12-15 21:00:55 | ファミコンレビュー
「真鍋 譲治」氏原作の同名コミックスのゲーム版
トップビューのアクションRPG
マイクロニクスが開発
ビクター音楽産業から発売
1987年12月4日発売

あらすじ
まずは原作を読んでって所だが…

ゲーム中のあらすじは
『カーム』『バティア』『ゲオバルディ』が捕まった。
『カーム』を助けるためには
まず『バティア』『ゲオバルディ』を助けなければならないと『ナオ』が言う。
みんなを助け出すため『てつや』は留置場から脱出する事にした。


特徴

様々な独自の仕様を組み込んでいる。

レベルアップには敵を倒した時に得られる経験値の他に
『にこちゃんばっち』なるものが規定数必要である。
ゲーム中出て来たキャラに親切したりするともらえる。

例、「食べ物をくれ」と言われるのでパンを与える。
  「花を買ってくれ」と言われるので花を買ってあげる。etc

『パン』という食料があり、『パン』があると歩いていると体力が自動回復する。
(自動的に消費)
一方で『パン』が尽きると体力を消耗する。

『生命のボール』という物を得るがこれは魔法を使う際に必要。

戦闘面では『剣』と『ガン』があり、見つけると使い分ける事が可能。


シンボルエンカウント方式でトイレの男子マークみたいのが
壁無視して複数動いているので触れると敵との戦闘になる。
止まっているマークはそこにいる住人である。

[フィールド時]
十字キー:移動
Aボタン:コマンドを開く

[戦闘時]
十字キー:移動
Aボタン:コマンドを開く
Bボタン:装備している武器で攻撃


点数は10点

良い点
・「アウトランダーズ」のゲーム
・フィールド上ならパスワードを取れる。

悪い点
・戦闘面
・非表示多すぎ
・パスワードのカーソルでかすぎ

良い点の解説
・「アウトランダーズ」のゲーム
 ファンなら嬉しいんじゃないだろうか?(んな事ないか?)
 髭人は本作をプレイして検索して原作がある事を知った。

・フィールド上ならどこでもパスワードを取れる。
 再開は最後に立ち寄った町という事で
 ドラクエ2でいう「復活の玉」みたいなものである。




悪い点の解説
・戦闘面
 いくつもあるので項目を更に分ける。

 ①主人公の動き
  この時期のトップビューのアクションRPGってなると
  「ゼルダの伝説(ディスク)」や「ワルキューレの冒険」などが挙げられるが…
  動きは固く、敵に攻撃をしても被ダメージ音や点滅などの被ダメージ演出もない。
  敵にダメージを与えているのかてんで分からん。
  「剣」で攻撃するとノックバックするからまだダメージは与えている感があるが…
  「ガン」に関してはノックバックしないので手ごたえが皆無。
  倒すまで分からない。効いているのかいないのか…

  逆にこちらのダメージもノックバックがないので
  突進系の敵に密着されると何も感触もないのに
  ガリガリ体力を削られ、いつのまにか死ぬなんて事態も起こるので注意。


 ②処理
  処理がおかしいのか分からないが戦闘時、
  敵を倒すと『お金』や『生命のボール』や『パン』を出すのだが表示するのに
  一瞬固まるのだ。瞬間的なものだから0.5秒未満だろうが戦闘中である。
  まだ敵が残っている状態でそれをやられると非常にペースを崩す。

  全体的に動きも硬いし…


 ③雑魚の行動パターン
  フィールド上の雑魚の行動パターンは1つだけである。
  もう一度言う。1つだけである。
  じゃぁ、その1つはどれだけ奇抜で変化に富んだものなのかというと…

  「ただプレイヤーに接近し、最接近したら攻撃のモーションを取る」

  しかない。
  色違いで攻撃力や耐久力の違いはあれど動きは同一である。
  こちらが攻撃しても避ける動きなどないし、弾は撃ってこない。
  純粋に近づいて来るだけである。
  芸がなさすぎにもほどがあるだろ……


 ④魔法
  ゲーム中盤になると見つけた仲間が使えるようになるのだが…
  ピカッと光るばかりだけで説明文は一切なし
  一体何がどういう効果なのかサッパリ分からん…

  詳細に書かれた攻略サイトも存在せず…
  誰か教えて…


・非表示多すぎ
これもいくつも項目があるので分ける。

 ①体力
  「ドルアーガの塔」かって話だが…
  そっちは次階に上がると体力が全快しているって仕様だからまだいいが
  本作は体力が基本継続するにもかかわらず分からないのだ。
  一応、瀕死になるとキャラの顔色が変わるけども
  現状どうなっているのかが分からない。

 ②パン
  30個ぐらいまで所持する事が出来て
  所持していると自動回復してくれるのだが
  今、何個所持しているのか常時表示してくれないので
  今いくつ持っているのかが分からない。
  どれだけ補充すればいいのか全くわからん。
  いつ食べているのか…いつなくなったのか…
  分からん!!

  「ジョジョの奇妙な○険」の「第1部」で
  『ディオ・ブラ○ドー』がパンについて語った場面であるが…
  
  ディオ「お前は今、持っているパンの枚数を覚えているのか?」

  なんて尋ねられたら
  似た台詞を言われた『ウィル・A・ツェペリ』同様
  プレイヤーも歯噛み状態になる。 

  そして、パンを購入しても今、何個持っているか分からんし
  個数指定できず1個1個買わなければならないシステムも
  苛立たせてくれる。
  文字速度もあんまり早くないし(速度変更不可)
  

 ③所持金
  道具屋や宿屋などでお金が必要であるが
  買い物時、所持金が表示されないのである。
  今、いくら持ってんだよタコ…
  それを見るためには体力と同じく「強さ」を開く必要があるがそれをすると
  別に見たくもない項目も見させられる羽目になる…

  一応コマンドの「強さ」を選べば分かるが
  ドラクエみたいに一覧がバッと1枚のウィンドウで一括表示されるのならともかく
  「お金」「パンの数」「にこちゃんばっちの数」
  「経験値」「レベルアップ必要な数値」など
  ウインドウが1枚1枚、順番に表示されるので実に鬱陶しい。
  Bボタン押しても即座に終了する仕様じゃねーし
  何でこんな鬱陶しい表示方法にしてんの?

  それとダメージなどの項目が非表示だから
  上記、魔法の意味不明さについて拍車をかける。

  「光ったけど、何の効果なんだ?
   攻撃力アップ?防御力アップ?それとも体力?
   それとも敵にダメージ与えているん?
   何なん…この魔法…」

  困惑させてくれる。

・初対面の住人から感謝される。
 『にこちゃんばっち』をくれる住人は

 『水をあげる』『食べ物をあげる』『物を届ける』など…

  など解決してあげると「ありがとうございました」というのだが…
 全く同じヤツが各地にいるらしく、新たなマップで住人に話しかけたら

 「ありがとうございました」

 などと言われる。
 初対面の人間だぜ…
 一体、お前は何に感謝していんだろうか?
 しかも解決した項目を喋ってくれないので

 「は、はぁ…
  そ、そうですね。確かにやってあげましたよ。
  あれですよね。あれ」

 という適当に相槌打っている感半端ない…


・パスワードの指定部分でかすぎ
 指定部分と言っても打ち込みのカーソル部分ではなく
 現在、何文字目に打ち込むかを指定している部分である。

 ドラクエ2で言えば点滅する方である。

 それを『ナオ』ってキャラクターにしているんだけど
 2文字分の大きさがあるので隣の文字を隠してしまう仕様である。
 最初の打ち込み時はただ打ち込んでいけばいいんだけど
 間違えた場合、非常にわかりづらい。

 このゲームのパスワード

 「ぬぬはぬぬ」みたいな感じで同じ文字が並ぶことが多いから
 「○○はぬぬ」みたいな形で表示される。

 同じ文字が見えない為、何文字打ったのか何文字目なのか非常に困惑する。
 思わずアホかと…





ゲーム的に言えば戦闘面で敵を倒す爽快感などは皆無。
『剣』と『ガン』にはいくつも種類があるが使用感覚はほぼ同じである。

『剣』は種類によって出が速いとか長さが違うとか一切ない。

『ガン』は小さい弾を画面内で1発だけ直線的に放つ。
 『ナパーム』のみ画面内2発直線的に発射可能で敵を貫通する。

敵を倒すために必要な攻撃回数が異なるだけである。

敵を倒すのが面白くなければストーリーはどうやねんって話になるが

「『パス』がなければここは通さない」
「仲間をたすけてくれ」

という芸のないお使いばかりだし…

面白い仕掛けや演出などもない。フィールドの面白味もない。
音楽も並以下。

ダンジョンで画面端行っての画面切り替え時に

「ブブブブブ…」

っていう不協和音は一体何やねん…

このゲーム、戦闘終了後(敵を倒す)に
『経験値』と『体力』がウインドウが開いて表示されるのだが…

「経験値は00005
 体力は 00020」

と言った風に、5桁で表示される。
だから、

髭人「先は長いなぁ~。
 それとも後半になるとインフレすんのか?」

なんて思うんだけど…
最大レベルは15。必要経験値は500程度である。
その最大レベル15の時、最大HPは500である。

千と万の桁は無意味な数字である。

「経験値、万に行くかもしれないから確保しこーぜ」

と、製作初期に用意したものの全く届かなかった…
そういうあまり見通しを立てずに作っている製作側のゲームって所なのだろうか?
いや、髭人のようなプレイヤー心理を欺く為だけの数字なのだろうか?
うーむ…。
答えの出ないことを考えても仕方がないな…

トップビューのアクションRPGでシンボルエンカウントって事で
本ソフト半年以上前に出た「エスパードリーム」の超絶劣化版として認識している。
(本作、1987年12月4日発売
 エスパードリーム、1987年2月20日発売)
まぁ、当時のディスクとカセットとの容量の差はあれどここまで酷いと擁護は出来んわ…
何から何まで不便、不親切だし、ゲームとして面白くないし…

『パン』で自動回復というあまり類が見られないシステムはあるものの…
表示等のせいでプレイヤーの足かせになっているだけのダメシステムでしかない。
1つずつ買うのがクッソだるいから『パン』なんてものは放置したい所なのに
『パン』が無くなると体力が減るというクサレ仕様。

流石、安定の開発『マイクロニクス』。
どうすればプレイヤーを苛立たせる事が出来るのか心得ていやがる…
そしてどうすればゲームが面白くなるのか楽しくなるのかを全く心得ていない…
もはや才能というか匠の技というか…

良い点で『フィールド上ならいつでもパスワードがとれる』って書いたけど

「このゲーム、いつでも辞めてくれてええで」

というのが『マイクロニクス』の良心なのかもしれん…


『パン』で自動回復か…
うっでいぽこ」でも同じことやっていたな。
これもゲームの仕様に不似合いの意味のないシステムだった。
こうやって個性的なダメなシステムってのは
マイナーメーカーが自分自身の手によって淘汰していくんだなぁ…(しみじみ)


色々このゲームの事を調べようと「アウトランダーズ」のwiki見たら
アッサリ、ストーリーの結末や
主要キャラの行く末がwikiのすぐ上に書かれていて全てを知っちゃったよ(苦笑)
まぁ、ゲームクリアしてからマンガを読もうと思った訳でもないから別にええけどね…
この記事を見て「アウトランダーズ」に興味を持った方はご注意!(いねーよ)

wikiの書き込みの少なさなどにより熱心なファンがいないって事をうかがわせるなぁ…
一応、OVA化されている。

ヒロイン『カーム』の声は
『平野 文』氏である。

そう。
「うる星やつら」のヒロイン『ラム』と同じである。
「アウトランダーズ」の『カーム』と比較すると

「異星人」「髪色緑」「ビキニタイプの服」「角」「地球に来て男に即惚れる」

と、共通点は多い。
ここまで来ると敢えて『平野』氏を起用したんじゃねーのとすら思える(笑)
っつかー原作の『カーム』も『ラム』を意識して創作されたんちゃうん?

ただ、漫画原作で映像化されてるつってもマイナーだわな…
そんなマイナー作品つって思い出したのが「名門!多古西応援団」かな。
あれも何気に実写映画化されているからな。
どちらも無名という悲しい共通点があるわ…
ただ、ゲームとしてはこっちよりは「多古西応援団」の方が遊べる…

プレイ動画を探してみたら触り程度のプレイしているのはいくつかあるものの
最初からクリアまでプレイしている動画はニコニコで見つけた。
ただ投稿日時は2016年9月~2017年1月までで5本の投稿とかなり最近。

2017年5月上旬現在でPART1と2だけが400以下。
3、4、5が二桁という再生数。
コメントはいずれも1桁という体たらく。

このゲームの無名度が良くわかる結果である(涙)

ちなみにそのあらすじ部分を見てのこのゲームに合わせている点を考えると…
「アウトランダーズ」のキャラが出ているに過ぎないね。
例えるのなら

とある漫画で

「俺は野原〇ろしだ。誰が何を言おうと野原ひ〇しなんだ」

みたいな事言っているキャラがいて
一部ネットで

「自分を『野原ひろ〇』と思い込んでいる一般人」

なんて認識がされているがこれもそれに倣うだろう。

「自身を『アウトランダーズ』と思い込んでいる無名ダメゲーム」



ここからがネタバレ


















このゲーム、レベルを上げるには『経験値』と共に『にこちゃんばっち』なるものを
住人の頼みを聞くともらえると書いたけどさ…
終盤「賭博の町」でたった10ガバスでミニゲームが出来る。
コインが右手にあるか左手にあるかというのを5回当てるというゲームだ。
と言っても画面に手が表示され激しい動きで入れ替わって
どっちの手が分からなくなる…なんて演出はある訳ない。

テキストのみで

「どっち?」

と聞いてくる訳だ。
完全にランダムである。
で、5回連続で当てると『ばっち』が10個ももらえるのである。

1個1個集めるの面倒くさいのにこんなミニゲームで一気に10個って…
まぁ、1人1個なんてやっていると取りこぼしをしてしまうと
面倒になるってのは分かるけど
こんな事なら人に優しくするより賭け事する方がいいって形になってしまう。
救済措置って認識をしておこうか…



ゲームのストーリーとしては

味方の2人を助けて『カーム』を助ける事になるのだが
『カーム』は水晶玉に入っている(絵などはなし、テキストのみ)。
水晶玉から「カーム」を出す。
(あらすじでは顔が見られるがゲーム中『カーム』の姿を見る事はない)
すると、『プログレス』という奴が
(原作では結構出ていたようだがゲーム中では、ポッと出です)
『カーム』の父である『皇帝』を倒し自分が乗っ取ろうとしていることが発覚。

そいつを倒しに行くことになる。
『プログレス」』を倒し、皇帝に会いに行くと

皇帝「娘を頼む」

と言って来て結婚式となりエンディングとなる。
その際に神父役をしている「ナオ」が

ナオ「カームを妻としますか?」

と、聞いて来るのでプレイヤーが選べる。
一応マルチエンディングって奴である。

では、ラスト付近の流れを細かく解説していこう。
ちなみに髭人のエンディングの全てを見た一言は

髭人「え…ええッ!?
 う…嘘でしょ?」

である。



まずラスボスの実質初対面の『プログレス』

プログレス「わしには銃は効かんぞ」

と、盛大に自分の特徴…というか弱点を教えてくれる。
え?銃は効かないと言っているだけで弱点を言っていえる訳ではないって?
だって、このゲーム、最後まで武器が『剣』と『銃』しかないんだぜ。
なら

 「効くのは剣だけか」

という心境にしかならない。
ああ…今、思い返せば魔法があったか。
効果が分からないから使う気にもならなかった。
いずれにせよ『プログレス』に効くのは『剣』のみである。

そしてコイツの攻撃パターンは

『浮遊して全画面攻撃を放つ』

だけである。
全画面攻撃を放つと

「○○のダメージを受けた」

と、一々ウィンドウを開いて来る。ウゼェ…
攻略法としてはコイツ、体に当たり判定がないので密着して剣を振っていれば勝てる。
ラスボスとてノックバックも被ダメージ音も被ダメージ変化もしないので
手ごたえも感触も皆無である。
例えるのなら

「煙に素振りしている」

というそんなレベル。
曲も通常戦闘の音楽だし倒してもファンファーレも鳴らず何ら高揚感もない。

そして、『カーム』の父である『皇帝』に会い
(『皇帝』の方が大きくラスボスの雰囲気がある)
結婚式という流れになるのだが

「カーム」と「てつや」
結婚衣装であるが背中を向けているので顔が全然わからん…

そして結婚するか否かを決めることになる。
髭人は最初「はい」を選んだ。


・「はい」の場合、

カーム「てつや~」

と言って喜び
助けた仲間のカップルが

ゲオバルディ「俺達もこうやりたいな~」
バティア「バカ」


・「いいえ」の場合

カーム「なんですって~」

と言って怒り
助けた仲間のカップルが

ゲオバルディ「あれでこそ男だ。そう思わないか?」
バティア「あほ」




と、そんな面白味皆無のテキストが表示され唐突に

「おわり」

と、表示される。

髭人「ん?何かあるのかと…」

期待して待つが何もない。

スタッフロールも1枚絵などは共通してなく、
ボタンを押すとタイトル画面に戻される。

髭人は思わず言ってしまったのだ。

髭人「え、ええッ!?
 う、嘘でしょ?」

と…
やはりRPGだからね。
プレイに10時間ぐらいかけたわけだ。
それでこの呆気なさ味気なさだからね。


何やねん。このエンディングは――――!!
プレイヤーが「はい」か「いいえ」を選ぶが
上記の通りのテキストで何も面白くもない。

折角の結婚式エンディングだぞ!
『カーム』を妻としますかの問いで「はい」選んだ時は
結婚式参加者記念撮影って事で
『ゲオバルディ』『バチュア』は勿論、
『皇帝』や出席者が微笑み
そしてウェディングドレスを身に着けた綺麗な『カーム』を出してもええやん。
何故にない――――!!
何で神父である『なお』以外、背中を向けてんねん!


それがスタッフロールもなく

「おわり」

で、終了って…
アンタ…
ここまでの苦労が全く報われねぇじゃねぇか――――――――ッッ!!

ゲーム部分は粗悪品
ストーリーは盛り上がらず
ラスボス戦は無味乾燥
エンディングは見所もなく激烈にアッサリ
スタッフロールもなく何事もなくタイトル画面に戻される。

だから髭人の嘘でしょの心境は…

髭人「嘘でしょ…
 (このゲーム始めて苛立ちばっかで負の感情しか持ってねぇぞ。
  ここまで何も面白さも嬉しさなどの正の感情を何一つ抱けてないんだぜ)」

と言ったのである…

せいぜい

「苦いと思いながらもプレイを続けていればクリア出来る難易度」

というのがこのゲームの良心かねぇ…
(この要素、ダメなゲームにお情け的に結構、言っている気がするな…)

OVAの冒頭部分を軽く見たが地球に来襲した『カーム』が
地球防衛に来たであろう軍隊の兵士達を
手に持つ剣で首を斬り落としたりと残虐描写がきつかった。
(当時から考えればさほどきつくはないかねぇ…)

実際『カーム』がこのゲームをプレイしたら
いくら科学力が自分たちと比べてはるかに劣る地球人が開発したゲームソフトというのを考慮しても
開発スタッフ一同を剣で突き刺したり、首を跳ねたり、皆殺しにしてんだろーなぁ~。
だから、スタッフロールを載せなかったなんて思ってしまったよ(苦笑)

冗談ではあるがそんな想像すらして出来てしまうのが本作の出来である。

だからこのゲームは「アウトランダーズ」ファンですらプレイをオススメしない。
パッケージのケツを強調している『カーム』を見て



髭人「うん!
 エロイお尻をしてる!」

と、思って満足し
そっと押し入れにしまっておくのが賢明であるといえよう。

髭人「ん!?
 背後に気配…
 誰かいるのか?
 そこにいるのは…

 !?
 カ…カーム!!

 いや…
 ど、どうしたんですか?カームさん。
 すごい剣幕をして…
 今のはけ…け…ケツ…決して悪い意味ではなく誉めてい……。」
 うわぁぁぁぁ――――――――!!」



チーン…











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