髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「パチコン」 レビュー (ファミコン)

2016-06-24 21:00:49 | ファミコンレビュー
パチンコゲーム
8ビットのファミコンの移植作品
開発はベアーズ
東芝EMIから発売
1985年11月21日発売

特徴

2種のパチンコ台から同種120台の台数の中から選んでパチンコ出来る。

「既定の玉数を出す時間を競うモード」と「制限時間内に玉を多く出すモード」がある

あらすじはなし

5点

良い点
・特になし

悪い点
・無心になる

悪い点の解説
・無心になる

このゲームをプレイしているとまず無心になる。
その無心になる理由を説明しよう。

①BGMなし
②効果音しょぼい
③演出しょぼい
④楽しませる工夫なし

 ①BGMなし
  タイトル画面で10秒ほど音が鳴るがゲーム中なし

 ②効果音なし
  羽根が動いた時に『ピロロロ~♪』と鳴るぐらいで後は
  パチンコ玉を弾いている時だけ『サラサラ~♪』と小さい音で

  「俺はお茶漬けでも食っているんだろうか?」

  という錯覚に陥る。

 ③演出がショボイ
  3桁のスロットがあるのと羽根みたいのが開くぐらいで
  大当たりしたところでコレと言って…

 ④楽しませる工夫無し
  玉詰まりを起こしたときに人形みたいのが出て来て
  人形を動かし、玉を拾ってオープンと書かれたところに動かすんだけど…
  動かすだけでしかなく、

  明確な目的とか目標はあるけど

  「達成したから何なん?」

  ってなっちゃうんだよな…




プレイしていて

「感情の起伏がまるでないゲームもある意味新鮮だな」

と、実感した。
ゲームというよりはシミュレータと見る方がいいかもしれない。
パッケージに笑顔の少年がいたが、とてもじゃないがこんな顔にはなれない。



そうだな…

子供「お父さん、ファミコンソフト買ってきてくれるって言っていたな!」
父「息子よ。ファミコン買って来たぞ!これだ」
子供「やった―――!ファミコンソフトだ!へぇ~!『パチコン』って言うんだ。
  クラスの誰も持っていないぞ!やってみよう!」

と、ソフトを本体に差そうとしている時点での子供の顔って所だろうか?
プレイしたらものの5分で無心となる…南無。

パチンコ依存症の人にパチンコをやめさせたいって人に効果的なんじゃなかろうか?
強制的に1時間もプレイさせれば

「もうパチンコなんかやりたくない!」
「パチンコなど見たくもない!!」

なんて言い出すかもしれない…
いや、喉から手が出るほど今の演出過多のパチンコを欲するかもしれないかな?


一応、面白いと思った点があるとすればパチンコ台は2種で合計240台ほどがあるが
台の番号は370番まで存在する事だ。


「抜けている番号があるって事?どういう事なん?」

って話になるがこの台数番号で「4」と「9」が存在しないのだ。
つまり

「1」「2」「3」「5」「6」「7」「8」「10」「11」「12」「13」「15」…

となる。

「死」と「苦」を連想させるからって事なのかもしれない。
確かに、昔の駐車場で4番が抜けている所は結構見た事がある。
だから昔のパチンコではその台数が抜けていたのかもしれない(私は知らん)

そう考えると昔、流行ったネタ。
「世界のナベアツ」の「3」と「3の倍数」を言う時アホになりますネタを軽く思い出した。


髭人「『4』と『9』が付く時だけアホになります。

 1、2、3、5…ん?6、7、8、10、んん!?11、12、13、15ぉぉ!?
 (ま、まぁ、いい…40番台まで来たら連続で…)
 ……。36、37、38…
 ご、ご、ごご、50ぅぅぅぅぅぅ!?」

という事になる。
全世界にあふれるパチコンファンの方、是非ともネタとしてご利用ください。
(いねーよ)


ここからがネタバレ






















ここからがネタバレ


さて、このゲーム。
中のデータとして開発者の愚痴が入っている。
企画側と作り手側の考え方の不一致の結果だろう。
ただ、作り手側もつまらんと思いながら作った結果のようだ。

しかし愚痴と言うと「えりかとさとるの夢冒険」を連想しがちだが
そっちに比べればカワイイものである。(単に「えりかとさとる」の方が異常過ぎるだけだが…)

ってか、検索すると「開発者の愚痴」って意味で「えりかとさとる」の方もヒットするんだよな。(苦笑)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿