「大貝獣物語」や「大貝獣物語II」でボロクソに言ったが髭人自身
「貝獣物語」シリーズが好きなのだ。
「貝獣物語」は「攻略本」「不完全攻略本」「ゲームブック」「サントラ」
「大貝獣物語」は「攻略本」2冊
「大貝獣物語II」は「攻略本」3冊、「サントラ」「ゲームブック」
と所持している。決して嫌いではない!
それは誤解なきように!!
では何故好きなシリーズにも関わらずそんなにド酷評をしたかというと
「好きだから、悪い部分を目つぶって絶賛!!」
なんて事は髭人には出来ない。
勿論、ファンだから少しぐらいなら許容してしまう所は確かにある。
「大貝獣」もきつかったが
「大貝獣II」に至っては完全に我慢の器を決壊させたからだ。
「大貝獣物語II」の度を越した酷さはフォローしきれないほどだが
製作がどういう状況だったかは1996年という時代から考えればある程度、推察はできる。
1996年と言えばスーパーファミコン末期。
既にプレイステーションやセガサターンなどの次世代機が発売され軌道に乗り始めてきた頃だ。
(PSは1994年12月3日、SSは同年11月22日の発売)
「大貝獣物語II」wikiを見たところ12万本販売したとのこと。
10万以上も販売していれば現在のゲーム市場を考えれば売れている方と思えるかもしれないが
当時からすればこの数字は物足りない。
1994年12月22日発売の「大貝獣物語」は
30万本売れていて、定価は「10800円」
スーパーファミコンのソフトの定価は9000円もするのがザラだった。
「Ⅱ」は定価が「8200円」
これは次世代機のソフトの安さから対抗せざるを得なかったのだろう。
当然、ゲームのボリューム、キャンペーン等を考えるとⅠよりも多くの制作費が費やされたに違いない。
(サントラ、スタンプラリーコンプ者への貯金箱が先着3000名、ボンボンでギャグマンガ掲載)
だからこの「8200円」はかなり無茶な価格設定だという事が伺える。
ちなみに1996年に発売された主なPSやSSのソフトってのは
3月29日「機動戦士ガンダム Ver.2」(PS)
同日「鉄拳2」(PS)
5月17日「スーパーリアル麻雀PⅥ」(SS)
6月28日「ザ キングオブファイターズ95」(PS)
同日「餓狼伝説3」(SS)
7月12日「ポポロクロイス物語」(PS)
7月19日「ときめきメモリアル forever with you」(SS)
8月2日「大貝獣物語II」
8月7日「ストリートファイターZERO2」(PS)
11月29日「電脳戦機バーチャロン」(SS)
調べてみて驚いた。
ここ数年で好きになった「ポポロクロイス物語」は「大貝獣II」より先の発売とはな。
「ポポロ」の方はキャラはドット絵で良く動き、表情も豊か、技の声を喋り、ムービーもある。
ストーリーは心に響く。そして何より安い!!
「大貝獣II」は?
……。
製作の規模が違うからあまり強くは言わないが。(十分言っている)
そして売上は12万本。
ナンバリングタイトルの続編が出てない所から鑑みると「爆死」だったのだろう…
ゲーム事情の急変。
その状況の厳しさは理解できるが音楽以外の内容はファンの俺でも擁護できん。
その後の貝獣シリーズの動きを追っていこう。
1997年頃「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーン」カードゲーム発売
1998年3月5日「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーン」ゲームボーイ発売
1999年2月26日「ポヨンのダンジョンルーム」ゲームボーイ発売
1999年3月19日「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーンII」ゲームボーイ発売
2000年6月2日「ポヨンのダンジョンルーム2」ゲームボーイ発売
2000年頃「カードファイトVマスター」カードゲーム発売
2007年「大貝獣物語MOBILE」携帯アプリ配信
髭人はこれらを全てスルーした。
カードゲームは買い揃えなければならないので金がかかりすぎる。
ポヨン2作品はゲームボーイ未所持という事で購入しなかった。
MOBILEは当時持っていた携帯の機種が古くプレイできないのでダウンロードしなかった。
キャラ絵の変更と1枚絵が追加されているだけでストーリーは変わらないという携帯アプリらしいし…
とは言え一番の理由は「大貝獣II」で愛想が尽きていて金や面倒をかけてまで欲しくはないと至ったからだ。
だが、貝獣系の掲示板を見てきてそれらについての情報は少しは知っている。
挙げてみよう。
・「大貝獣物語 ザ ミラクル オブ ゾーン」
「大貝獣I」や「II」に出てきたキャラの後日談が少しあるようだ。
Ⅰで出てきた『キララ』に娘がいる。
名前は『クララ』
『キララ』は『コルドバーン』の王女という立場上、世継ぎの問題があるので
結婚して『クララ』という子供をもうけた。ここまではまだ分かる。が…
「子供を産んだら即離婚。理由はIの勇者にまだ惚れていて忘れられないため…」
は?
このキャラに愛皆無のテキトー設定…
王族だから独身を貫き続ける訳にはいかないっていうのは分かるが『キララ』自身が望んでないだろ。
『キララ』は火の貝の勇者との再会を待ちわびているのか?
Iの劇中、別に勇者と関係を持っていたとかそもそも恋愛フラグさえ立っていたわけじゃない。
『キララ』のただの片思い過ぎない。
それに火の貝の勇者はプレイヤー自身だから全員『キララ』ファンとは限らない。
『リンダ』だって『トキア』だっている。
中には『グジュー(クシューラ)』だっているかもしれないだろ。
ちなみに『トキア』も「大貝獣Ⅰ」で「勇者が好き」アピールしていたが
カードゲームでロクな経緯もなしに子供がいるそうだ。
いきなり子持ち発覚なんてファンの心抉り過ぎだろ…。
そのカードゲームは流行ったのかは髭人は知らない。
カードゲームを題材としたマンガ化もされたそうだが…
本当に流行ったのなら現在でも貝獣シリーズは作られているだろうから
当時それなりにヒットして低空飛行を続け…
潰えたのだろう…
・「ポヨンのダンジョンルーム」
タイトル通り『ポヨン』を主役にしたダンジョン探索のRPG。
「貝獣」シリーズって世間にそれほど認知されてないのに
メインタイトルを省略し『ポヨン』をスピンオフってのはあまりにも早計なんじゃないか?
「ポケモン」の『ピカチュウ』を主役としたゲームがあったが
貝獣ファンでもなければ『ポヨン』なんてしらねーだろ。
裾野がまるで広がってない『貝獣』の1キャラをピックアップしてどうなる?
まずは広く浅くだろ?
そこから人気を集めてから狭めて深くするべきだろ。
というか能動的ではない『ポヨン』の主人公起用は疑問。
大魔王とか襲ってきて自分から立ち向かおうとしないキャラはダメだろ。
真面目で行動的な『バブ』もしくは怖がりはするが頑張ろうとする『クピクピ』ぐらいじゃないと
目の前に魔王がいても飯の匂いがしたらそっちにいきそうな『ポヨン』ではさ。
ちなみにそのゲーム内にクイズがあって
Q.大貝獣物語IIIは出る?
という問いがあるそうだ。
A.21世紀or秘密
が正解らしい。
スタッフ自身は「大貝獣III」を出したくて仕方ないのだろう。
諦めてはいけない!
21世紀はまだ80年以上もあるから気長にやってみてはどうだろうか?(テキトー)
・2007年「大貝獣物語MOBILE」携帯アプリ配信
フィールドがなく、ダンジョンメインで構成され、1枚絵が多数追加されているが…
巷で鬱ダンジョンで有名の『バイオベース』を入れているらしいんだよね。
(閲覧注意!!)「『バイオベース』セリフ集」
繭にされた人々が嘆き苦しむ姿の1枚絵はあるのか?(やめろッ!!)
せめて、バイオベースの人たちは皆、救われたって展開にしたのか?(そんな情報はない)
1994年から13年の月日が経過しシリーズがほぼ止まったような状態だから
心機一転、楽しくなる世界観を展開させるのかと思いきや…
プレイヤー同士で散々語られたグロを繰り返す…
やめるとか…せめて修正すらしないの?
グロやら残酷要素はそこにあると聞いていたら普通の人なら避けて通るのだから。
そんなんで起死回生なんてできるわけねぇだろ。
「『バイオベース』がなければ『大貝獣物語』じゃない!」
なの?
「貝獣」というコンテンツが完全に末期なのを分かっているのに?
自らの手で最期のトドメを刺そうとしているようにしか思えない自殺願望的判断だな。
ちなみに「大貝獣II」のモバイル版は出ていない。
では、本記事のメインを進めよう。
貝獣物語シリーズの
「大貝獣物語II」の攻略本等で製作者様がインタビューで言いたい放題だった件を
9項目してにまとめたよ――!
(個人的には全文載せたいぐらいだが)
①『一家に一本、大貝獣物語』
②『貝獣はシェルドラドをナビする素敵な妖精』
③『私はシェルドラドに行った事がある』
④『抱負としては某メーカーの打倒FFなんでしょうね』
⑤『子供からお年寄りまで楽しめるゲームに』
⑥『悪役の魅力を引き出せれば作品は面白くなるんです』
⑦『ゲーム作り、それはとても魅力的なこと』
⑧『ゲームだけにとどまらずいろいろなところで展開していきたい』
⑨『大貝獣物語IIIの構想はある』
インタビューを見て「I」や「II」をクリアしての俺の素直な感想
「何、言ってんだ?コイツ…」
では、1つ1つ取り上げてみよう。
①『一家に一本、大貝獣物語』
一家に一本って事は一家全員が体験するのが当たり前って事だろう。
例えば「ポポロクロイス物語」を子供がプレイしていたとしよう。
子供「お父さん!お母さん!ガミガミ魔王の城に着いたよ」
母「ナルシアと白騎士が新しく仲間になったのね」
父「じゃぁガミガミ魔王をやっつけて知恵の王冠取り戻せるかな?」
そんな一家団欒風景が目に浮かぶのは容易だ。
一方「大貝獣物語」の場合
子供「お父さん!お母さん!バイオベースに着いたよ」
母「繭に人が包まれてて苦しそうだけど助けられないの?」
父「無理…みたいだな…」
一家全員どんよりするわな。
こんなヘドロ、一家に一本、必要か?
俺が父親なら子供にプレイさせたいとは思わん。
寧ろ子供がプレイしていたら止める!
②『貝獣はシェルドラドをナビする素敵な妖精』
3貝獣が髭人の目の前に現れて、こんな事を言ってきたら…
バブ「髭人さん!
グレートノーム様のおかげで貝獣仙人様がわざわざ召喚しなくても
シェルドラドと髭人さんとの世界との行き来が自由になったんです!
ボク達が案内しますから一緒にシェルドラドにいきましょう!」
クピクピ「髭人さん!みんな一緒なら楽しいクピ!」
ポヨン「おにぎりもおいしいんだな」
髭人「無理無理無理無理!!いや、それはマジで勘弁」
バブ「どうしてです?」
クピクピ「僕達が嫌いクピ?」
ポヨン「酷いんだな…」
髭人「いくらバブやクピクピ達の頼みでもそれは絶対に、無理!
だってさ…
まず、シェルドラド全域(大貝獣I)が2回も大津波に見舞われて、
大陸の形が大きく変わって町も水没。
当然、沢山の人が死亡。
ガーディアン村の人たちはグジュー達に皆殺しにされ
宇宙船で捕えられた人は、強い人は改造されモンスター化
弱い人は繭に包まれエネルギー吸い取られる上に、生きていても助かる方法はなくて死ぬしかない。
霧の外の世界(大貝獣II)ではジョーダンに捕まった人は豚にされて調教されてたし、
空中の大陸はバラバラになって地表に降り注ぎ外は暗くなるしさ。
というか一歩間違えたら世界が破滅するような事が度々起こる超紛争地域に
行きたくなるわけないじゃん」
バブ「で、でも、ボ、ボク達が髭人さんを守りますよ!ね?クピクピ?ポヨン?(震え声)」
クピクピ「そ、そうクピ。が、頑張って守るクピ!(震え声)」
ポヨン「そ、そうなんだな…(というかこの人、さっきぼくの事『達』扱いしたんだな…)」
髭人「はぁ?まぁ~もぉ~るぅ~?」
3人「ひぃぃッ!」
思わず震えるバブとクピクピ。意外にもポヨンも怯える。
髭人「守るつったってさ。
君ら、ガーディアンの所の洞窟から出た時、勇者を敵に連れていかれたじゃん(大貝獣I)
あの時、勇者は『グジュー』に仲間になれって拷問された挙句
断り続けて液体漬けにされてたんだぜ。
ちょっと遅かったらモンスターになっていたはず。
次に敵の移動要塞が暴走して町に突っ込みそうになった時、君ら現場にいたけど(大貝獣II)
(他に選択メンバー可能メンバーは『ルミエラ』『シャムル』『ポット』)
何してたの?ねぇ?何してたの?」
3人「…」
髭人「何だよ。言えないのか…
じゃぁ代わりに俺が言うけどさ。
脱出しただけじゃん。
町に避難勧告を出すとかもせずに…
勇者の愛犬が身を挺さなければ町、終わってたよ。多くの人が死んでたよ。
まぁ、シェルドラドでは多くの人が死ぬのは日常茶飯事だからねぇ。
町一つ壊滅するのは蟻の巣1つを水浸しにするぐらいの感覚なのかなぁ?
犬も重傷負って脳だけくり抜かれてロボ化させられていたし
そりゃ自分の方が大事だよね~」
3人「…」
髭人「そんな君らを信用してシェルドラドに行って仮に怪我や死亡したりしても
他の人達にはきっと自己責任、自業自得つって鼻で笑われるだけだよ。
だから俺はシェルドラドには絶対に行かない!!ゴメンね!!(笑顔)」
バブ「うわぁぁ――ん!ボク達だって厳しい世界で頑張っていたんですよぉぉ~!
うぇぇぇん!(涙)」
クピクピ「ヒック!そうクピ!ボク達なりに頑張った結果クピィ~!(涙)」
ポヨン「ううう…辛いんだなぁ…(涙)」
髭人「………。(言い過ぎたな…言い過ぎた…だが…)」
涙こみ上げてくる髭人、3匹を抱きしめた。
髭人「こんな可愛い貝獣を泣かせる世界に誰がしたぁぁぁ!
ウォォ――!!(号泣)」
家族で『シェルドラド』に旅行した時、
一人ぐらい五体満足で帰れなさそうな世界に誰が行きたいんだよ。
貝獣ファンとてノーサンキューだわ。
③『私はシェルドラドに行った事がある』
これはⅡ攻略本ではなくカードゲーム漫画の表紙裏の生みの親のお言葉である。
原作者様はよく生還できたもんだね。
きっと想像を絶する色んな不幸を受けたり見て来たからこそ
あんなゲームになったんだろうなぁ…
仮に原作者様が冗談で
「シェルドラドで名誉の負傷をして実は片足が義足なんだよね」
と言って来たら普通に
髭人「でしょうね…でも、あの世界から生還できただけでも良かったと思わないと」
と疑う事なく素で受け入れて妥協点を見つけて慰めるだけだろう。
④『抱負としては某メーカーの打倒FFなんでしょうね』
予め言うけど「ファイナルファイト」じゃないよ。
ご丁寧にも「ファイナルファンタジー」ってルビが振ってあったからね。
大貝獣と時期的に近いFFシリーズと発売日順で並べて本数を比較してみると…
1994年 4月 2日発売「FFVI (SFC)」 255万本
1994年12月22日発売「大貝獣I (SFC)」 30万本
1996年 8月 2日発売「大貝獣II (SFC)」 12万本
1997年 1月31日発売「FFVII (PS)」 328万本
FF側、桁が違うね。
ライバル視するのは結構だが打倒したいのなら先にいる相手の現在地点を推定してそれに追いつくつもりでなくてどうすんの?
相手は止まっている訳ではないんだぜ。
相手の通過地点を必死こいて追いかけたところで相手を追い抜くどころか追いつくことさえ永遠に出来ねぇだろ。
「大貝獣II」の時点で「FFVI」に比較するようなゲームを出してさ。2年以上前のソフトやで。
ってか「大貝獣I」は「FFVI」の半年以上後の発売。
「大貝獣I」の時点で販売数はひとまず別にして「FFVI」超えていたと確信していたのかね?
そうでもなければ抱負だとしても打倒なんて身の程知らずの発言なんて出来まい…
もはや寒気すらするわ。
で、「FFVII」は「大貝獣II」の半年も経たないうちに発売している。
当時の時点で質問したれ。
「『大貝獣II』発売後半年を待たずして『FFVII』が発売されましたが
次回作ではFF打倒は達成出来そうですか?もしくはどれくらい近づけそうですか?」
あればの話だけど「大貝獣II」のゲーム完成直後の製作者の飲み会に参加してみたかった。
いや、だってさ。
インタビューなんだから当然、シラフの状態で言っていたんでしょ?
酒を飲んで酔いが回っていたらとんでもない事になっていたなんて簡単に予想できるでしょ。
「FFなんて通過点に過ぎない」
「ゆくゆくは全世界のRPGは『大貝獣物語』の前にひれ伏すことにだろう」
ぐらいの発言はしていたって何ら不思議ではない。
俺はそのような発言を聞いて大笑いした後に、
それを言ったやつを涙ながらに思いっきり平手打ちしているだろうけどね。
「目を覚ませ!!
『大貝珠物語II』のエンディングで
『さっきまでの冒険は夢だったのか』と感じた主人公より先に
お前らが目を覚ませ」
大貝獣でFF打倒をほざいた方は、ゲーム業界にいる限り永遠にいじられる黒歴史発言だろうねぇ…
いや…ただの黒歴史どころか
ド黒歴史、髑髏歴史発言ともいうべきか?(その言い方は流行らない)
「大貝獣III」は21世紀中に出したいらしいからな。
いくら「FF」と言えど100年間シリーズ出し続けるのは困難だろう。
2090年ぐらいに「大貝獣III」しれっと出せば打倒できるんじゃね?(テキトー)
打倒したかったのは売り上げではなくストーリー的な意味だったのかな?
新ハードが出てゲーム業界のストーリーはどんどん規模がでかくなっていった。
そんな時代の流れに追随しようとしたんだろうけど
そもそも貝獣達にそんな壮大さは不要だろう。
というか壮大にさせるにしてもキャラに沿う展開にするのは当たり前。
殊に大貝獣IやIIは
「ポケットモンスター」の『ピカチュウ』もしくは「妖怪ウォッチ」を『ジバニャン』を
「バイオハザード」の世界で冒険させるようなもの。
何故これをウケると思えるのか?
「バイオハザード」はキャラなどを世界観に合わせて作られているから問題はない。
何でカワイイキャラを非道な世界観に置くの?
と言うか目指すべきなのは「FF」じゃなくて「星のカービィ」路線だろ。
ま、「妖怪ウォッチ」に関してはそれはそれで盛大にやらかしているけどね。
アニメを軽く見ていた程度の知識しかないが
一時はポケモンを超えるぐらいの瞬間風速があった。
が、人気が出すぎて丁寧に作る事を忘れ
妖怪の粗製乱造、主人公の変更、舞台を2度も替え、その舞台替えに伴うキャラ変更などの
素人でも「それやったらアカンだろ」と分かる強烈な愚挙を繰り返し続け
路線を元に戻すも時すでに遅し…
4~5手ぐらい遅い。
そして、ガチのファン以外はほぼ誰も見向きもしないシリーズになり果てたと…
代表キャラの『ジバニャン』は『地縛霊』から来ているのだろうが
公式は『地縛霊』ではなく『自爆霊』とでも言うような質の悪い妖怪に取りつかれていたようだ。
傍から見ている限り、
「妖怪ウォッチ」のジェットコースターレベルの急転直下ぶりは相当なギャグ。
時系列で多方面の展開を売り上げを絡めてグラフなどでまとめたら、面白い資料になるだろう。
恐らく、知名度から言って
キャラクタービジネスにおいて決してやってはいけないムーブとして
反面教師の教材として永久に残るんじゃなかろうか。
話を戻すが「大貝獣物語」2作品のように
可愛いらしい貝獣に反してグロテスク、救いがなく、凄惨な展開をテンコモリモリ!
そんなプレイヤーを散々、鬱な気分をさせてからのクライマックスが
「世界が滅びるから俺が犠牲になって世界を救う!」
だもんな…安易すぎるわ。
貝獣にナビさせたいというほど『シェルドラド』が魅力的なら
各主人公「大変だったけどまた行きたいな。シェルドラド」
って清々しく思わせるようなストーリーにしろよッ!
「大貝獣I」や「II」の主人公に火の貝が
火の貝「ボクと再契約して火の貝の勇者になってよ」
と言われたら快く首を縦に振ってくれるだろうか?
髭人がIIの主人公で平和にして戻って来てから
火の貝「またシェルドラドが危機が訪れようとしている。
力を貸してくれ」
と、言われたら…
髭人「滅びろシェルドラド!
うちの愛犬をロボットにさせたのがシェルドラドだぞ!
アイツだって俺と一緒に帰りたかったのにロボット化されてしまって
世間体を気にして我慢して残ったんだぞ!
その時てめー何てった?
『あれが自分で決めたことだ』だぁぁ?
うちの犬のせいにしてんじゃねーよ!
あれって何だ?物扱いか!?
次行ったら今度は俺の何を奪うつもりだ?
それに、世界を救って俺に何のメリットがある!?
前回の冒険が終わってマッチョになっただけじゃねーか!
てめーらの世界の問題だろーが!てめーらで何とかしろクソが!」
きっとそれを恐れて火の貝はまた有無を言わさず拉致するんだろうけどね…(嘆息)
⑤『子供からお年寄りまで楽しめるゲームに』
あんな展開しといてねぇ…
貝獣ファンのオッサン一人、満足させられないで何、妄言をほざいてんだ。
今、全く同じものを発売しようとしたら
当時なかった「CERO」に『B』や『C』指定される可能性はあるんじゃないだろうか?
(『B』は12歳以上『C』は15歳以上)
そんな内容で子供からお年寄りまで?
老若男女をなめてんじゃねぇよ。
⑥『悪役の魅力を引き出せれば作品は面白くなるんです』
その発言自体は絶対にないとは言えないからない否定はしない。
が、生みの親は『ジョーダン』や『ドーン』が好きと攻略本で述べていた。
「『ジョーダン』抜きで『ドーン』引きだよ」
などという下らないダジャレを言っては見たけど連中の悪行を見たら失笑すら漏れねぇんだよ…
特に『ドーン』
・移動要塞を暴走させた張本人
・『メガロキング』の2度の改造
・『ソニア』殺し
・非のない一家3人を爆散
etc…
こんな事をするキャラを好きっていうんだからあんなシナリオもそうなるのも自然だわな。
ちなみにこれから一家殺害を行おうとする『ドーン』に対し『ギャブロ』が問う。
ギャブロ「ま まさか…?
そんな事して 何が楽しいんだ!」
ドーン「…何が楽しい?…クククッ…
全部ですよ…全部…
あなたの思い苦しむ姿…
人々の悲鳴…
そのすべてが 私の快感となって
全身をかけめぐるんですよ…
さァ 人間たちよ!
私に 快感をあたえておくれ!」
爆散。
ドーン「ア~~ッ…なんと言う快感
生きててよかった…」
……。
『ドーン』はじめ製作的には魅力を存分に引き出したのであろう敵達を大勢見てきたが大体気分を害したぞ。
他者の肉体や生命を嬉々として弄ぶ悪役に対して引き出せるような魅力などねぇよ。
製作者的には一体どの部分が面白くなったんだろ?
好きな『ドーン』がこんな奴ならこの手のイベントを見たプレイヤーの嘆きの声を楽しみ、快感に浸っていたんじゃないのか?
⑦『ゲーム作り、それはとても魅力的なこと』
伝えたいメッセージがあってそれだけの為にゲームを作ったってんなら
方向は完全に間違っていたけどその気持ち自体はまだ理解できる。理解はね。
だけどさ…
大貝獣2作品の「ニコニコ動画」にあるプレイ動画で残酷描写部分には
「うわぁ…」「これは酷い…」「マジかよ…」
などと「引く」コメントが目立つ。
こんなものを魅力的と思ってゲーム作っていたのか。
⑧『ゲームだけにとどまらずいろいろなところで展開していきたい』
某掲示板ではトラウマゲームやエンカウント率が高いゲームのスレッドの常連にはなっているよ。
但し、そこだけしか活動の場がないが!
⑨『大貝獣物語IIIの構想はある』
髭人が予想するなら…
そうだな…
学校帰りの男女がいて、火の貝に「II」の主人公同様、拉致される。
それで何らかの拍子で貝獣村ではなく別の所に召喚され敵に襲われ
女は敵に捕まり、男は助けられて無事。
その後、女は洗脳されて敵として現れ、何度となく主人公たちを苦しめる。
当然、大貝獣名物の鬱になるようなイベントはてんこ盛り!!
場合によって洗脳時の女が村などを襲撃して人殺しに加担しているとかね。
で、中盤辺りで主人公の奮闘に寄り洗脳が解けて仲間になるが
最後、ラスボス倒したら主人公が死にそうになって女が庇って主人公は助かる。
最期に
女「主人公君、ずっとずっと好きだったよ」
と、言い残して…
死ぬ。
後、1つ
「II」の『ドーン』は「ドラゴンボール」の『フリーザ』っぽかったから…
昔はケンカなどしてライバル関係にあった友人と一緒に火の貝に拉致されて
『シェルドラド』の危機を救ってくれって話で協力する事にしたんだけど道中
友人が敵側に捕まり洗脳されて敵側として登場。
何度となく主人公たちを苦しめ、無関係の人々すら傷つけるの辞さない外道っぷり。
だが、主人公は友人こう言う。
主人公「もしかしてお前…わざと洗脳されたんじゃないのか?」
友人「そうだ。お前とはライバル関係だった。
しかし、お前と一緒にいると楽しい気分になれた。
それが許せなかった…だからアイツらに協力する事にしたんだ!
お前と本気で戦うために!」
で、主人公に負けて
友人「頑張れ。主人公、お前がNO.1だ」
と、認めた後、
友人「今まで悪行を重ねすぎた俺だ…責任はとる!」
ラスボスに対して壮絶な自爆攻撃をして
死ぬ。
どうです?
大貝獣スタッフならやりそうではないですか?
………。
考えていて腹が立ってきたわ。
なんだよ。「大貝獣スタッフならやりそう」って…
愛する貝獣が出る作品に残酷描写+そんなチープな自己犠牲するような流れを
髭人の中に定着させたことがどれだけ腹立たしいかッッ!!
「III」の構想があるっていったって
どーせ髭人が上記で考えた通りの
「不必要に重い悲劇を過剰なほど繰り返し
最終的に自己犠牲を見せることで感動を誘おうという安直な作品」
になっていただけだろ。
苦虫噛みつぶしまくり、苦渋飲みすぎで胸焼けしているレベルなんだが…
プレイヤー全員に付録で胃薬を配れよ。
さて「大貝獣2」インタビューで製作者が言いたい放題だった件に対して感情的にツッコミを入れたので落ち着いた。
では、ここで若干、製作側の『貝獣』に対しての印象などを
ゲームでの展開やインタビュからー分析してみた。
順番に
[1]製作側貝獣好きじゃなかった説
[2]製作側が本当に作りたかったんじゃなかったと思うRPG
[3]髭人が望ましいと思う貝獣物語
[4]最後に
[1]製作側貝獣好きじゃなかった説
貝獣軽視が目立つ印象が個人的にあるので『貝獣』について好きではなかった説を提唱する。
いくつかの項目がある。
・貝獣なしで成立するパーティ
・ロクに明らかにされない貝獣の設定
・『貝獣』以外にいるシェルドラド内の人外
・「人間」重視の展開
・貝獣を滅ぼそうする発言をする敵達
・貝獣に触れて気持ち悪い発言する味方キャラ
・サイドストーリーがない貝獣たち
・貝獣たちだけお粗末なエンディング
・貝獣なしで成立するパーティ
「大貝獣物語」2作品をプレイしていて違和感があった。
それが何か明確に分からなかった当時は自分自身に
「貝獣物語シリーズだから…」
と、自らに暗示をかけるようにしてプレイしていたからそこまでではなかったが
暫くしてからハッと気づいたのだ。
「パーティに貝獣がいなくても成立するじゃん」
仲間候補は計12人いる。
その内、中身が貝獣であるポットを無理矢理貝獣に含めても4人。
3人をパーティとして連れ歩くのだから貝獣を除いたって成立するわけだ。
(『バイオベース』時、勇者が連れ去られ
その際、仲間4人でパーティを組むがそれでも貝獣なしでも編成可能)
「大貝獣」の「1」や「2」は魅力的なキャラは確かにいる。
『キララ』『リンダ』『トキア』『ルミエラ』などだ。(女子キャラばっかやんけ)
「『大貝獣』いうのに『貝獣』0でも『大貝獣』名乗るのはダメだろ」
『貝獣』についての『物』を『語』ってないのに「大貝獣物語」?
例えば「ポケットモンスター」「デジモンアドベンチャー」など
モンスタータイトルのゲームで
モンスターを連れず人間だけのパーティでも成立出来たらどー考えてもおかしいだろ。
上記、魅力的キャラは基本人間である以上、別に「貝獣物語」以外のゲームに出たところで問題ない。
・ロクに明らかにされない貝獣の設定
「大貝獣物語」2作品をプレイしてきたが
『貝竜』だとか強そうな存在はあれこれ新要素が出て来たが
肝心の『貝獣』自身の設定はまるで明らかにされない。
髭人がゲーム内描写等で知っていることと言えば…
・体に付いた貝の中に入る事が出来る。
・貝には入れるがそれが家替わりではなくしっかりとした家を作って生活する。
・畑に作物を作って食料とする。
・貝が割れると生きていけない。
・その貝は特別な浜辺にだけ存在する。
以上である。
え?これだけ?
しかも、5点中、下の2点は攻略本の中のスタッフの裏話で明らかになるという始末。
あれこれ気になる事はあるだろ。
・どのような種類や種族があるのか
・身長、体重、寿命など身体にかかわること。
・貝獣村での生活サイクル
・特別な慣習
・一緒に暮らすのならその注意点
・容姿以外での人間との明らかな違い
ストーリーを描くこと最優先で
『貝獣』がおざなりにされたとしか思えん。
設定という点で言うのなら
『キララ』のバストサイズは87(自称)。
貝獣差し置いて出すべき内容か?
ちなみに『バイオベース』の繭に包まれた人のセリフなどから探れる『バイオベース』関連の設定。
・『ギャブ・ファー』一味に捕らわれた人は強い人と弱い人が選別される。
・強い人は生体改造が行われモンスター化させられ弱い人は繭に包まれる。
・繭にされた人は基地に栄養エキスを吸収される。
・繭にされると初めは気持ちいいがやがて苦痛に変わる。
・繭に包まれた人の体が溶かされ繭が体の一部になっている。
・自分が自分でなくなっていく感覚になる。
・最終的に繭と体は同化してしまい意識もなくなる。
・基地が止まれば基地の一部である繭も死ぬ。当然、繭に包まれている人も死ぬ。
ゲーム内で8個も…
後、これはセリフなどはないが生体改造の手術室があり『血の匂いがプーンとした。』
などとメッセージが出てくるので血が噴き出るようなグロテスクな事が平然と行われたのだろう。
しかも、『ギャブ・ファー』一味のやる事だからその人に麻酔なんかかけないだろうし
被験者にとっては筆舌尽くしがたい地獄がそこであった事は想像に難くない。
そして、モンスター化させられているのだから
ゲーム内で今まで普通に倒してきた敵モンスターの中には元人間が多数、含まれていたことだろう。
開発者は『貝獣』よりも『バイオベース』が好きかどうかは分からんが
少なくとも『貝獣』よりも『バイオベース』の方に注力していたとしか思えない。
・『貝獣』以外にいるシェルドラド内の人外
「大貝獣I」の人間以外の種族
『狼族』(ガロウ)、『へクス人』(ザルドン)、『鳥族』(バード)、
『モグール族』(プー)、『オーク族』(ピッギー)、
『サボテン族』(アロエス)、『ロボット』(ロボット君)、
『シーマン族』、『熊族』、『カメレオン族』
『魔族』(ギャブ・ファー、グジューなど…)
多すぎ…
『貝獣』自体がシェルドラドで不思議な生き物だそうだが
他にも沢山、不思議な奴らいるじゃねーか。
コイツらがいる事で『貝獣』自体の存在感が薄れる。
・『貝獣』を滅ぼそうする発言をする敵達
推していくべき『貝獣』のはずなのに
それらを滅ぼそうという発言を平然とする敵達。
「II」の冒頭
『ドラゴバード』に乗ったドラゴナイトの『ルッカ』を追って
生みの親大好き『ドーン』が貝獣島にやってきて
部下が3貝獣に倒され、逃げ帰った時の『ダーク』とのやりとり
ドーン:(略)私めは 逃げたドラゴナイトを追って
霧の道をこえたのですがそこには…
ダーク:貝獣とかいう不思議な生きものがおったのであろう」
ドーン:な なぜ?
ダーク:わしの知らぬことなどこの世には ない
ドーン:さすがはダーク様
しかれば私に兵をあたえてくだされば
ただちに皆殺しにしてまいりますが
ダーク:ドーン それにはおよばん
それより いっこくも早く
『オーラストーン』をさがすのだ
『オーラストーン』さえあれば
貝獣島などかんたんにほろぼせるのだ
タイトルになっている『貝獣』を
皆殺しにしてくるとか島を簡単に滅ぼせるとか何で言わせんだよ…
息を吐くように殺傷する事を発言するキャラを生み出すなよ。
「貝獣くんたちが
本当にどこかに存在していると思えるような夢の世界にしたかった」…
と、言っていたが違和感しかない。
言葉が足りなかったようなので髭人が捕捉するわ。
「貝獣くんたちが
本当に『絶滅した生き物図鑑の』どこかに存在していると思えるような『悪』夢のような世界にしたかった」
そっちの方が何かしっくり来てしまうのがなぁ…(悲)
・「人間」重視の展開
「大貝獣物語」の2作品では人間重視、
別の見方をすれば貝獣を含めた人間以外を軽視した展開が
ゲーム中重要な部分で見受けられる。
「大貝獣物語I」
自爆したら『シェルドラド』が滅ぶため
その「ギャブ・ファー宇宙船」をロボットが宇宙に打ち上げ直前
みんなを脱出させ、1人涙するシーン。
ロボット:こ… これが 涙………
これが 悲しみ……
………これが 人間の心………
私も 人間に生まれたかった……
「大貝獣物語II」
『オオイナルチカラ』というラスボスを倒したら
そいつが暴走して『シェルドラド』が滅びるというので
その力を止められるのは『ギャブロ』だけで
『ギャブロ』が自身のエネルギーを全て変換すれば穴が閉じるという事で
世界を救って命を落とした。
死後、冥界にいる『ギャブロ』は
今回の事で特別に自分を庇って死亡した母親代わりである魔造人間『ソニア』と短い再開後
そこを管理する白神に「僕たちはどうなるのか」と質問をする。
白神:人間とは生まれるのちがう
おまえたちは 死ぬと
完全に しょうめつする
何故にこうも『人間』『人間』と固執するのだろうか?
多種族溢れる世界観なのに…
貝獣達含めて何だと思っているの?
・貝獣をぞんざいに扱う味方キャラ
「大貝獣II」
倒れている『ポヨン』に対して初見の『ギャブロ』がこう言う。
ギャブロ「うわっ! 何だこいつ!?
プヨプヨしてやがる!
気持ち悪ィーっ!」
……。
いくらギャグキャラ扱いとはいえ『ポヨン』を触って気持ち悪いって…
自分たちが生み出し、推していかねばならない『貝獣』を気持ち悪いって…
後『ポヨン』関連でいえば
とぼけたことを言ったからとはいえ
『ポヨン』を蹴飛ばす『シャムル』も見ていて実に不愉快だった。
・サイドストーリーがない貝獣たち
「大貝獣」では
様々なキャラがいてそれぞれのサイドストーリーというイベントがある。
それをやるとアイテムがもらえたり、魔法を習得したりして
エンディングも変化する。
が、3貝獣にはそれがない。(『ポット』にはあるが)
・貝獣たちだけお粗末なエンディング
サイドストーリーもないどころかエンディングもお粗末である。
『バブ』はまだマシだが…『クピクピ』『ポヨン』は…
「大貝獣I」
バブ:貝獣村から見える月を見て
「同じ月が火の貝の勇者の住む所からみえればいいな」
「僕が考えていることと同じことを火の貝の勇者も考えていればいいな」
と思いを馳せる。
クピクピ:台詞無しで踊るだけ
(別の貝獣も多く同じ動きをしているのでので注意深く見ないと
『クピクピ』がそこにいると見落とす可能性あり)
ポヨン:ガツガツと食べ物を食べるが
「物足りないんだな」と言って周りの貝獣を呆れさせる。
「大貝獣II」
バブ:愛犬との別れなどツライ旅となった火の貝の勇者に対して
「…この世界に召喚されたばかりに辛い思いばかりさせちゃって…ボク…ボク…」
気の毒に思う
(直後に『バブ』に「イカンな」などと言う『貝獣仙人』はクソとしか言えん…)。
クピクピ:旅の道中で出会った『チコ』という少女に手紙を書くが
別の貝獣に「誰がそれを届けるのか」と言われる。
ポヨン:宴があった後、「腹八分目」と言うポヨン。
別の貝獣に
「もう1週間分も食べたのに何を言っているのか。
仙人に言ってもらって1週間飯抜きにしてもらおう」と言われる。
『クピクピ』は『I』が酷い。
何やねん。あれだけの冒険して来て台詞無しで踊るだけって…
『ポヨン』は両方とも酷い。
『ポヨン』が食い意地張っているのは分かるが
冒険についての記憶が一切ないんじゃないかとさえ思える内容である。
他キャラではサイドストーリーで大抵変化する。
だが貝獣達にはそもそもサイドストーリー自体がないので変化が全くない。
単に『貝獣』達の掘り下げを怠ったからの弊害だろう。
モバイル版ではエンディング時に各々の1枚絵があるが
3貝獣に関しては1枚絵内で3コマで3匹を配置した絵という小容量まとめ仕様である。
このようなものを見せつけられると開発者の『貝獣愛』が全く伺えない。
まぁ、でも…興味がないとか好きではない存在を無理に表現しろとは言わんよ。
それだと不健全だし、表現の自由もある。
次は、髭人が考える製作者の思い描く理想のRPGはこんなんだったんじゃなかろうかという推測してみる。
[2]製作側が本当に作りたかったんじゃなかったと思うRPG
・人がたくさん無残に死ぬ
・スケベなイベント
・場が浮くギャグ
・安易に投入される自己犠牲による感動演出
・人がたくさん無残に死ぬ
これは「大貝獣」の代名詞と言えばコレ!って感じだよね。
「大貝獣I」だと冒頭『ギャブ・ファー』基地が海に没した衝撃で生じた津波に呑まれる人々
筆頭の『バイオベース』だとか村人全員が全滅させられる『ガーディアン村』住民だとかね。
「大貝獣II」だと一家3人が爆散させられたりとか敵キャラ同士をミキサーにかけられた『ネオドーン』とかね。
探してみれば目立たないけど酷い死ぬような描写はいくらでも出てくるだろう。
・場が浮くギャグ
人が大勢死ぬ凄惨なイベントが多いからかそれを薄めるためなのか単に開発者の趣味なのか
場が浮くギャグシーンがプレイヤーをなかなか白けさせてくれる。
『ディープ』と『ピープー』のやり取りとかだ。
そんな『ディープ』が作った潜水艦を奪い
『ピープー』を人質に取った敵が『ピープー』に邪魔されて、
いら立ち主人公側に人質を『ピープー』を吹っ飛ばしてしまうミスのやり取りとか
眠った『ルミエラ』を目覚めさせるために『主人公』がキスする事になり
やきもきする『バルテス』を見て
敵側は『バルテス』が『ルミエラ』に惚れていると見抜き
敵の雑魚を『主人公』と『ルミエラ』に化けさせチュチュチュとキスさせまくる描写とか…
・スケベなイベント
「大貝獣I」に関してだが
『我が町』に『温泉』を作り『バイオベース』イベント中、勇者が外れるので
『キララ』『リンダ』『トキア』の女子キャラ3名で入るとイベントが発生する。
内容としてはおっぱいの大きさについてである。
10歳の『トキア』が『キララ』や『リンダ』の胸を見て
大きくならなかったらどうしようと不安になる内容である。
ちなみにモバイル版だと温泉時の1枚絵が存在するようだ。
上で既に書いたが3貝獣のエンディングの1枚絵で3コマだけなのにだ。
・安易に投入される自己犠牲による感動演出
髭人がパッと思い出すだけでも
「大貝獣I」と「大貝獣II」で自己犠牲描写は7回もやっている。
「大貝獣I」
・『リトルヘブン』にて攻めて来た『ドグラー』から娘の『リンダ』を逃がそうとして
『リンダ』の両親が死亡
・『ギャブ・ファー基地』にて『ギャブ・ファー』からの攻撃から『主人公』を庇って
『グジュー』死亡
・『ギャブ・ファー基地』にて自爆する基地を宇宙に打ち上げる為に
『ロボット』君死亡
「大貝獣II」
・『サラーム』に突っ込もうとしている暴走している移動要塞『サンドスコルピオン』を止めるべく
『主人公の犬』動力部に身を投げ出す。結果、ロボット化を余儀なくされる。
・『クリスタルキャッスル』にて『ドーン』が殺害しようとした『ギャブロ』を庇って
『ソニア』死亡
・『クリスタルキャッスル』が崩壊し、脱出しようとして橋で転んだ子供を突き飛ばし
岩の落着で橋と共に谷底に落ちる『ギャブロ』。一応、無事であり後で出て来る。
・『断崖宮殿』にて暴走した『おおいになるちから』により世界が滅ぶという事になり
暗黒の血を引く『ギャブロ』が『おおいなるちから』のあけた亜空間ホールを閉じる為
全てのエネルギー変換して死亡→(人間以外は消滅という設定上)完全消滅
多い…
これらを織り交ぜたゲームこそを開発者は作りたかったんじゃないかと髭人は思うね。
「大貝獣II」の攻略本でのインタビューで
「Iでダンジョン奥地に弱い武器防具しか出なくてみんな露骨に嫌な顔をしていた」
という記述があった。だからアンケートや世間の反応を反映していたようだ。
だったらそんな武器防具の事なんかの事より
『バイオベース』などの残酷描写についての意見が数十倍以上あって
嫌~で苦々しく険しい顔を数百倍の人がしていたと思うのだがな。
何でスルーしたんだろ?
反響が届いたころにはストーリーを変えられないぐらい製作が進んでいたのかな?
先に障害物があるのを知りながら止まれない暴走機関車みたいなもんだな…
いや、単に自分の思い描くストーリーや世界に酔っていただけかな。
「俺の世界が正しい!!」
「俺の世界が感動を呼ぶ!」
って感じで
・大勢人が無残に死ぬ事に関しては
「もうええやろ」
「どんだけ人を死なせたいんだよ。製作者」
・場が浮くギャグに関しては
「ナニコレ?重苦しい世界観を展開させているのにしょーもないことをして…」
と、冷めていた。
・スケベなイベントに関しては
エロいネタは確かに好きだが…
貝獣差し置いてやるべきことなんだろうか?
例えば代表的な例だと「ドラクエ」の『ぱぷぱふ』イベントがあるが
あれはあくまでメインのシナリオなどがあってイベントの1つでしかない。
つまりおまけ的な+αな要素なんだよ。
貝獣のイベントいれねぇで何がおっぱいだよ!
製作者の脳内は
「おっぱい>貝獣」
だったのか…
そんなに『おっぱい』が好きならスタッフは『バイオベース』ではなく
おっぱいに挟まれて、最初から気持ち良く
最終的におっぱいと同化するダンジョンを作れば良かったんじゃないか?
ダンジョン名称は
「貝獣物語」シリーズの世界遺産とも言える『バイオベース』から取って
『パイオツベース』
とでも呼びますかい?
・自己犠牲描写に関しては
自己犠牲演出自体は否定はしない。
他の創作物でも良くあるものだ。髭人だって感動する事もある。
だけどもそんな何度も繰り返されてもねぇ…
誰か庇って死亡したキャラを見ても
「ハイ。また出た」
「今度、犠牲になるのはコイツか」
という冷たい感想しか湧いてこなかったなぁ…
場が盛り上がって感動させようと思ったら
取り敢えず誰かを犠牲にさせようという思考しか伝わってこなかった。
そういえば初期の一部「FF」も自己犠牲演出を乱発していたっけな。
そんな所を意識して真似しなくてもいいのに。
ま、そういったものも好きな方もいるだろう。髭人は大嫌いだがね。
自分たちが好きなそういう人向けにRPGを作っていけばよかったんじゃなかろうか?
だから上記のゲーム内容とインタビューが乖離したようなものではなく
冷静に地に足が着いたようなインタビューを受けたら自然とこうなるだろう。
「貝獣シリーズの魅力と言ったら…やはり…
『酷い死にざまの上に人外は消滅してしまい生まれ変われないという胸糞悪くなる設定』
『私を殺して!と命乞いならぬ殺し乞いする人がいるバイオベースのようなトラウマになるイベントや台詞』
『勇者の安否よりおっぱいについて盛り上がるようなエロい女の子キャラ』
この3本柱ですかね。
え?貝獣はって?
実を言うと私、あんまり貝獣好きじゃないんですよ。
正直な所、貝獣を劇中にどう出していいか困っているんですよね。
だからゲームでも味噌っかすみたいな扱いでしょ?」
私としては貝獣よりも
誰もが行きたくないと拒絶するような最低最悪の世界を作るのが私の夢なんですよ。
ですが、それだとあまりにも人を選びすぎてゲームが売れないので(苦笑)
それでも小ぢんまりした形でシリーズを続けていきたいですね。
『十家に一本、いや百家に一本、大貝獣物語』
というようなスタイルで」
こういう内容なら納得できる。
ただ、ハードが変わったりしてメーカーも多くあった当時の激動のゲーム業界。
そんな購入者の好みを選び、製作の苦労の割りに数万しか売れないようなRPG作り続けて
開発メーカーとして生き残れたとは到底思わん。
開発会社の名前は「バースデイ」なんていう
生まれて来た誰もが与えられたステキな日という意味である。
だが、その会社の方々が作ったゲームは
「次の誕生日を迎えられずに終える人が多そうな世界」
だもんなぁ…
社名が「ハートデイ」なら分かる。
どういう意味かって?
単純に英語にすりゃ「命日」だからだよ。
それと世界観づくりの開発者の未熟さを感じたわな。
「大貝獣II」の舞台である『霧の外の世界』であるが「大貝獣I」の時点で全く匂わせていなかったのに急に出てきてもな。
「大貝獣I」の宇宙の侵略者である『ギャブ・ファー』は『シェルドラド』に
宇宙から来襲して『シェルドラド』を掌握しようとしていた。
それが達成されたら『霧の外の世界』は無関係ではいられないだろう。
ならば何らかの形で「大貝獣I」時に介入すべきである。
まぁ…「大貝獣I」終了してから急遽とって作られた世界だからこそだろう。
髭人も拙いながらも小説を書いていた経験があるから若干わかるんだけどさ。
創作での世界観ってのは拡張する事を見越してある程度、余地をもって作るべきなんだよね。
用意された敷地内にスペース目いっぱい使って物を作ってしまうと。
「次は?」
ってなった時に簡単に追加できないからだ。
仮にそうすると無理矢理、継ぎ足さなければならない。
だから「大貝獣I」で台詞すら出てこなかった別の世界を新たに継ぎ足さなければならなくなったのだろう。
それに「大貝獣I」のラスボス『ギャブ・ファー』
バトル漫画みたいに強敵を倒したらその倍以上強い強敵が登場、
そいつを倒したら更に…みたいな安易なインフレしていってまとめきれるの?
しかも『シェルドラド』という異世界での話なのにもかかわらず
その場所の外ともいえる宇宙。
しかも宇宙規模の敵を早速お出しなっちゃって…
後、周りを見てなさすぎる。不用意。迂闊。
特に「大貝獣II」の「人間以外は死ぬと消滅」という設定はその最たるもの
そういう設定は入れるにしてもそれを入れたらどうなるか熟考を重ねてから入れるべきものなのに…
『ギャブロ』の悲劇の為だけに安易に入れられたという感じしかしない。
おかげであちこちでの被害が大きすぎる…
例えば「大貝獣I」や「大貝獣II」でこういったキャラのセリフがある。
「大貝獣I」
『ギャブ・ファー』宇宙船と
運命を共にした『ロボット』君に対して『リンダ』の台詞。
リンダ「『ロボット』…あなたは体は機械でも
その心は人間以上でしたね…
今度生まれ変わる時は神様が
きっとあなたを人間にしてくださいます
その時…もし私を見かけたら
また友達になって下さいね…
さようなら…『ロボット』…」
「大貝獣II」
『ギャブロ』の母親代わりの魔造人間『ソニア』を殺害した『ドーン』を倒し
『ギャブロ』にむけての『ルミエラ』台詞
ルミエラ「ギャブロさん!
よかったですね! ソニアさんも
きっと天国で お喜びでしょう」
2人の気持ちは簡単に否定される。
一方、クズ野郎の『ドグラー』や『ゼニム』は死後
冥界でどういう扱いをされるかはともかく
少なくとも人間だから消滅はしないって事になる。
キャラクターから言えば神様は製作者。
となるとその神様がこう答える事も出来る。
製作者「ごめん。
『リンダ』ちゃん『ルミエラ』ちゃん!
『ロボット』君、『ギャブロ』君、『ソニア』ちゃんは人間じゃないから
みんな消滅してしまうんだ。
だからまた友達になったり天国で喜べないんだけど
でも、人間の君達二人はまた生まれ変われるから安心してね」
なんて言われた彼女はどう思うのだろうか?
『ルミエラ』はショックで寝込むよね。
『リンダ』は神に仕える身。
肝心の神がコレではもはや世を呪って自害するしかないよね…
製作者自身がキャラにとっての『神』であるという自覚をもっていたのだろうか?
「FF」のようにシリーズ物でも1つ1つは世界観が別って形なら
また世界観づくりを新たに一からすればいいだけの話だが
「大貝獣物語」って地続きやん。
過去作の事を考慮しながら作らないといけない。
自己犠牲によって感動を何度も繰り返してどーすんのよ。
ってか、感動させるにしても舞台設計からして自己犠牲を強いる必要なんてないんだよ。
「貝獣物語」シリーズは。
楽しい冒険が終わり
3貝獣「勇者さんさようなら」
つって涙ながらに『貝獣』が見送り、
火の貝の勇者「君たち、泣かないで。また会えるさ」
とでも言わせて別れるだけでも十分に感動できる。
上記の絵はファミコンの「貝獣物語」のサントラ内の挿絵である。
個人的に「貝獣物語」シリーズをまとめるとだな。
「大貝獣物語」2作品は作り手が『貝獣』に見向きもせず
生み出した色んなキャラ達に多大な悲劇を負わせる物語を作って盛大に滑る。
その後、当時、「遊戯王」などの大流行していたカードゲームブームに
安易に乗っかろうとして上記『キララ』のその後のように人気既存キャラに安易に設定を埋め込み、使い潰す。
まだまだ深い世界観ではなかったんだから
下手に外だけ広げれば元が薄まるだけなのは自明である。
「大貝獣物語mobile」も殆ど貝獣についてスポットを当てない出来。
作り手は最後の最後まで『貝獣』に対して関心がなかったようだ。
『貝獣』が主役なのだから
まず、『貝獣』というものを設定などをしっかり作り込んでから
その愛らしい貝獣達が住みやすく楽し気な『シェルドラド』という世界を構築していく…
それが推していくものに対しての物づくりの順序なんじゃないのか?
虫とか飼った事がないのか?
飼う虫の生態を調べ、その虫が住みやすい環境を作ってから籠に入れるだろうに。
何故、世界観の構築を先にして殆ど作りこんでいない貝獣をそんなところにブチ込んだ!
「ちび〇る子ちゃん」の「グッピー」回かッッ!
どんな回なのかって?
軽く言うならグッピー入りの水槽に何か寂しいからってザリガニを投入したんだよ。
その後どうなったかなんて分かるだろ?
製作者がが大好きなヘドロまみれにされた籠で生きてられる虫は
せいぜいゴキブリぐらいじゃないのか?
髭人はネット上で一時「大貝獣」ファンとやり取りしたことがあるが
大抵は特定のキャラ好きの人でありそれも貝獣以外のキャラが多かった。
その中で…
「シェルドラドに行ってみたい」
と、言った方は今のところいない。
『火の貝の勇者』はプレイヤー自身という意図があるのだから
「シェルドラドで異変が起きたら俺が火の貝の勇者として召喚されて
貝獣と一緒に旅をしてシェルドラドを救ってやりたい!」
なんて言う方もいてもいいはずなのにね。
ファンですら地球上でキャラを愛でるだけで
行きたいと思えない世界が制作側が作り上げた『シェルドラド』である。
髭人も土下座をしてでもお断りだ。ただファミコン版ならいいけど。
「大貝獣」で検索すると
『バイオベース』が候補に挙がる。
『貝獣 画像』だとか『貝獣 カワイイ』なんて文言は全く並ばない。
色とりどりの夢が詰まった美しい貝を
世間に大貝獣を知らしめた最大の功績ともいえる
『バイオベース』の『繭』の中に何故か入れてエネルギーを吸い尽くし
多大な苦しみと痛みと嘆きを生みそのまま繭と一体化して救われることなく死んだ…
そんな悲運のシリーズそれが「貝獣物語」ってトコか…
メインタイトルの『貝獣』よりも自分たちがもっと作りこんだ『バイオベース』が
世間に認知されるなんて製作者冥利に尽きるだろ。
[3]髭人が望ましいと思う貝獣物語
さて、次は髭人が理想とした「貝獣物語」の続編を妄想してみる。
その前に、「大貝獣I」での違和感などを紹介する。
これは、ゲームプレイ前の取説を読んだ時点で感じたことだ。
髭人「あれ?『大貝獣物語』って『パスコマンド』ないの?」
「貝獣物語」での最大の特徴ともいえる『パスコマンド』が廃止されていたのだ。
次にゲームをプレイしていて感じたこと
髭人「あれ?『貝獣物語』と全くフィールドが違うし城や町は?」
そう。同じシリーズや世界観なのに『貝獣物語』のフィールドとは
『ギャブ・ファー』基地が引き起こした大津波の件を加味しても似ても似つかない形状となり
城や町は全くない状況。
まぁ、「貝獣物語」では海で行けなかった所があったから
(ゲーム内、見えない壁があり、その先を船はいけない)
その「貝獣物語」のいけなかった部分が「大貝獣物語」の世界という解釈もできなくもないが
「大貝獣物語」の時点で世界一周できるようなフィールドにしちゃったからその言い訳は適用できない。
リニューアルされたという解釈は出来なくはないが
髭人としては初代を蔑ろにされた印象。
「貝獣物語」の付録の地図を引き続き、使用できるもんだと思っていたんだがなぁ…
そういうのを活かしてこそファンを喜ばせるって言えるんじゃないのか?
まぁ『パスコマンド』廃止は何となく理解できる。
これを採用するとキャラの台詞の追加が膨大な量になるからだ。
「大貝獣物語」は「貝獣物語」と違ってキャラに人格が付加されて喋るから
イベント毎にキャラのセリフを追加しなければならない。
しかもパーティ状況も自由になるからイベント時のセリフは…
計15パターンも必要になる
(1人:4パターン、2人:6パターン、3人:4パターン、4人:1パターン)
勿論、新しい貝獣をパーティに増やすのであれば更に増加するだろう。
大変なのは分かるけど…でも、それをやるべきだったんじゃないのかねぇ。
その分、ストーリーは薄めでも良い。
もし、髭人が仮に「貝獣物語」の続編作るってんなら…
・「大貝獣物語」以降の設定はなかったことにする。
・仲間の『貝獣』豊富な選択
・魔王復活しても住人はあまり気にしていないような緩めのストーリー
・『スタンプラリー』『我が町』などメインストーリーから外れたサブ要素
・「大貝獣物語」の設定はなかったことにする。
大貝獣シリーズの設定を残しながら緩い感じの新作を作るって無理だろう。
と言うかあれこれ夢のある世界を作っていこうとしても
製作者が不用意に作った設定やキャラクターなどが必ず足を引っ張る。
それをなかった事にせず、ストーリーを継続するって困難を極めると思うぞ。
が、そんなことをすればその作品の少なからずいるファンは怒るだろう。
「関係ねー奴が横からしゃしゃり出てきて
俺の好きな作品を勝手になかった事にしてくれてんじゃねぇよ」
ってね。
だが「貝獣物語」を本気で再生させるのならそれぐらいの荒療治は必須!
逆にどうすれば今までの悪しき設定を抵触せずに復活の目を生み出せるんだよ。
なら、なかったことにした方が簡単で早いし、その後もそれらの設定を配慮せずに済む。
方法としては単純に『ポヨン』の夢とかにして…
丁度、開発会社「バースデイ」の作品に
悪夢から覚まさせる「ドリームマスター」がある。
後は「じゅうべえくえすと」の主人公がタイムパトロールらしいから上手く消滅できるだろ。
「じゅうべえくえすと」自体、
「ゲーム中のストーリーは全て間違った歴史だから抹消するわ」
って話だからね。
実質、「じゅうべえくえすと」は『主人公たちの思い出作り』に過ぎなかったって訳だ。
別に問題なかろう。
・仲間の『貝獣』豊富な選択
「大貝獣I」では裏B助っ人で様々な『貝獣』がいた。
『パタパタ』『トンガリ』『メロディ』『ジーサ』『ヘケメケ』など
これらのキャラと入れ替えが可能な形とする。
裏B助っ人は仲間にしなくても別にクリアできますって存在だからね。
『パタパタ』は洞窟内で岩を乗せたまま放置してもいいし、
『トンガリ』は洞窟内で岩があって閉じ込められたままにしてもいいし
『メロディ』は魚に飲み込まれっぱなしでも問題ないわけだ。
悲しすぎるわ。
人間キャラはせいぜいB助っ人ぐらいで丁度いい。
『キララ』はフィールド上の水を凍らせて歩くことが出来る。
『トキア』は火事に対して雨を降らせて鎮火させる事が出来る。
『リンダ』は幽霊から情報を聞き出したり、悪霊を成仏させる事が出来る。
それぐらいでも十分にキャラは立つだろ。
・魔王復活しても住人はあまり気にしていないような緩めのストーリー
例えば「貝獣物語」だとこんなイベントがある。
・『酒』を渡すといなくなってしまう『ゴブリン』
・『早口メダル』という免許皆伝の印を持っている事で新しい船をもらえる。
・泉に『鉄の斧』を投げ込むと『天女』が出てきて正直に答えるとアイテムをくれる。
・人魚に求愛を迫る『ダゴン』という半魚人
・酒場で吐く老人
一応、魔王が復活して人々を虐げているという話だが
敵も味方もそれぞれの生活をしているって感じがして好きである。
・『スタンプラリー』『我が町』などメインストーリーから外れたサブ要素
これらは「大貝獣物語」の要素であるが
上記の緩めであればサブ要素を充実させてもいい気がする。
「大貝獣物語」をプレイして感じたのだが
ストーリーの重さに反したサブ要素である。
「人がいっぱい死んだりしている中、町中スタンプ探しをしていていいんかな?
ガーディアン村はそこら中に死体が転がってんだぞ」
「我が町作ったってそこにいる住人みんな殺したり栄養分にすりゃいいって思っている連中が
近くにいる中で町なんか作ったってすぐに踏みつぶされるだけだろ」
緩めのストーリーにすればこそ魔王を一旦放置して寄り道したって許される感じになったんじゃないのかね。
所詮、ただのにわかゲーマーの実現性のない妄想にしか過ぎないけどさ。
はぁ…
[4]最後に
……。
貝獣たちの画像を眺めて癒されてました。
先日、「ポケットモンスター」の製作会社である「ゲームフリーク」のキャラデザイン
「杉森 健」氏の画集が丁度、2014年5月27日に発売される事を知った。
「貝獣物語」の約半年後に発売された『クインティ』を含んだ画集のようだ。
(貝獣、1988年11月18日発売。クインティ、1989年6月27日発売)
髭人は「貝獣」ほどではないにせよ「クインティ」も好きだ。
「もし『貝獣物語』が今でも存続していたのなら
『野中 俊也』氏の画集も発売されていたんだろうな…」
(「野中 俊也」氏とは
「貝獣物語」のキャラデザインや上記の挿絵など手がけた方だ)
そんな「杉森」氏の画集の情報について書かれている画面を遠い目で髭人は見ていた。
「ポケモン図鑑」があるように
「貝獣図鑑」なる本が出ていたら髭人は1日中眺めていて妄想してニヤニヤしていたんだろうなぁ…
『貝獣』に触れたらどんな感触がするのだろうか?
海の生物だからヌルッとしているのか?
肉球のようにプニッとしているのか?
案外、猫の舌のようにザラザラしているのか?
悲劇や感動なんてなくって良い。
髭人は彼らの感触をプレイしていて伝わって来るような作品に触れたかった…
ハッ!!
「貝獣物語」のポヨンの出発地点『バンデルベルデ城』のとある女の子に話しかけると
女の子「触らせて。プヨプヨしてカワイイ!お礼にキスしてあげる!」
初代で出来ていたんだよな…
で、「大貝珠物語II」の『ギャブロ』は上記のように気持ち悪がるという…
はぁ…
俺はよ。「大貝獣物語」を
『貝獣』好きによる『貝獣』好きのための『貝獣』主体のゲームを
プレイしたかったんだよぉぉぉぉぉ!!
「貝獣物語」シリーズに触れたければ
髭人にとって神ゲーである初代をプレイするかな…
『リッキー(主人公)』『クピクピ』『ポヨン』『バブ』
のフィギュアを乗せた上記の地図が涙でグズグズに濡れるだろうがな…
あ、「涙の密書」の涙を流すガイコツは俺だったんか…
最後に…
子供からお年寄りまでか…
子供がゲームをプレイし、
じいちゃん、ばあちゃんが初代「貝獣物語」の地図に載せた貝獣達のフィギュアを
座標通り動かす。
これが真なる子供からお年寄りまで愛される「貝獣物語」だったんじゃないのだろうか?
1人で始まった冒険。
それから3匹の出会いがあり
みんなとの冒険が更に始まる…
何かワクワクしません?
それこそが「貝獣物語」の真の魅力だったんじゃないんかい?
『貝獣』が今でも存続していれば貝の特産地なんかが
PRキャラクターとして起用してくれたかもしれないなぁ…
髭人は『貝獣』が何より本気で好きなんだよ…
最も好きなのは貝獣の『バブ』だと!
『火の貝の勇者』つまりプレイヤー自身への想いが他の誰よりも強い『バブ』が!
ここは「大貝獣物語」で唯一、大好きな要素だ。
本当に大好きだ!今も変わらずに!!
俺も月を見た時、お前を思い出しているぞ!!
………
全てはもう過ぎ去った事か…
言いたい事はここで言い切った。
さて本当にこれで締めるとしよう。
こんな見苦しい長文を読んでくれた全ての方に感謝と共に…
さよなら…
『貝獣』たち…
さよなら…
髭人が心から愛した
「貝獣物語」
「貝獣物語」シリーズが好きなのだ。
「貝獣物語」は「攻略本」「不完全攻略本」「ゲームブック」「サントラ」
「大貝獣物語」は「攻略本」2冊
「大貝獣物語II」は「攻略本」3冊、「サントラ」「ゲームブック」
と所持している。決して嫌いではない!
それは誤解なきように!!
では何故好きなシリーズにも関わらずそんなにド酷評をしたかというと
「好きだから、悪い部分を目つぶって絶賛!!」
なんて事は髭人には出来ない。
勿論、ファンだから少しぐらいなら許容してしまう所は確かにある。
「大貝獣」もきつかったが
「大貝獣II」に至っては完全に我慢の器を決壊させたからだ。
―――注意―――
これから先は髭人の実に見苦しい怨嗟の文章となりますので
読みたいって物好きな方だけ多大な覚悟してからお進み下さい。
「不快。読むのやめよ」
と思ったら即座にブラウザを閉じてくださいませ。
これから先は髭人の実に見苦しい怨嗟の文章となりますので
読みたいって物好きな方だけ多大な覚悟してからお進み下さい。
「不快。読むのやめよ」
と思ったら即座にブラウザを閉じてくださいませ。
「大貝獣物語II」の度を越した酷さはフォローしきれないほどだが
製作がどういう状況だったかは1996年という時代から考えればある程度、推察はできる。
1996年と言えばスーパーファミコン末期。
既にプレイステーションやセガサターンなどの次世代機が発売され軌道に乗り始めてきた頃だ。
(PSは1994年12月3日、SSは同年11月22日の発売)
「大貝獣物語II」wikiを見たところ12万本販売したとのこと。
10万以上も販売していれば現在のゲーム市場を考えれば売れている方と思えるかもしれないが
当時からすればこの数字は物足りない。
1994年12月22日発売の「大貝獣物語」は
30万本売れていて、定価は「10800円」
スーパーファミコンのソフトの定価は9000円もするのがザラだった。
「Ⅱ」は定価が「8200円」
これは次世代機のソフトの安さから対抗せざるを得なかったのだろう。
当然、ゲームのボリューム、キャンペーン等を考えるとⅠよりも多くの制作費が費やされたに違いない。
(サントラ、スタンプラリーコンプ者への貯金箱が先着3000名、ボンボンでギャグマンガ掲載)
だからこの「8200円」はかなり無茶な価格設定だという事が伺える。
ちなみに1996年に発売された主なPSやSSのソフトってのは
3月29日「機動戦士ガンダム Ver.2」(PS)
同日「鉄拳2」(PS)
5月17日「スーパーリアル麻雀PⅥ」(SS)
6月28日「ザ キングオブファイターズ95」(PS)
同日「餓狼伝説3」(SS)
7月12日「ポポロクロイス物語」(PS)
7月19日「ときめきメモリアル forever with you」(SS)
8月2日「大貝獣物語II」
8月7日「ストリートファイターZERO2」(PS)
11月29日「電脳戦機バーチャロン」(SS)
調べてみて驚いた。
ここ数年で好きになった「ポポロクロイス物語」は「大貝獣II」より先の発売とはな。
「ポポロ」の方はキャラはドット絵で良く動き、表情も豊か、技の声を喋り、ムービーもある。
ストーリーは心に響く。そして何より安い!!
「大貝獣II」は?
……。
製作の規模が違うからあまり強くは言わないが。(十分言っている)
そして売上は12万本。
ナンバリングタイトルの続編が出てない所から鑑みると「爆死」だったのだろう…
ゲーム事情の急変。
その状況の厳しさは理解できるが音楽以外の内容はファンの俺でも擁護できん。
その後の貝獣シリーズの動きを追っていこう。
1997年頃「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーン」カードゲーム発売
1998年3月5日「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーン」ゲームボーイ発売
1999年2月26日「ポヨンのダンジョンルーム」ゲームボーイ発売
1999年3月19日「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーンII」ゲームボーイ発売
2000年6月2日「ポヨンのダンジョンルーム2」ゲームボーイ発売
2000年頃「カードファイトVマスター」カードゲーム発売
2007年「大貝獣物語MOBILE」携帯アプリ配信
髭人はこれらを全てスルーした。
カードゲームは買い揃えなければならないので金がかかりすぎる。
ポヨン2作品はゲームボーイ未所持という事で購入しなかった。
MOBILEは当時持っていた携帯の機種が古くプレイできないのでダウンロードしなかった。
キャラ絵の変更と1枚絵が追加されているだけでストーリーは変わらないという携帯アプリらしいし…
とは言え一番の理由は「大貝獣II」で愛想が尽きていて金や面倒をかけてまで欲しくはないと至ったからだ。
だが、貝獣系の掲示板を見てきてそれらについての情報は少しは知っている。
挙げてみよう。
・「大貝獣物語 ザ ミラクル オブ ゾーン」
「大貝獣I」や「II」に出てきたキャラの後日談が少しあるようだ。
Ⅰで出てきた『キララ』に娘がいる。
名前は『クララ』
『キララ』は『コルドバーン』の王女という立場上、世継ぎの問題があるので
結婚して『クララ』という子供をもうけた。ここまではまだ分かる。が…
「子供を産んだら即離婚。理由はIの勇者にまだ惚れていて忘れられないため…」
は?
このキャラに愛皆無のテキトー設定…
王族だから独身を貫き続ける訳にはいかないっていうのは分かるが『キララ』自身が望んでないだろ。
『キララ』は火の貝の勇者との再会を待ちわびているのか?
Iの劇中、別に勇者と関係を持っていたとかそもそも恋愛フラグさえ立っていたわけじゃない。
『キララ』のただの片思い過ぎない。
それに火の貝の勇者はプレイヤー自身だから全員『キララ』ファンとは限らない。
『リンダ』だって『トキア』だっている。
中には『グジュー(クシューラ)』だっているかもしれないだろ。
ちなみに『トキア』も「大貝獣Ⅰ」で「勇者が好き」アピールしていたが
カードゲームでロクな経緯もなしに子供がいるそうだ。
いきなり子持ち発覚なんてファンの心抉り過ぎだろ…。
そのカードゲームは流行ったのかは髭人は知らない。
カードゲームを題材としたマンガ化もされたそうだが…
本当に流行ったのなら現在でも貝獣シリーズは作られているだろうから
当時それなりにヒットして低空飛行を続け…
潰えたのだろう…
・「ポヨンのダンジョンルーム」
タイトル通り『ポヨン』を主役にしたダンジョン探索のRPG。
「貝獣」シリーズって世間にそれほど認知されてないのに
メインタイトルを省略し『ポヨン』をスピンオフってのはあまりにも早計なんじゃないか?
「ポケモン」の『ピカチュウ』を主役としたゲームがあったが
貝獣ファンでもなければ『ポヨン』なんてしらねーだろ。
裾野がまるで広がってない『貝獣』の1キャラをピックアップしてどうなる?
まずは広く浅くだろ?
そこから人気を集めてから狭めて深くするべきだろ。
というか能動的ではない『ポヨン』の主人公起用は疑問。
大魔王とか襲ってきて自分から立ち向かおうとしないキャラはダメだろ。
真面目で行動的な『バブ』もしくは怖がりはするが頑張ろうとする『クピクピ』ぐらいじゃないと
目の前に魔王がいても飯の匂いがしたらそっちにいきそうな『ポヨン』ではさ。
ちなみにそのゲーム内にクイズがあって
Q.大貝獣物語IIIは出る?
という問いがあるそうだ。
A.21世紀or秘密
が正解らしい。
スタッフ自身は「大貝獣III」を出したくて仕方ないのだろう。
諦めてはいけない!
21世紀はまだ80年以上もあるから気長にやってみてはどうだろうか?(テキトー)
・2007年「大貝獣物語MOBILE」携帯アプリ配信
フィールドがなく、ダンジョンメインで構成され、1枚絵が多数追加されているが…
巷で鬱ダンジョンで有名の『バイオベース』を入れているらしいんだよね。
(閲覧注意!!)「『バイオベース』セリフ集」
繭にされた人々が嘆き苦しむ姿の1枚絵はあるのか?(やめろッ!!)
せめて、バイオベースの人たちは皆、救われたって展開にしたのか?(そんな情報はない)
1994年から13年の月日が経過しシリーズがほぼ止まったような状態だから
心機一転、楽しくなる世界観を展開させるのかと思いきや…
プレイヤー同士で散々語られたグロを繰り返す…
やめるとか…せめて修正すらしないの?
グロやら残酷要素はそこにあると聞いていたら普通の人なら避けて通るのだから。
そんなんで起死回生なんてできるわけねぇだろ。
「『バイオベース』がなければ『大貝獣物語』じゃない!」
なの?
「貝獣」というコンテンツが完全に末期なのを分かっているのに?
自らの手で最期のトドメを刺そうとしているようにしか思えない自殺願望的判断だな。
ちなみに「大貝獣II」のモバイル版は出ていない。
では、本記事のメインを進めよう。
貝獣物語シリーズの
「大貝獣物語II」の攻略本等で製作者様がインタビューで言いたい放題だった件を
9項目してにまとめたよ――!
(個人的には全文載せたいぐらいだが)
①『一家に一本、大貝獣物語』
②『貝獣はシェルドラドをナビする素敵な妖精』
③『私はシェルドラドに行った事がある』
④『抱負としては某メーカーの打倒FFなんでしょうね』
⑤『子供からお年寄りまで楽しめるゲームに』
⑥『悪役の魅力を引き出せれば作品は面白くなるんです』
⑦『ゲーム作り、それはとても魅力的なこと』
⑧『ゲームだけにとどまらずいろいろなところで展開していきたい』
⑨『大貝獣物語IIIの構想はある』
インタビューを見て「I」や「II」をクリアしての俺の素直な感想
「何、言ってんだ?コイツ…」
では、1つ1つ取り上げてみよう。
①『一家に一本、大貝獣物語』
一家に一本って事は一家全員が体験するのが当たり前って事だろう。
例えば「ポポロクロイス物語」を子供がプレイしていたとしよう。
子供「お父さん!お母さん!ガミガミ魔王の城に着いたよ」
母「ナルシアと白騎士が新しく仲間になったのね」
父「じゃぁガミガミ魔王をやっつけて知恵の王冠取り戻せるかな?」
そんな一家団欒風景が目に浮かぶのは容易だ。
一方「大貝獣物語」の場合
子供「お父さん!お母さん!バイオベースに着いたよ」
母「繭に人が包まれてて苦しそうだけど助けられないの?」
父「無理…みたいだな…」
一家全員どんよりするわな。
こんなヘドロ、一家に一本、必要か?
俺が父親なら子供にプレイさせたいとは思わん。
寧ろ子供がプレイしていたら止める!
②『貝獣はシェルドラドをナビする素敵な妖精』
3貝獣が髭人の目の前に現れて、こんな事を言ってきたら…
バブ「髭人さん!
グレートノーム様のおかげで貝獣仙人様がわざわざ召喚しなくても
シェルドラドと髭人さんとの世界との行き来が自由になったんです!
ボク達が案内しますから一緒にシェルドラドにいきましょう!」
クピクピ「髭人さん!みんな一緒なら楽しいクピ!」
ポヨン「おにぎりもおいしいんだな」
髭人「無理無理無理無理!!いや、それはマジで勘弁」
バブ「どうしてです?」
クピクピ「僕達が嫌いクピ?」
ポヨン「酷いんだな…」
髭人「いくらバブやクピクピ達の頼みでもそれは絶対に、無理!
だってさ…
まず、シェルドラド全域(大貝獣I)が2回も大津波に見舞われて、
大陸の形が大きく変わって町も水没。
当然、沢山の人が死亡。
ガーディアン村の人たちはグジュー達に皆殺しにされ
宇宙船で捕えられた人は、強い人は改造されモンスター化
弱い人は繭に包まれエネルギー吸い取られる上に、生きていても助かる方法はなくて死ぬしかない。
霧の外の世界(大貝獣II)ではジョーダンに捕まった人は豚にされて調教されてたし、
空中の大陸はバラバラになって地表に降り注ぎ外は暗くなるしさ。
というか一歩間違えたら世界が破滅するような事が度々起こる超紛争地域に
行きたくなるわけないじゃん」
バブ「で、でも、ボ、ボク達が髭人さんを守りますよ!ね?クピクピ?ポヨン?(震え声)」
クピクピ「そ、そうクピ。が、頑張って守るクピ!(震え声)」
ポヨン「そ、そうなんだな…(というかこの人、さっきぼくの事『達』扱いしたんだな…)」
髭人「はぁ?まぁ~もぉ~るぅ~?」
3人「ひぃぃッ!」
思わず震えるバブとクピクピ。意外にもポヨンも怯える。
髭人「守るつったってさ。
君ら、ガーディアンの所の洞窟から出た時、勇者を敵に連れていかれたじゃん(大貝獣I)
あの時、勇者は『グジュー』に仲間になれって拷問された挙句
断り続けて液体漬けにされてたんだぜ。
ちょっと遅かったらモンスターになっていたはず。
次に敵の移動要塞が暴走して町に突っ込みそうになった時、君ら現場にいたけど(大貝獣II)
(他に選択メンバー可能メンバーは『ルミエラ』『シャムル』『ポット』)
何してたの?ねぇ?何してたの?」
3人「…」
髭人「何だよ。言えないのか…
じゃぁ代わりに俺が言うけどさ。
脱出しただけじゃん。
町に避難勧告を出すとかもせずに…
勇者の愛犬が身を挺さなければ町、終わってたよ。多くの人が死んでたよ。
まぁ、シェルドラドでは多くの人が死ぬのは日常茶飯事だからねぇ。
町一つ壊滅するのは蟻の巣1つを水浸しにするぐらいの感覚なのかなぁ?
犬も重傷負って脳だけくり抜かれてロボ化させられていたし
そりゃ自分の方が大事だよね~」
3人「…」
髭人「そんな君らを信用してシェルドラドに行って仮に怪我や死亡したりしても
他の人達にはきっと自己責任、自業自得つって鼻で笑われるだけだよ。
だから俺はシェルドラドには絶対に行かない!!ゴメンね!!(笑顔)」
バブ「うわぁぁ――ん!ボク達だって厳しい世界で頑張っていたんですよぉぉ~!
うぇぇぇん!(涙)」
クピクピ「ヒック!そうクピ!ボク達なりに頑張った結果クピィ~!(涙)」
ポヨン「ううう…辛いんだなぁ…(涙)」
髭人「………。(言い過ぎたな…言い過ぎた…だが…)」
涙こみ上げてくる髭人、3匹を抱きしめた。
髭人「こんな可愛い貝獣を泣かせる世界に誰がしたぁぁぁ!
ウォォ――!!(号泣)」
家族で『シェルドラド』に旅行した時、
一人ぐらい五体満足で帰れなさそうな世界に誰が行きたいんだよ。
貝獣ファンとてノーサンキューだわ。
③『私はシェルドラドに行った事がある』
これはⅡ攻略本ではなくカードゲーム漫画の表紙裏の生みの親のお言葉である。
原作者様はよく生還できたもんだね。
きっと想像を絶する色んな不幸を受けたり見て来たからこそ
あんなゲームになったんだろうなぁ…
仮に原作者様が冗談で
「シェルドラドで名誉の負傷をして実は片足が義足なんだよね」
と言って来たら普通に
髭人「でしょうね…でも、あの世界から生還できただけでも良かったと思わないと」
と疑う事なく素で受け入れて妥協点を見つけて慰めるだけだろう。
④『抱負としては某メーカーの打倒FFなんでしょうね』
予め言うけど「ファイナルファイト」じゃないよ。
ご丁寧にも「ファイナルファンタジー」ってルビが振ってあったからね。
大貝獣と時期的に近いFFシリーズと発売日順で並べて本数を比較してみると…
1994年 4月 2日発売「FFVI (SFC)」 255万本
1994年12月22日発売「大貝獣I (SFC)」 30万本
1996年 8月 2日発売「大貝獣II (SFC)」 12万本
1997年 1月31日発売「FFVII (PS)」 328万本
FF側、桁が違うね。
ライバル視するのは結構だが打倒したいのなら先にいる相手の現在地点を推定してそれに追いつくつもりでなくてどうすんの?
相手は止まっている訳ではないんだぜ。
相手の通過地点を必死こいて追いかけたところで相手を追い抜くどころか追いつくことさえ永遠に出来ねぇだろ。
「大貝獣II」の時点で「FFVI」に比較するようなゲームを出してさ。2年以上前のソフトやで。
ってか「大貝獣I」は「FFVI」の半年以上後の発売。
「大貝獣I」の時点で販売数はひとまず別にして「FFVI」超えていたと確信していたのかね?
そうでもなければ抱負だとしても打倒なんて身の程知らずの発言なんて出来まい…
もはや寒気すらするわ。
で、「FFVII」は「大貝獣II」の半年も経たないうちに発売している。
当時の時点で質問したれ。
「『大貝獣II』発売後半年を待たずして『FFVII』が発売されましたが
次回作ではFF打倒は達成出来そうですか?もしくはどれくらい近づけそうですか?」
あればの話だけど「大貝獣II」のゲーム完成直後の製作者の飲み会に参加してみたかった。
いや、だってさ。
インタビューなんだから当然、シラフの状態で言っていたんでしょ?
酒を飲んで酔いが回っていたらとんでもない事になっていたなんて簡単に予想できるでしょ。
「FFなんて通過点に過ぎない」
「ゆくゆくは全世界のRPGは『大貝獣物語』の前にひれ伏すことにだろう」
ぐらいの発言はしていたって何ら不思議ではない。
俺はそのような発言を聞いて大笑いした後に、
それを言ったやつを涙ながらに思いっきり平手打ちしているだろうけどね。
「目を覚ませ!!
『大貝珠物語II』のエンディングで
『さっきまでの冒険は夢だったのか』と感じた主人公より先に
お前らが目を覚ませ」
大貝獣でFF打倒をほざいた方は、ゲーム業界にいる限り永遠にいじられる黒歴史発言だろうねぇ…
いや…ただの黒歴史どころか
ド黒歴史、髑髏歴史発言ともいうべきか?(その言い方は流行らない)
「大貝獣III」は21世紀中に出したいらしいからな。
いくら「FF」と言えど100年間シリーズ出し続けるのは困難だろう。
2090年ぐらいに「大貝獣III」しれっと出せば打倒できるんじゃね?(テキトー)
打倒したかったのは売り上げではなくストーリー的な意味だったのかな?
新ハードが出てゲーム業界のストーリーはどんどん規模がでかくなっていった。
そんな時代の流れに追随しようとしたんだろうけど
そもそも貝獣達にそんな壮大さは不要だろう。
というか壮大にさせるにしてもキャラに沿う展開にするのは当たり前。
殊に大貝獣IやIIは
「ポケットモンスター」の『ピカチュウ』もしくは「妖怪ウォッチ」を『ジバニャン』を
「バイオハザード」の世界で冒険させるようなもの。
何故これをウケると思えるのか?
「バイオハザード」はキャラなどを世界観に合わせて作られているから問題はない。
何でカワイイキャラを非道な世界観に置くの?
と言うか目指すべきなのは「FF」じゃなくて「星のカービィ」路線だろ。
ま、「妖怪ウォッチ」に関してはそれはそれで盛大にやらかしているけどね。
アニメを軽く見ていた程度の知識しかないが
一時はポケモンを超えるぐらいの瞬間風速があった。
が、人気が出すぎて丁寧に作る事を忘れ
妖怪の粗製乱造、主人公の変更、舞台を2度も替え、その舞台替えに伴うキャラ変更などの
素人でも「それやったらアカンだろ」と分かる強烈な愚挙を繰り返し続け
路線を元に戻すも時すでに遅し…
4~5手ぐらい遅い。
そして、ガチのファン以外はほぼ誰も見向きもしないシリーズになり果てたと…
代表キャラの『ジバニャン』は『地縛霊』から来ているのだろうが
公式は『地縛霊』ではなく『自爆霊』とでも言うような質の悪い妖怪に取りつかれていたようだ。
傍から見ている限り、
「妖怪ウォッチ」のジェットコースターレベルの急転直下ぶりは相当なギャグ。
時系列で多方面の展開を売り上げを絡めてグラフなどでまとめたら、面白い資料になるだろう。
恐らく、知名度から言って
キャラクタービジネスにおいて決してやってはいけないムーブとして
反面教師の教材として永久に残るんじゃなかろうか。
話を戻すが「大貝獣物語」2作品のように
可愛いらしい貝獣に反してグロテスク、救いがなく、凄惨な展開をテンコモリモリ!
そんなプレイヤーを散々、鬱な気分をさせてからのクライマックスが
「世界が滅びるから俺が犠牲になって世界を救う!」
だもんな…安易すぎるわ。
貝獣にナビさせたいというほど『シェルドラド』が魅力的なら
各主人公「大変だったけどまた行きたいな。シェルドラド」
って清々しく思わせるようなストーリーにしろよッ!
「大貝獣I」や「II」の主人公に火の貝が
火の貝「ボクと再契約して火の貝の勇者になってよ」
と言われたら快く首を縦に振ってくれるだろうか?
髭人がIIの主人公で平和にして戻って来てから
火の貝「またシェルドラドが危機が訪れようとしている。
力を貸してくれ」
と、言われたら…
髭人「滅びろシェルドラド!
うちの愛犬をロボットにさせたのがシェルドラドだぞ!
アイツだって俺と一緒に帰りたかったのにロボット化されてしまって
世間体を気にして我慢して残ったんだぞ!
その時てめー何てった?
『あれが自分で決めたことだ』だぁぁ?
うちの犬のせいにしてんじゃねーよ!
あれって何だ?物扱いか!?
次行ったら今度は俺の何を奪うつもりだ?
それに、世界を救って俺に何のメリットがある!?
前回の冒険が終わってマッチョになっただけじゃねーか!
てめーらの世界の問題だろーが!てめーらで何とかしろクソが!」
きっとそれを恐れて火の貝はまた有無を言わさず拉致するんだろうけどね…(嘆息)
⑤『子供からお年寄りまで楽しめるゲームに』
あんな展開しといてねぇ…
貝獣ファンのオッサン一人、満足させられないで何、妄言をほざいてんだ。
今、全く同じものを発売しようとしたら
当時なかった「CERO」に『B』や『C』指定される可能性はあるんじゃないだろうか?
(『B』は12歳以上『C』は15歳以上)
そんな内容で子供からお年寄りまで?
老若男女をなめてんじゃねぇよ。
⑥『悪役の魅力を引き出せれば作品は面白くなるんです』
その発言自体は絶対にないとは言えないからない否定はしない。
が、生みの親は『ジョーダン』や『ドーン』が好きと攻略本で述べていた。
「『ジョーダン』抜きで『ドーン』引きだよ」
などという下らないダジャレを言っては見たけど連中の悪行を見たら失笑すら漏れねぇんだよ…
特に『ドーン』
・移動要塞を暴走させた張本人
・『メガロキング』の2度の改造
・『ソニア』殺し
・非のない一家3人を爆散
etc…
こんな事をするキャラを好きっていうんだからあんなシナリオもそうなるのも自然だわな。
ちなみにこれから一家殺害を行おうとする『ドーン』に対し『ギャブロ』が問う。
ギャブロ「ま まさか…?
そんな事して 何が楽しいんだ!」
ドーン「…何が楽しい?…クククッ…
全部ですよ…全部…
あなたの思い苦しむ姿…
人々の悲鳴…
そのすべてが 私の快感となって
全身をかけめぐるんですよ…
さァ 人間たちよ!
私に 快感をあたえておくれ!」
爆散。
ドーン「ア~~ッ…なんと言う快感
生きててよかった…」
……。
『ドーン』はじめ製作的には魅力を存分に引き出したのであろう敵達を大勢見てきたが大体気分を害したぞ。
他者の肉体や生命を嬉々として弄ぶ悪役に対して引き出せるような魅力などねぇよ。
製作者的には一体どの部分が面白くなったんだろ?
好きな『ドーン』がこんな奴ならこの手のイベントを見たプレイヤーの嘆きの声を楽しみ、快感に浸っていたんじゃないのか?
⑦『ゲーム作り、それはとても魅力的なこと』
伝えたいメッセージがあってそれだけの為にゲームを作ったってんなら
方向は完全に間違っていたけどその気持ち自体はまだ理解できる。理解はね。
だけどさ…
大貝獣2作品の「ニコニコ動画」にあるプレイ動画で残酷描写部分には
「うわぁ…」「これは酷い…」「マジかよ…」
などと「引く」コメントが目立つ。
こんなものを魅力的と思ってゲーム作っていたのか。
⑧『ゲームだけにとどまらずいろいろなところで展開していきたい』
某掲示板ではトラウマゲームやエンカウント率が高いゲームのスレッドの常連にはなっているよ。
但し、そこだけしか活動の場がないが!
⑨『大貝獣物語IIIの構想はある』
髭人が予想するなら…
そうだな…
妄想「大貝獣物語III」by髭人
学校帰りの男女がいて、火の貝に「II」の主人公同様、拉致される。
それで何らかの拍子で貝獣村ではなく別の所に召喚され敵に襲われ
女は敵に捕まり、男は助けられて無事。
その後、女は洗脳されて敵として現れ、何度となく主人公たちを苦しめる。
当然、大貝獣名物の鬱になるようなイベントはてんこ盛り!!
場合によって洗脳時の女が村などを襲撃して人殺しに加担しているとかね。
で、中盤辺りで主人公の奮闘に寄り洗脳が解けて仲間になるが
最後、ラスボス倒したら主人公が死にそうになって女が庇って主人公は助かる。
最期に
女「主人公君、ずっとずっと好きだったよ」
と、言い残して…
死ぬ。
後、1つ
「II」の『ドーン』は「ドラゴンボール」の『フリーザ』っぽかったから…
妄想「大貝獣物語III」by髭人
昔はケンカなどしてライバル関係にあった友人と一緒に火の貝に拉致されて
『シェルドラド』の危機を救ってくれって話で協力する事にしたんだけど道中
友人が敵側に捕まり洗脳されて敵側として登場。
何度となく主人公たちを苦しめ、無関係の人々すら傷つけるの辞さない外道っぷり。
だが、主人公は友人こう言う。
主人公「もしかしてお前…わざと洗脳されたんじゃないのか?」
友人「そうだ。お前とはライバル関係だった。
しかし、お前と一緒にいると楽しい気分になれた。
それが許せなかった…だからアイツらに協力する事にしたんだ!
お前と本気で戦うために!」
で、主人公に負けて
友人「頑張れ。主人公、お前がNO.1だ」
と、認めた後、
友人「今まで悪行を重ねすぎた俺だ…責任はとる!」
ラスボスに対して壮絶な自爆攻撃をして
死ぬ。
どうです?
大貝獣スタッフならやりそうではないですか?
………。
考えていて腹が立ってきたわ。
なんだよ。「大貝獣スタッフならやりそう」って…
愛する貝獣が出る作品に残酷描写+そんなチープな自己犠牲するような流れを
髭人の中に定着させたことがどれだけ腹立たしいかッッ!!
「III」の構想があるっていったって
どーせ髭人が上記で考えた通りの
「不必要に重い悲劇を過剰なほど繰り返し
最終的に自己犠牲を見せることで感動を誘おうという安直な作品」
になっていただけだろ。
苦虫噛みつぶしまくり、苦渋飲みすぎで胸焼けしているレベルなんだが…
プレイヤー全員に付録で胃薬を配れよ。
さて「大貝獣2」インタビューで製作者が言いたい放題だった件に対して感情的にツッコミを入れたので落ち着いた。
では、ここで若干、製作側の『貝獣』に対しての印象などを
ゲームでの展開やインタビュからー分析してみた。
順番に
[1]製作側貝獣好きじゃなかった説
[2]製作側が本当に作りたかったんじゃなかったと思うRPG
[3]髭人が望ましいと思う貝獣物語
[4]最後に
[1]製作側貝獣好きじゃなかった説
貝獣軽視が目立つ印象が個人的にあるので『貝獣』について好きではなかった説を提唱する。
いくつかの項目がある。
・貝獣なしで成立するパーティ
・ロクに明らかにされない貝獣の設定
・『貝獣』以外にいるシェルドラド内の人外
・「人間」重視の展開
・貝獣を滅ぼそうする発言をする敵達
・貝獣に触れて気持ち悪い発言する味方キャラ
・サイドストーリーがない貝獣たち
・貝獣たちだけお粗末なエンディング
・貝獣なしで成立するパーティ
「大貝獣物語」2作品をプレイしていて違和感があった。
それが何か明確に分からなかった当時は自分自身に
「貝獣物語シリーズだから…」
と、自らに暗示をかけるようにしてプレイしていたからそこまでではなかったが
暫くしてからハッと気づいたのだ。
「パーティに貝獣がいなくても成立するじゃん」
仲間候補は計12人いる。
その内、中身が貝獣であるポットを無理矢理貝獣に含めても4人。
3人をパーティとして連れ歩くのだから貝獣を除いたって成立するわけだ。
(『バイオベース』時、勇者が連れ去られ
その際、仲間4人でパーティを組むがそれでも貝獣なしでも編成可能)
「大貝獣」の「1」や「2」は魅力的なキャラは確かにいる。
『キララ』『リンダ』『トキア』『ルミエラ』などだ。(女子キャラばっかやんけ)
「『大貝獣』いうのに『貝獣』0でも『大貝獣』名乗るのはダメだろ」
『貝獣』についての『物』を『語』ってないのに「大貝獣物語」?
例えば「ポケットモンスター」「デジモンアドベンチャー」など
モンスタータイトルのゲームで
モンスターを連れず人間だけのパーティでも成立出来たらどー考えてもおかしいだろ。
上記、魅力的キャラは基本人間である以上、別に「貝獣物語」以外のゲームに出たところで問題ない。
・ロクに明らかにされない貝獣の設定
「大貝獣物語」2作品をプレイしてきたが
『貝竜』だとか強そうな存在はあれこれ新要素が出て来たが
肝心の『貝獣』自身の設定はまるで明らかにされない。
髭人がゲーム内描写等で知っていることと言えば…
・体に付いた貝の中に入る事が出来る。
・貝には入れるがそれが家替わりではなくしっかりとした家を作って生活する。
・畑に作物を作って食料とする。
・貝が割れると生きていけない。
・その貝は特別な浜辺にだけ存在する。
以上である。
え?これだけ?
しかも、5点中、下の2点は攻略本の中のスタッフの裏話で明らかになるという始末。
あれこれ気になる事はあるだろ。
・どのような種類や種族があるのか
・身長、体重、寿命など身体にかかわること。
・貝獣村での生活サイクル
・特別な慣習
・一緒に暮らすのならその注意点
・容姿以外での人間との明らかな違い
ストーリーを描くこと最優先で
『貝獣』がおざなりにされたとしか思えん。
設定という点で言うのなら
『キララ』のバストサイズは87(自称)。
貝獣差し置いて出すべき内容か?
ちなみに『バイオベース』の繭に包まれた人のセリフなどから探れる『バイオベース』関連の設定。
・『ギャブ・ファー』一味に捕らわれた人は強い人と弱い人が選別される。
・強い人は生体改造が行われモンスター化させられ弱い人は繭に包まれる。
・繭にされた人は基地に栄養エキスを吸収される。
・繭にされると初めは気持ちいいがやがて苦痛に変わる。
・繭に包まれた人の体が溶かされ繭が体の一部になっている。
・自分が自分でなくなっていく感覚になる。
・最終的に繭と体は同化してしまい意識もなくなる。
・基地が止まれば基地の一部である繭も死ぬ。当然、繭に包まれている人も死ぬ。
ゲーム内で8個も…
後、これはセリフなどはないが生体改造の手術室があり『血の匂いがプーンとした。』
などとメッセージが出てくるので血が噴き出るようなグロテスクな事が平然と行われたのだろう。
しかも、『ギャブ・ファー』一味のやる事だからその人に麻酔なんかかけないだろうし
被験者にとっては筆舌尽くしがたい地獄がそこであった事は想像に難くない。
そして、モンスター化させられているのだから
ゲーム内で今まで普通に倒してきた敵モンスターの中には元人間が多数、含まれていたことだろう。
開発者は『貝獣』よりも『バイオベース』が好きかどうかは分からんが
少なくとも『貝獣』よりも『バイオベース』の方に注力していたとしか思えない。
・『貝獣』以外にいるシェルドラド内の人外
「大貝獣I」の人間以外の種族
『狼族』(ガロウ)、『へクス人』(ザルドン)、『鳥族』(バード)、
『モグール族』(プー)、『オーク族』(ピッギー)、
『サボテン族』(アロエス)、『ロボット』(ロボット君)、
『シーマン族』、『熊族』、『カメレオン族』
『魔族』(ギャブ・ファー、グジューなど…)
多すぎ…
『貝獣』自体がシェルドラドで不思議な生き物だそうだが
他にも沢山、不思議な奴らいるじゃねーか。
コイツらがいる事で『貝獣』自体の存在感が薄れる。
・『貝獣』を滅ぼそうする発言をする敵達
推していくべき『貝獣』のはずなのに
それらを滅ぼそうという発言を平然とする敵達。
「II」の冒頭
『ドラゴバード』に乗ったドラゴナイトの『ルッカ』を追って
生みの親大好き『ドーン』が貝獣島にやってきて
部下が3貝獣に倒され、逃げ帰った時の『ダーク』とのやりとり
ドーン:(略)私めは 逃げたドラゴナイトを追って
霧の道をこえたのですがそこには…
ダーク:貝獣とかいう不思議な生きものがおったのであろう」
ドーン:な なぜ?
ダーク:わしの知らぬことなどこの世には ない
ドーン:さすがはダーク様
しかれば私に兵をあたえてくだされば
ただちに皆殺しにしてまいりますが
ダーク:ドーン それにはおよばん
それより いっこくも早く
『オーラストーン』をさがすのだ
『オーラストーン』さえあれば
貝獣島などかんたんにほろぼせるのだ
タイトルになっている『貝獣』を
皆殺しにしてくるとか島を簡単に滅ぼせるとか何で言わせんだよ…
息を吐くように殺傷する事を発言するキャラを生み出すなよ。
「貝獣くんたちが
本当にどこかに存在していると思えるような夢の世界にしたかった」…
と、言っていたが違和感しかない。
言葉が足りなかったようなので髭人が捕捉するわ。
「貝獣くんたちが
本当に『絶滅した生き物図鑑の』どこかに存在していると思えるような『悪』夢のような世界にしたかった」
そっちの方が何かしっくり来てしまうのがなぁ…(悲)
・「人間」重視の展開
「大貝獣物語」の2作品では人間重視、
別の見方をすれば貝獣を含めた人間以外を軽視した展開が
ゲーム中重要な部分で見受けられる。
「大貝獣物語I」
自爆したら『シェルドラド』が滅ぶため
その「ギャブ・ファー宇宙船」をロボットが宇宙に打ち上げ直前
みんなを脱出させ、1人涙するシーン。
ロボット:こ… これが 涙………
これが 悲しみ……
………これが 人間の心………
私も 人間に生まれたかった……
「大貝獣物語II」
『オオイナルチカラ』というラスボスを倒したら
そいつが暴走して『シェルドラド』が滅びるというので
その力を止められるのは『ギャブロ』だけで
『ギャブロ』が自身のエネルギーを全て変換すれば穴が閉じるという事で
世界を救って命を落とした。
死後、冥界にいる『ギャブロ』は
今回の事で特別に自分を庇って死亡した母親代わりである魔造人間『ソニア』と短い再開後
そこを管理する白神に「僕たちはどうなるのか」と質問をする。
白神:人間とは生まれるのちがう
おまえたちは 死ぬと
完全に しょうめつする
何故にこうも『人間』『人間』と固執するのだろうか?
多種族溢れる世界観なのに…
貝獣達含めて何だと思っているの?
・貝獣をぞんざいに扱う味方キャラ
「大貝獣II」
倒れている『ポヨン』に対して初見の『ギャブロ』がこう言う。
ギャブロ「うわっ! 何だこいつ!?
プヨプヨしてやがる!
気持ち悪ィーっ!」
……。
いくらギャグキャラ扱いとはいえ『ポヨン』を触って気持ち悪いって…
自分たちが生み出し、推していかねばならない『貝獣』を気持ち悪いって…
後『ポヨン』関連でいえば
とぼけたことを言ったからとはいえ
『ポヨン』を蹴飛ばす『シャムル』も見ていて実に不愉快だった。
・サイドストーリーがない貝獣たち
「大貝獣」では
様々なキャラがいてそれぞれのサイドストーリーというイベントがある。
それをやるとアイテムがもらえたり、魔法を習得したりして
エンディングも変化する。
が、3貝獣にはそれがない。(『ポット』にはあるが)
・貝獣たちだけお粗末なエンディング
サイドストーリーもないどころかエンディングもお粗末である。
『バブ』はまだマシだが…『クピクピ』『ポヨン』は…
「大貝獣I」
バブ:貝獣村から見える月を見て
「同じ月が火の貝の勇者の住む所からみえればいいな」
「僕が考えていることと同じことを火の貝の勇者も考えていればいいな」
と思いを馳せる。
クピクピ:台詞無しで踊るだけ
(別の貝獣も多く同じ動きをしているのでので注意深く見ないと
『クピクピ』がそこにいると見落とす可能性あり)
ポヨン:ガツガツと食べ物を食べるが
「物足りないんだな」と言って周りの貝獣を呆れさせる。
「大貝獣II」
バブ:愛犬との別れなどツライ旅となった火の貝の勇者に対して
「…この世界に召喚されたばかりに辛い思いばかりさせちゃって…ボク…ボク…」
気の毒に思う
(直後に『バブ』に「イカンな」などと言う『貝獣仙人』はクソとしか言えん…)。
クピクピ:旅の道中で出会った『チコ』という少女に手紙を書くが
別の貝獣に「誰がそれを届けるのか」と言われる。
ポヨン:宴があった後、「腹八分目」と言うポヨン。
別の貝獣に
「もう1週間分も食べたのに何を言っているのか。
仙人に言ってもらって1週間飯抜きにしてもらおう」と言われる。
『クピクピ』は『I』が酷い。
何やねん。あれだけの冒険して来て台詞無しで踊るだけって…
『ポヨン』は両方とも酷い。
『ポヨン』が食い意地張っているのは分かるが
冒険についての記憶が一切ないんじゃないかとさえ思える内容である。
他キャラではサイドストーリーで大抵変化する。
だが貝獣達にはそもそもサイドストーリー自体がないので変化が全くない。
単に『貝獣』達の掘り下げを怠ったからの弊害だろう。
モバイル版ではエンディング時に各々の1枚絵があるが
3貝獣に関しては1枚絵内で3コマで3匹を配置した絵という小容量まとめ仕様である。
このようなものを見せつけられると開発者の『貝獣愛』が全く伺えない。
まぁ、でも…興味がないとか好きではない存在を無理に表現しろとは言わんよ。
それだと不健全だし、表現の自由もある。
次は、髭人が考える製作者の思い描く理想のRPGはこんなんだったんじゃなかろうかという推測してみる。
[2]製作側が本当に作りたかったんじゃなかったと思うRPG
・人がたくさん無残に死ぬ
・スケベなイベント
・場が浮くギャグ
・安易に投入される自己犠牲による感動演出
・人がたくさん無残に死ぬ
これは「大貝獣」の代名詞と言えばコレ!って感じだよね。
「大貝獣I」だと冒頭『ギャブ・ファー』基地が海に没した衝撃で生じた津波に呑まれる人々
筆頭の『バイオベース』だとか村人全員が全滅させられる『ガーディアン村』住民だとかね。
「大貝獣II」だと一家3人が爆散させられたりとか敵キャラ同士をミキサーにかけられた『ネオドーン』とかね。
探してみれば目立たないけど酷い死ぬような描写はいくらでも出てくるだろう。
・場が浮くギャグ
人が大勢死ぬ凄惨なイベントが多いからかそれを薄めるためなのか単に開発者の趣味なのか
場が浮くギャグシーンがプレイヤーをなかなか白けさせてくれる。
『ディープ』と『ピープー』のやり取りとかだ。
そんな『ディープ』が作った潜水艦を奪い
『ピープー』を人質に取った敵が『ピープー』に邪魔されて、
いら立ち主人公側に人質を『ピープー』を吹っ飛ばしてしまうミスのやり取りとか
眠った『ルミエラ』を目覚めさせるために『主人公』がキスする事になり
やきもきする『バルテス』を見て
敵側は『バルテス』が『ルミエラ』に惚れていると見抜き
敵の雑魚を『主人公』と『ルミエラ』に化けさせチュチュチュとキスさせまくる描写とか…
・スケベなイベント
「大貝獣I」に関してだが
『我が町』に『温泉』を作り『バイオベース』イベント中、勇者が外れるので
『キララ』『リンダ』『トキア』の女子キャラ3名で入るとイベントが発生する。
内容としてはおっぱいの大きさについてである。
10歳の『トキア』が『キララ』や『リンダ』の胸を見て
大きくならなかったらどうしようと不安になる内容である。
ちなみにモバイル版だと温泉時の1枚絵が存在するようだ。
上で既に書いたが3貝獣のエンディングの1枚絵で3コマだけなのにだ。
・安易に投入される自己犠牲による感動演出
髭人がパッと思い出すだけでも
「大貝獣I」と「大貝獣II」で自己犠牲描写は7回もやっている。
「大貝獣I」
・『リトルヘブン』にて攻めて来た『ドグラー』から娘の『リンダ』を逃がそうとして
『リンダ』の両親が死亡
・『ギャブ・ファー基地』にて『ギャブ・ファー』からの攻撃から『主人公』を庇って
『グジュー』死亡
・『ギャブ・ファー基地』にて自爆する基地を宇宙に打ち上げる為に
『ロボット』君死亡
「大貝獣II」
・『サラーム』に突っ込もうとしている暴走している移動要塞『サンドスコルピオン』を止めるべく
『主人公の犬』動力部に身を投げ出す。結果、ロボット化を余儀なくされる。
・『クリスタルキャッスル』にて『ドーン』が殺害しようとした『ギャブロ』を庇って
『ソニア』死亡
・『クリスタルキャッスル』が崩壊し、脱出しようとして橋で転んだ子供を突き飛ばし
岩の落着で橋と共に谷底に落ちる『ギャブロ』。一応、無事であり後で出て来る。
・『断崖宮殿』にて暴走した『おおいになるちから』により世界が滅ぶという事になり
暗黒の血を引く『ギャブロ』が『おおいなるちから』のあけた亜空間ホールを閉じる為
全てのエネルギー変換して死亡→(人間以外は消滅という設定上)完全消滅
多い…
これらを織り交ぜたゲームこそを開発者は作りたかったんじゃないかと髭人は思うね。
「大貝獣II」の攻略本でのインタビューで
「Iでダンジョン奥地に弱い武器防具しか出なくてみんな露骨に嫌な顔をしていた」
という記述があった。だからアンケートや世間の反応を反映していたようだ。
だったらそんな武器防具の事なんかの事より
『バイオベース』などの残酷描写についての意見が数十倍以上あって
嫌~で苦々しく険しい顔を数百倍の人がしていたと思うのだがな。
何でスルーしたんだろ?
反響が届いたころにはストーリーを変えられないぐらい製作が進んでいたのかな?
先に障害物があるのを知りながら止まれない暴走機関車みたいなもんだな…
いや、単に自分の思い描くストーリーや世界に酔っていただけかな。
「俺の世界が正しい!!」
「俺の世界が感動を呼ぶ!」
って感じで
・大勢人が無残に死ぬ事に関しては
「もうええやろ」
「どんだけ人を死なせたいんだよ。製作者」
・場が浮くギャグに関しては
「ナニコレ?重苦しい世界観を展開させているのにしょーもないことをして…」
と、冷めていた。
・スケベなイベントに関しては
エロいネタは確かに好きだが…
貝獣差し置いてやるべきことなんだろうか?
例えば代表的な例だと「ドラクエ」の『ぱぷぱふ』イベントがあるが
あれはあくまでメインのシナリオなどがあってイベントの1つでしかない。
つまりおまけ的な+αな要素なんだよ。
貝獣のイベントいれねぇで何がおっぱいだよ!
製作者の脳内は
「おっぱい>貝獣」
だったのか…
そんなに『おっぱい』が好きならスタッフは『バイオベース』ではなく
おっぱいに挟まれて、最初から気持ち良く
最終的におっぱいと同化するダンジョンを作れば良かったんじゃないか?
ダンジョン名称は
「貝獣物語」シリーズの世界遺産とも言える『バイオベース』から取って
『パイオツベース』
とでも呼びますかい?
・自己犠牲描写に関しては
自己犠牲演出自体は否定はしない。
他の創作物でも良くあるものだ。髭人だって感動する事もある。
だけどもそんな何度も繰り返されてもねぇ…
誰か庇って死亡したキャラを見ても
「ハイ。また出た」
「今度、犠牲になるのはコイツか」
という冷たい感想しか湧いてこなかったなぁ…
場が盛り上がって感動させようと思ったら
取り敢えず誰かを犠牲にさせようという思考しか伝わってこなかった。
そういえば初期の一部「FF」も自己犠牲演出を乱発していたっけな。
そんな所を意識して真似しなくてもいいのに。
ま、そういったものも好きな方もいるだろう。髭人は大嫌いだがね。
自分たちが好きなそういう人向けにRPGを作っていけばよかったんじゃなかろうか?
だから上記のゲーム内容とインタビューが乖離したようなものではなく
冷静に地に足が着いたようなインタビューを受けたら自然とこうなるだろう。
「貝獣シリーズの魅力と言ったら…やはり…
『酷い死にざまの上に人外は消滅してしまい生まれ変われないという胸糞悪くなる設定』
『私を殺して!と命乞いならぬ殺し乞いする人がいるバイオベースのようなトラウマになるイベントや台詞』
『勇者の安否よりおっぱいについて盛り上がるようなエロい女の子キャラ』
この3本柱ですかね。
え?貝獣はって?
実を言うと私、あんまり貝獣好きじゃないんですよ。
正直な所、貝獣を劇中にどう出していいか困っているんですよね。
だからゲームでも味噌っかすみたいな扱いでしょ?」
私としては貝獣よりも
誰もが行きたくないと拒絶するような最低最悪の世界を作るのが私の夢なんですよ。
ですが、それだとあまりにも人を選びすぎてゲームが売れないので(苦笑)
それでも小ぢんまりした形でシリーズを続けていきたいですね。
『十家に一本、いや百家に一本、大貝獣物語』
というようなスタイルで」
こういう内容なら納得できる。
ただ、ハードが変わったりしてメーカーも多くあった当時の激動のゲーム業界。
そんな購入者の好みを選び、製作の苦労の割りに数万しか売れないようなRPG作り続けて
開発メーカーとして生き残れたとは到底思わん。
開発会社の名前は「バースデイ」なんていう
生まれて来た誰もが与えられたステキな日という意味である。
だが、その会社の方々が作ったゲームは
「次の誕生日を迎えられずに終える人が多そうな世界」
だもんなぁ…
社名が「ハートデイ」なら分かる。
どういう意味かって?
単純に英語にすりゃ「命日」だからだよ。
それと世界観づくりの開発者の未熟さを感じたわな。
「大貝獣II」の舞台である『霧の外の世界』であるが「大貝獣I」の時点で全く匂わせていなかったのに急に出てきてもな。
「大貝獣I」の宇宙の侵略者である『ギャブ・ファー』は『シェルドラド』に
宇宙から来襲して『シェルドラド』を掌握しようとしていた。
それが達成されたら『霧の外の世界』は無関係ではいられないだろう。
ならば何らかの形で「大貝獣I」時に介入すべきである。
まぁ…「大貝獣I」終了してから急遽とって作られた世界だからこそだろう。
髭人も拙いながらも小説を書いていた経験があるから若干わかるんだけどさ。
創作での世界観ってのは拡張する事を見越してある程度、余地をもって作るべきなんだよね。
用意された敷地内にスペース目いっぱい使って物を作ってしまうと。
「次は?」
ってなった時に簡単に追加できないからだ。
仮にそうすると無理矢理、継ぎ足さなければならない。
だから「大貝獣I」で台詞すら出てこなかった別の世界を新たに継ぎ足さなければならなくなったのだろう。
それに「大貝獣I」のラスボス『ギャブ・ファー』
バトル漫画みたいに強敵を倒したらその倍以上強い強敵が登場、
そいつを倒したら更に…みたいな安易なインフレしていってまとめきれるの?
しかも『シェルドラド』という異世界での話なのにもかかわらず
その場所の外ともいえる宇宙。
しかも宇宙規模の敵を早速お出しなっちゃって…
後、周りを見てなさすぎる。不用意。迂闊。
特に「大貝獣II」の「人間以外は死ぬと消滅」という設定はその最たるもの
そういう設定は入れるにしてもそれを入れたらどうなるか熟考を重ねてから入れるべきものなのに…
『ギャブロ』の悲劇の為だけに安易に入れられたという感じしかしない。
おかげであちこちでの被害が大きすぎる…
例えば「大貝獣I」や「大貝獣II」でこういったキャラのセリフがある。
「大貝獣I」
『ギャブ・ファー』宇宙船と
運命を共にした『ロボット』君に対して『リンダ』の台詞。
リンダ「『ロボット』…あなたは体は機械でも
その心は人間以上でしたね…
今度生まれ変わる時は神様が
きっとあなたを人間にしてくださいます
その時…もし私を見かけたら
また友達になって下さいね…
さようなら…『ロボット』…」
「大貝獣II」
『ギャブロ』の母親代わりの魔造人間『ソニア』を殺害した『ドーン』を倒し
『ギャブロ』にむけての『ルミエラ』台詞
ルミエラ「ギャブロさん!
よかったですね! ソニアさんも
きっと天国で お喜びでしょう」
2人の気持ちは簡単に否定される。
一方、クズ野郎の『ドグラー』や『ゼニム』は死後
冥界でどういう扱いをされるかはともかく
少なくとも人間だから消滅はしないって事になる。
キャラクターから言えば神様は製作者。
となるとその神様がこう答える事も出来る。
製作者「ごめん。
『リンダ』ちゃん『ルミエラ』ちゃん!
『ロボット』君、『ギャブロ』君、『ソニア』ちゃんは人間じゃないから
みんな消滅してしまうんだ。
だからまた友達になったり天国で喜べないんだけど
でも、人間の君達二人はまた生まれ変われるから安心してね」
なんて言われた彼女はどう思うのだろうか?
『ルミエラ』はショックで寝込むよね。
『リンダ』は神に仕える身。
肝心の神がコレではもはや世を呪って自害するしかないよね…
製作者自身がキャラにとっての『神』であるという自覚をもっていたのだろうか?
「FF」のようにシリーズ物でも1つ1つは世界観が別って形なら
また世界観づくりを新たに一からすればいいだけの話だが
「大貝獣物語」って地続きやん。
過去作の事を考慮しながら作らないといけない。
自己犠牲によって感動を何度も繰り返してどーすんのよ。
ってか、感動させるにしても舞台設計からして自己犠牲を強いる必要なんてないんだよ。
「貝獣物語」シリーズは。
楽しい冒険が終わり
3貝獣「勇者さんさようなら」
つって涙ながらに『貝獣』が見送り、
火の貝の勇者「君たち、泣かないで。また会えるさ」
とでも言わせて別れるだけでも十分に感動できる。
上記の絵はファミコンの「貝獣物語」のサントラ内の挿絵である。
個人的に「貝獣物語」シリーズをまとめるとだな。
「大貝獣物語」2作品は作り手が『貝獣』に見向きもせず
生み出した色んなキャラ達に多大な悲劇を負わせる物語を作って盛大に滑る。
その後、当時、「遊戯王」などの大流行していたカードゲームブームに
安易に乗っかろうとして上記『キララ』のその後のように人気既存キャラに安易に設定を埋め込み、使い潰す。
まだまだ深い世界観ではなかったんだから
下手に外だけ広げれば元が薄まるだけなのは自明である。
「大貝獣物語mobile」も殆ど貝獣についてスポットを当てない出来。
作り手は最後の最後まで『貝獣』に対して関心がなかったようだ。
『貝獣』が主役なのだから
まず、『貝獣』というものを設定などをしっかり作り込んでから
その愛らしい貝獣達が住みやすく楽し気な『シェルドラド』という世界を構築していく…
それが推していくものに対しての物づくりの順序なんじゃないのか?
虫とか飼った事がないのか?
飼う虫の生態を調べ、その虫が住みやすい環境を作ってから籠に入れるだろうに。
何故、世界観の構築を先にして殆ど作りこんでいない貝獣をそんなところにブチ込んだ!
「ちび〇る子ちゃん」の「グッピー」回かッッ!
どんな回なのかって?
軽く言うならグッピー入りの水槽に何か寂しいからってザリガニを投入したんだよ。
その後どうなったかなんて分かるだろ?
製作者がが大好きなヘドロまみれにされた籠で生きてられる虫は
せいぜいゴキブリぐらいじゃないのか?
髭人はネット上で一時「大貝獣」ファンとやり取りしたことがあるが
大抵は特定のキャラ好きの人でありそれも貝獣以外のキャラが多かった。
その中で…
「シェルドラドに行ってみたい」
と、言った方は今のところいない。
『火の貝の勇者』はプレイヤー自身という意図があるのだから
「シェルドラドで異変が起きたら俺が火の貝の勇者として召喚されて
貝獣と一緒に旅をしてシェルドラドを救ってやりたい!」
なんて言う方もいてもいいはずなのにね。
ファンですら地球上でキャラを愛でるだけで
行きたいと思えない世界が制作側が作り上げた『シェルドラド』である。
髭人も土下座をしてでもお断りだ。ただファミコン版ならいいけど。
「大貝獣」で検索すると
『バイオベース』が候補に挙がる。
『貝獣 画像』だとか『貝獣 カワイイ』なんて文言は全く並ばない。
色とりどりの夢が詰まった美しい貝を
世間に大貝獣を知らしめた最大の功績ともいえる
『バイオベース』の『繭』の中に何故か入れてエネルギーを吸い尽くし
多大な苦しみと痛みと嘆きを生みそのまま繭と一体化して救われることなく死んだ…
そんな悲運のシリーズそれが「貝獣物語」ってトコか…
メインタイトルの『貝獣』よりも自分たちがもっと作りこんだ『バイオベース』が
世間に認知されるなんて製作者冥利に尽きるだろ。
[3]髭人が望ましいと思う貝獣物語
さて、次は髭人が理想とした「貝獣物語」の続編を妄想してみる。
その前に、「大貝獣I」での違和感などを紹介する。
これは、ゲームプレイ前の取説を読んだ時点で感じたことだ。
髭人「あれ?『大貝獣物語』って『パスコマンド』ないの?」
「貝獣物語」での最大の特徴ともいえる『パスコマンド』が廃止されていたのだ。
次にゲームをプレイしていて感じたこと
髭人「あれ?『貝獣物語』と全くフィールドが違うし城や町は?」
そう。同じシリーズや世界観なのに『貝獣物語』のフィールドとは
『ギャブ・ファー』基地が引き起こした大津波の件を加味しても似ても似つかない形状となり
城や町は全くない状況。
まぁ、「貝獣物語」では海で行けなかった所があったから
(ゲーム内、見えない壁があり、その先を船はいけない)
その「貝獣物語」のいけなかった部分が「大貝獣物語」の世界という解釈もできなくもないが
「大貝獣物語」の時点で世界一周できるようなフィールドにしちゃったからその言い訳は適用できない。
リニューアルされたという解釈は出来なくはないが
髭人としては初代を蔑ろにされた印象。
「貝獣物語」の付録の地図を引き続き、使用できるもんだと思っていたんだがなぁ…
そういうのを活かしてこそファンを喜ばせるって言えるんじゃないのか?
まぁ『パスコマンド』廃止は何となく理解できる。
これを採用するとキャラの台詞の追加が膨大な量になるからだ。
「大貝獣物語」は「貝獣物語」と違ってキャラに人格が付加されて喋るから
イベント毎にキャラのセリフを追加しなければならない。
しかもパーティ状況も自由になるからイベント時のセリフは…
計15パターンも必要になる
(1人:4パターン、2人:6パターン、3人:4パターン、4人:1パターン)
勿論、新しい貝獣をパーティに増やすのであれば更に増加するだろう。
大変なのは分かるけど…でも、それをやるべきだったんじゃないのかねぇ。
その分、ストーリーは薄めでも良い。
もし、髭人が仮に「貝獣物語」の続編作るってんなら…
・「大貝獣物語」以降の設定はなかったことにする。
・仲間の『貝獣』豊富な選択
・魔王復活しても住人はあまり気にしていないような緩めのストーリー
・『スタンプラリー』『我が町』などメインストーリーから外れたサブ要素
・「大貝獣物語」の設定はなかったことにする。
大貝獣シリーズの設定を残しながら緩い感じの新作を作るって無理だろう。
と言うかあれこれ夢のある世界を作っていこうとしても
製作者が不用意に作った設定やキャラクターなどが必ず足を引っ張る。
それをなかった事にせず、ストーリーを継続するって困難を極めると思うぞ。
が、そんなことをすればその作品の少なからずいるファンは怒るだろう。
「関係ねー奴が横からしゃしゃり出てきて
俺の好きな作品を勝手になかった事にしてくれてんじゃねぇよ」
ってね。
だが「貝獣物語」を本気で再生させるのならそれぐらいの荒療治は必須!
逆にどうすれば今までの悪しき設定を抵触せずに復活の目を生み出せるんだよ。
なら、なかったことにした方が簡単で早いし、その後もそれらの設定を配慮せずに済む。
方法としては単純に『ポヨン』の夢とかにして…
丁度、開発会社「バースデイ」の作品に
悪夢から覚まさせる「ドリームマスター」がある。
後は「じゅうべえくえすと」の主人公がタイムパトロールらしいから上手く消滅できるだろ。
「じゅうべえくえすと」自体、
「ゲーム中のストーリーは全て間違った歴史だから抹消するわ」
って話だからね。
実質、「じゅうべえくえすと」は『主人公たちの思い出作り』に過ぎなかったって訳だ。
別に問題なかろう。
・仲間の『貝獣』豊富な選択
「大貝獣I」では裏B助っ人で様々な『貝獣』がいた。
『パタパタ』『トンガリ』『メロディ』『ジーサ』『ヘケメケ』など
これらのキャラと入れ替えが可能な形とする。
裏B助っ人は仲間にしなくても別にクリアできますって存在だからね。
『パタパタ』は洞窟内で岩を乗せたまま放置してもいいし、
『トンガリ』は洞窟内で岩があって閉じ込められたままにしてもいいし
『メロディ』は魚に飲み込まれっぱなしでも問題ないわけだ。
悲しすぎるわ。
人間キャラはせいぜいB助っ人ぐらいで丁度いい。
『キララ』はフィールド上の水を凍らせて歩くことが出来る。
『トキア』は火事に対して雨を降らせて鎮火させる事が出来る。
『リンダ』は幽霊から情報を聞き出したり、悪霊を成仏させる事が出来る。
それぐらいでも十分にキャラは立つだろ。
・魔王復活しても住人はあまり気にしていないような緩めのストーリー
例えば「貝獣物語」だとこんなイベントがある。
・『酒』を渡すといなくなってしまう『ゴブリン』
・『早口メダル』という免許皆伝の印を持っている事で新しい船をもらえる。
・泉に『鉄の斧』を投げ込むと『天女』が出てきて正直に答えるとアイテムをくれる。
・人魚に求愛を迫る『ダゴン』という半魚人
・酒場で吐く老人
一応、魔王が復活して人々を虐げているという話だが
敵も味方もそれぞれの生活をしているって感じがして好きである。
・『スタンプラリー』『我が町』などメインストーリーから外れたサブ要素
これらは「大貝獣物語」の要素であるが
上記の緩めであればサブ要素を充実させてもいい気がする。
「大貝獣物語」をプレイして感じたのだが
ストーリーの重さに反したサブ要素である。
「人がいっぱい死んだりしている中、町中スタンプ探しをしていていいんかな?
ガーディアン村はそこら中に死体が転がってんだぞ」
「我が町作ったってそこにいる住人みんな殺したり栄養分にすりゃいいって思っている連中が
近くにいる中で町なんか作ったってすぐに踏みつぶされるだけだろ」
緩めのストーリーにすればこそ魔王を一旦放置して寄り道したって許される感じになったんじゃないのかね。
所詮、ただのにわかゲーマーの実現性のない妄想にしか過ぎないけどさ。
はぁ…
[4]最後に
……。
貝獣たちの画像を眺めて癒されてました。
先日、「ポケットモンスター」の製作会社である「ゲームフリーク」のキャラデザイン
「杉森 健」氏の画集が丁度、2014年5月27日に発売される事を知った。
「貝獣物語」の約半年後に発売された『クインティ』を含んだ画集のようだ。
(貝獣、1988年11月18日発売。クインティ、1989年6月27日発売)
髭人は「貝獣」ほどではないにせよ「クインティ」も好きだ。
「もし『貝獣物語』が今でも存続していたのなら
『野中 俊也』氏の画集も発売されていたんだろうな…」
(「野中 俊也」氏とは
「貝獣物語」のキャラデザインや上記の挿絵など手がけた方だ)
そんな「杉森」氏の画集の情報について書かれている画面を遠い目で髭人は見ていた。
「ポケモン図鑑」があるように
「貝獣図鑑」なる本が出ていたら髭人は1日中眺めていて妄想してニヤニヤしていたんだろうなぁ…
『貝獣』に触れたらどんな感触がするのだろうか?
海の生物だからヌルッとしているのか?
肉球のようにプニッとしているのか?
案外、猫の舌のようにザラザラしているのか?
悲劇や感動なんてなくって良い。
髭人は彼らの感触をプレイしていて伝わって来るような作品に触れたかった…
ハッ!!
「貝獣物語」のポヨンの出発地点『バンデルベルデ城』のとある女の子に話しかけると
女の子「触らせて。プヨプヨしてカワイイ!お礼にキスしてあげる!」
初代で出来ていたんだよな…
で、「大貝珠物語II」の『ギャブロ』は上記のように気持ち悪がるという…
はぁ…
俺はよ。「大貝獣物語」を
『貝獣』好きによる『貝獣』好きのための『貝獣』主体のゲームを
プレイしたかったんだよぉぉぉぉぉ!!
「貝獣物語」シリーズに触れたければ
髭人にとって神ゲーである初代をプレイするかな…
『リッキー(主人公)』『クピクピ』『ポヨン』『バブ』
のフィギュアを乗せた上記の地図が涙でグズグズに濡れるだろうがな…
あ、「涙の密書」の涙を流すガイコツは俺だったんか…
最後に…
子供からお年寄りまでか…
子供がゲームをプレイし、
じいちゃん、ばあちゃんが初代「貝獣物語」の地図に載せた貝獣達のフィギュアを
座標通り動かす。
これが真なる子供からお年寄りまで愛される「貝獣物語」だったんじゃないのだろうか?
1人で始まった冒険。
それから3匹の出会いがあり
みんなとの冒険が更に始まる…
何かワクワクしません?
それこそが「貝獣物語」の真の魅力だったんじゃないんかい?
『貝獣』が今でも存続していれば貝の特産地なんかが
PRキャラクターとして起用してくれたかもしれないなぁ…
髭人は『貝獣』が何より本気で好きなんだよ…
最も好きなのは貝獣の『バブ』だと!
『火の貝の勇者』つまりプレイヤー自身への想いが他の誰よりも強い『バブ』が!
ここは「大貝獣物語」で唯一、大好きな要素だ。
本当に大好きだ!今も変わらずに!!
俺も月を見た時、お前を思い出しているぞ!!
………
全てはもう過ぎ去った事か…
言いたい事はここで言い切った。
さて本当にこれで締めるとしよう。
こんな見苦しい長文を読んでくれた全ての方に感謝と共に…
さよなら…
『貝獣』たち…
さよなら…
髭人が心から愛した
「貝獣物語」
コメントさんきゅーです。
完全に歪んでいますが私の貝獣愛を少しでも感じていただいて幸いです。
作り手側が路線を完全に間違えているんですよね。
可愛いキャラでグロ残酷展開。
生みの親がそうしたいのなら勝手にそうすればいいのですがね。(俺は納得いきませんが)
問題なのはそれを世間に浸透しようとしたところですね。
便所の片隅で好きなヤツだけが数人で盛り上がっていればいい物を
文化祭のクラスでの出し物として学校中に流行らせようとして盛大に滑ったという結果です。
世間に流行らせたいのなら受け入れやすい物を作らんかい!!って所でしょうか。
「貝獣物語」はシステムなどにいろいろと問題はありますが楽しめるゲームです。ハードオフを巡っていれば完品は見つかると思います。
是非ともプレイしてみてくださいね~!
ほら、「星を見る人」みたいに。
コメントさんきゅーです。
おお!RPGツクールで
我々が求めた「貝獣物語」を作りたくなったですと!?
素晴らしい!
「星をみるひと」
ファンがリメイクしたのが好評らしいですね。
是非ともそれを超えるような作品になるように祈っておりますぞ!
自分語りも入りますが、私も大貝獣物語好きなので語らずにはいられませんでした。
お目汚し失礼します。
私が大貝獣物語の出会ったのは幼稚園のときに近所のお兄さんがやってるのを見せてもらった時でした。
そこから親にねだって買ってもらった大貝獣物語Ⅱがはじまりでした。
おそらく小学校低学年の頃だったと思います。
当時は幼かったこともあって、敵の強さ、鬱々としたストーリーに幼心ながら恐怖心を覚え途中で放り投げていました。それでも子供ながらに貝獣のかわいさ、BGMの素晴らしさはずーっと心に残っていました。本編が重たい話で怖い印象がありましたが、キャラの可愛さ(個人的にはⅠの主人公よりⅡの主人公のデザインが好きでした> <)があって悪い印象は抱いてませんでした。だからこそカード、ゲーム(MOZ)、ボードゲーム(もありましたよね?)は買ってもらって遊んでました。
子供向けっていう意味ではカードゲームも良かったと思います。ボンボン、読んでましたし。展開がうまくなかった感は否めませんが。。
それから大人になってもずーっとクリアしてなかったことがもやもやしておりプレイ動画を見たりしてましたが、つい最近SFC を買い戻しⅠをプレイしはじめました。クリアしたらⅡも購入して幼少の頃果たせなかったクリアをしたいと思っています。
筆者さんが言うような貝獣にフューチャーした貝獣物語も見てみたいものです。
あれだけ愛らしいキャラクターを産み出したのに続編もなく、会社も無くなってしまった現状が非常に残念でなりません。
1ファンとしてできることはあまりありませんが、貝獣シリーズをこれからも愛していきたいと思っています。
長文失礼しました。
個人的にはクピクピが好きです。
コメントさんきゅ~です。
激長文の私情でまくりの極めて見苦しい記事をご覧いただき感謝いたします。
しょっぱなが「大貝獣2」とはなかなか珍しいのではないのでしょうか。
確かに、キツイエンカウント率やお話の厳しさで投げ出すに値するゲームですわ(苦笑)
発売した「ハドソン」はなくなりましたが
開発担当の「バースデイ」はありますよ。
ただ、「大貝獣物語」の権利的には「ハドソン」を合併吸収した「コナミ」が持っているでんしょうかね。
となると絶望的と言わざるを得ませんが…
貝獣、いいですよねぇ…
過去のイラストなんか眺めて癒されますわ。
今、大貝獣1と2をプレイされているとの事で
ここで書かれている通りの内容ですので
十分に覚悟をしつつクリアまで頑張ってくださいませ。
「えぇ~くぅ~さぁ~い~よぉ~!?」
貝獣に思い入れがあるならキツいかもしれませんが、私は大貝獣は好きですね。鬱な展開でも前を見て進むのがいいです。
コメントさんきゅ~です。
鬱な展開でも前を見て進もうとする意志があるとは卵殿は前向きで心がお強いですな~。
と言いつつ、前に進まざるを得ないんですよね。自分の世界に帰るためには…
私は貝獣に対しての思い入れが強すぎるもので…偏った意味で(苦笑)
かなり前に「画龍」という名義で書き込みましたが、現在では此方のNHに変更しました。
大貝獣はⅠはやっておらず、Ⅱをプレイしてクリアしました。それ以降のシリーズはやってません。「なんでこの路線なの?」という疑問しかなかったものでして。
頭おかしいエンカウント率と演出の冗長さに呆れつつ、よくクリアしたなと自分でも思います…w
特にロボットが単独で戦うところは、ダンジョンの異様な長さで心が折れそうでしたよ。
キャラや世界観や音楽が好きだったから、それで続いていたんだと思います。
そしてご指摘の通り、ギャブロの最後と、愛犬の末路は同じことを思いましたね。
おそらくですが、スタッフ達がやりたいことと、プレイヤーが求めていたものが、悉くかみ合わなかったのだと思います。
2021年になっても大貝獣Ⅲが結局世の中に出てないのが、このシリーズの結末を語っているようで、複雑な気持ちでもありますね。
閑話休題
…記事を読んでいて思い出したのは、近年、とあるアニメが、杜撰なスタッフが暴走したせいで、終盤で雑なガバ展開を導入し、それまで高評価だったのを一気に覆してドカっと低評価におちてしまった件でした。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」っていうんですけどね。
こちらもこちらで、アレなスタッフどもの盛大な勘違いとご都合主義と依怙贔屓、そして脚本家がとあるキャラに自己投影してめちゃくちゃにして、各所で炎上したんですよね。
任侠モノをやろうとして盛大にコケた悪しき例です。
記事内の『あのストーリー展開はもしかしてアレで感動路線を目指したつもりなんだろうか?』という言葉が、鉄血にもそっくりそのままブっささってると思います。
結局のところ、貝獣Ⅱも鉄血も「王道がなぜウケるのかを理解できない人間には、本当に面白いものは作れないのでは?」と感じました。
コメントさんきゅ~です。
「I」をやらずに「II」をプレイというのも珍しい。
とはいえ、「II」をクリアしたという時点で苦楽を共にした戦友という気持ちになりますわ。
作り手の貝獣に対してのイメージと
ゲームストーリーとの乖離具合がひどかったですわ。
同じ人が作ってんのかと思えるぐらいに…
「鉄血のオルフェンズ」
私も最初から最後まで見ましたよ。
気分であれこれストーリーを曲げているように感じましたね。
『マクギリス』がバエルバカになる所とか…
続きがまるで作られませんが最終的に「止まるんじゃねぇぞ」が視聴者の心に刻んだんだからいいんじゃないでしょうかね。
「大貝獣I」の『バイオベース』という共通点と言えますかね。